ランドスケープデザイナーが伝授!失敗しないグリーンの育て方

エンタメMBS

2022/06/13 17:00

6月11日(土)午後5時~MBSテレビで放送された『住人十色』は、建築家兼造園のプロの住人(アルジ)宅を紹介。住宅密集地で人と緑が共存する生活からインドアグリーンを上手に育てるコツまで伝授した。

 舞台は東京都大田区。 住人(アルジ)は40代の夫婦と19歳の1人娘。住宅密集地に建つ3階建ての自宅はスタイリッシュな外観で、特に家の周囲360度を覆うグリーンが目を引く。

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 建築家である夫は「ランドスケープデザイナー」と呼ばれるグリーンのスペシャリストとしての顔も持ち、渋谷の商業施設など数多くの施設の造園設計を手掛けている。グリーンにハマったのは20代の頃で、結婚後も賃貸マンションで緑に囲まれた生活を送っていた。しかし日照不足で枯れてしまったことから、「屋外だけでなく、インドアでもグリーンが育つ環境がほしい」と考え、3年前に現在の家を完成させたのだった。

 部屋全体を45度ひねった!?
 メインスペースは3階にある24帖のリビングダイニングキッチン。天井まで届く大きな窓からは太陽の光がさんさんと降り注ぎ、グリーンもすくすくと育っている。室内に光や風を取り入れるためにも、家には開口部を設けたかったというが、周囲は住宅密集地でプライバシーの問題があった。そこで、家に対して部屋全体を45度ひねった形に設計。隣家の視線を避けつつ、大きな開口部を設けることができた。
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 さらに、45度のひねりに加えて一角にルーフバルコニーを設置。これにより隣家との距離が生まれ、住宅密集地とは思えない開放感も手に入った。
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 キッチンは、部屋全体を45度ひねったことで、三角形の空間になっている。意外にも使い勝手は良く、「料理の動線が取りやすい」と妻からも好評だ。

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 リビングの天井高は最大4メートルもあり、「セローム」という2メートルほどに成長した木など、様々な種類のグリーンが置かれている。中には、20歳のときに初めて買った27年物のグリーンなんていうものも。植物のスペシャリストである夫曰く、インドアでグリーンを育てるうえで必要なのが水と光。

さらに、見落としがちなのが

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「ホコリ」対策だそう。

葉の上にたまるホコリをそのままにすると虫や菌の温床になるため、定期的にホコリを拭くことで、植物の養分を吸う天敵がいなくなり元気に育つのだとか。

また、暖かい日には、グリーンを外に出して風でホコリを飛ばすことも有効なのだとか。

 
 初心者でもできる植物の養生とは!?
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 1階は、夫の仕事場兼グリーンの養生場。「養生」とは、病気や元気のない植物を蘇らせる治療のことで、自宅のものだけでなく友人から預かり治療することもあるそう。そこで造園のプロである夫が、初心者でもできる植物の養生方法を伝授。

それは、植え替え、引っ越しやグリーンの置き場所を移動した時は、思い切って植物を短く剪定し、新しい環境に慣らすことが重要だとか。

 初心者にも育てやすいインドアグリーンとは!?
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「チャラン」「ツピタンサス」「ポトス」をおススメする夫。実はこの3つの植物には育てやすいある共通点があるという。

 この家に住むようになって「とにかく日当たりがいいので、緑を通して光を感じられるのが気持ちいい」と妻。夫も「季節のうつろいを体感できるのがすごく得してると思う」と満足する。 
     ◇
『住人十色 』~家の数だけある、家族のカタチ~は、MBSテレビで毎週土曜日 午後5時~5時30分放送中!

MC:松尾貴史・三船美佳
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