12月14日・15日の2夜連続で放送されたMBS・TBS系『情熱大陸』。令和の音楽シーンを牽引するマルチアーティスト・Vaundyに密着した映像が、大きな反響を呼んでいる。放送中からSNSでは「次元が違う」「モノづくりへの執着に圧倒された」といった声が相次ぎ、トレンドを席巻。視聴者の熱い余韻を繋ぐように、TVerでは2026年1月4日(日)までの期間限定で見逃し配信が行われている。
◆【第1夜】「作るモノへの不敵な矜持」──。孤独な秘密基地で研ぎ澄まされる感性
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第1夜では、国内での楽曲制作から全国ツアーの舞台裏に密着。プライベートスタジオで見せたのは、ドラムのリズムから一人で緻密に音を積み上げていく地道な作業だ。
Vaundyは自身の美学について、「僕は自分のことを、カッコいいと思って生きたことがない。だからその分、自分が作るモノがダサいと言われるのがすごく嫌だった」と、表現に対する剥き出しの執着を吐露 。その言葉通り、納得がいくまでレコーディングを繰り返し、時には一曲に6時間を費やすこともあるという 。絶えずギリギリまで自分を追い込むストイックな姿が映し出された 。また、ライブ直前には上半身の緊張を解くためにトレーナーとミット打ちを行い、ステージに立てば熱いパフォーマーへと変貌 。全身全霊で歌いきる姿に、視聴者からは「ヒット曲の裏にある狂気を感じた」「25歳でこの完璧主義は凄すぎる」と、その圧倒的な熱量に驚きの声が上がった。
◆【第2夜】菅田将暉との邂逅、そして聖地アビーロードで示した"侍"の気概
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第2夜では、盟友・菅田将暉との対談や、世界屈指の「アビーロード・スタジオ」でのレコーディングの様子が公開された 。 かつてVaundyが楽曲提供とMV監督を務めた縁を持つ菅田将暉との対話では、日本のエンターテインメントの現状について「ナメすぎだと思う、お客さんを」と、クリエイターとしての危機感と矜持を露わにする場面も 。二人の深い信頼関係から漏れ出た本音に、SNSでは「同世代の二人がエンタメを背負おうとする覚悟に震えた」といった感想が溢れた。
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さらに、イギリス・ロンドンでは、ビートルズも愛したアビーロード・スタジオで、番組『世界遺産』の新テーマ曲「軌跡」のレコーディングを敢行 。超一流の演奏家たちを前に「マジ、侍やべぇって思わせたい」と語る姿は、一人の音楽家として本場のプロフェッショナルと対等に渡り合おうとする気概に満ちていた。
◆視聴者に刺さった「25歳の現在地」:恩師の教えと次世代への言葉
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番組全体を通し、視聴者の心を打ったのは彼の揺るぎない哲学だ。その原点は、高校時代から通った音楽塾「ヴォイス」にあった。
Vaundyは、がんに倒れた塾の創設者であり恩師の西尾芳彦さんから受け取った「唯一無二であれ」という教えを今も深く胸に刻んでいる。母校で行われたワークショップでは、プロを夢見る生徒たちの前でアドバイスを送る場面も。「みんなはもっと自分を認めてあげていい」と、個性の尊重と自己肯定の大切さを説く彼の言葉は、後輩たちの背中を強く押した。
どんな細部も人任せにせず、すべてを自らの手でコントロールしようとする姿は、単なる完璧主義ではなく、恩師の教えを証明し続けようとする「執念」そのもの。視聴者からは「天才の正体は、圧倒的な努力と恩師への深い敬意だった」「教え子に語る言葉が、自分自身にも突き刺さった」といった声が続出した。
現在、この2夜にわたる記録はTVerにて配信中。25歳のVaundyが、世界を見据えて刻んだ「覚悟」をぜひ目撃してほしい。
(MBSテレビ「情熱大陸」2025年12月14日・15日 放送より)
無料見逃し配信はTVerで2026年1月4日(日)まで