Vaundyが"音楽をやる意味"とは?アイデア具現化のプロセス解説にも「言葉選びがレベチ」「ホントに25歳!?」驚きの声 【日曜日の初耳学】

日曜日の初耳学 復習編

2025/12/18 16:07

ストリーミング再生数10億回以上の「怪獣の花唄」などのヒット曲を持つアーティスト・Vaundyが12月14日、「日曜日の初耳学」に登場。林修を聞き手に、楽曲制作のプロセスやモノづくりへの思いを語った。今回は史上初の「情熱大陸」とのコラボ企画。「日曜日の初耳学」のインタビューと「情熱大陸」の密着映像で明らかになったVaundyの非凡さに、視聴者からも「考え方と言葉の説得力がすごい」「言葉選びがレベチ!」といった驚きの声が上がった。

■「歌詞を書いている時、もう一人いるんです」
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現在25歳のVaundy。2024年のカラオケランキング1位になるなど多くの支持を集める「怪獣の花唄」は19歳で作ったといい、「『怪獣の花唄』はライブのため、みんなに歌ってほしくて作ったので。こうやって受け入れてもらえて、一番いい状態になったんだなと思います」と満足そうな表情を見せた。

視聴者の注目を集めたのは、そんなVaundyが楽曲制作の裏側について語った場面。「歌詞を書いている時、もう一人(自分の中に)しゃべっている人がいるんです」「曲を作っている時、歌っている時、しゃべっている時と、別の思考を持っているイメージ。しゃべりながら理論を構築している感じです」と、ステージごとに複数の異なる思考を使い分けていることを明かした。

さらに、「怪獣の花唄」の具体的な歌詞にも言及。この曲は、タイトルが「怪獣の花唄」なのに対し歌詞に登場する言葉が"怪獣の歌"であることからさまざまな考察を呼んできたが、Vaundyによると「"(怪獣の)歌"を歌っている子(主人公A)と、それを見ている主人公Bがいるんです。怪獣の歌を聴いて、(その歌い手とは別の人物によって)"怪獣の花唄"ができた、っていう曲なんです」と語った。

「怪獣の花唄」の歌詞の中で、時空を超えた2人の人物の視点が交錯しているという本人解説に、さすがの林も「ちょっと休憩とって家でもう一回考えていいですか(笑)」と混乱ぎみ。視聴者からも「怪獣の花唄と怪獣の歌があるって今知った(笑)」「奥が深すぎて驚いた」「Vaundyの思考どうなってるの!?」と、驚きの声が飛び交った。

そんなVaundyにコメントを寄せたのが、テレビに滅多に登場しない山下達郎。夫婦でVaundyのライブに通うほどのファンだと言い、「ものすごく先が楽しみな人ですね」と、その才能を絶賛。「もしステージをやるなら、めちゃくちゃうまい人を見つけてやるべきだと思います。そうすれば、1人でやっていた世界が現実に再現できる」とアドバイスを送った。

■Vaundyが考える"モノづくり"のプロセスとは?
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楽曲のみならず、CDジャケットやMV監督、ライブグッズデザインなど、モノづくり全般に情熱を注ぐVaundy。「生きることもモノづくり。何でもやりたいだけなんです」と語り、CDジャケット用イラストの原画やグッズのデザイン画などをテレビ初公開した。

モノづくりのプロセスについては「頭の中にあるものは、いい状態。仕事にする人としない人の違いは、それを現実にアウトプットできるか。たいがいはアウトプットできないんです。なぜかというと、指がついてこない。ギターが弾けないとギターのフレーズが思いつかない。歌がうまくないと、新しいメロディは生まれない」と、想像したものを実現できることこそが重要だと力説。

そして、「より効率的ですごいものを作るなら、脳より先に筋肉が運動しないといけない。それを目指しています」「アイデアがパチンと出た時、自分が自覚する前に動けるように筋肉を鍛えるんです」と、身体を使って動くことの重要性についても熱く語った。


■音楽の持つ力とは...「その人の"リズム"を崩したい」
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幼少期は、悩みが多かったという。「ものを作ること自体が、僕の闇の中に光を照らすものだったのかなとは思います」と、楽曲をはじめ"モノづくり"をする理由を赤裸々に語った。

"音楽"が持つ特別な力に言及する一幕も。「みんな悲しいことベースで生きていて、その中に笑いがあって、そのリズムが崩れて楽しく見える。崩れた部分が気持ちいい、それが人生だと思っているんです。笑いでビートを崩していくのが人生。僕は、崩し続けたいと思っています。そうしないと、悲しいリズムが前に出てきちゃう」と、独特の表現で語った。

2026年は、男性ソロアーティスト史上最年少記録となる4大都市ドームツアーを控えている。「僕がやることは一緒です。うまく歌う、(聴く人を)楽しませる。その時一瞬でも、その人の"リズム"を崩す。叫んだことがないヤツを叫ばせる。楽しんだことない人を楽しませる。(コンサートが)"人生を崩す日"になってほしい」と意気込みを語り、インタビューを締めくくった。

Vaundyが語った"音楽を奏でることの意味"に、視聴者からは感嘆の声が続々。「考え方と言葉の説得力がすごい。」「何でこんなにも心にスッと入ってくるんだろう。言葉選びがレベチ」「笑いでビートを崩していくのが人生ってすごく素敵なフレーズ。飽きてた人生また楽しめそう」「初耳学見て泣くとは...」「ホントに25歳!? 噛みしめたい言葉をありがとう」といった声でにぎわった。

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このほか、カメラ好きなVaundyがスタジオのムービーカメラに大興奮する様子や、プライベートでも仲良しのミュージシャン Jeremy Quartus(Nulbarich・JQ)も登場してのリモートトークで見せる無邪気な笑顔など、Vaundyの素の魅力も詰まった<インタビュアー林修 Vaundy編>はTVerで配信中。

(MBSテレビ「日曜日の初耳学」2025年12月14日放送より)

無料見逃し配信はTVerで2026年1月11日(日)まで
Vaundy 編!

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「日曜日の初耳学」はMBS/TBS系で毎週日曜よる10時放送。
公式HPはこちら。

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