丸アーティスト・神田葵 #470 2025年09月07日(日)放送

今回の主人公は、丸アーティスト 神田 葵さん。
人の心や世界の幸せを願い、丸を使って表現する神田葵さん、アーティスト名 maruさんです。手がけるのは、アート作品から日用品まで。触れた人の心の角が取れ、丸く丸くなっていきます。神田さんは、京町屋のあじき路地にアトリエ「en」を構えています。創作のヒントは、京都の自然。川の流れや山の曲線から循環や調和のイメージを受け取り、作品に反映。下絵はなく、白アクリル絵の具を使いフリーハンドで描きます。良い丸、悪い丸はなく、その丸の個性や魅力といい、作品には名前をつけません。
自由に感じて欲しいという願いがあります。高台寺の塔頭の一つ、岡林院にご縁があり、ご本尊をイメージして描いた掛け軸を奉納しています。住職は、禅宗では丸に意味があり、神田さんの作品との繋がりを感じると言います。
神田さん、誰もの目に触れられ、国籍を問わずに多くの人が、気づきのある新しい試みのアートに挑戦。考えたのが金剛寺の参道に、雨が降った時にだけ、丸が現れるアート。
天気の良い日に、参道に丸を描き見えなくなるまで乾燥させます。
雨に見立てた水を注ぐと、、、そこに、丸が表れました。
雨が降ったからこそ出会える丸、雨は悲しい気分のものではなく、心の在り方で雨が魅力的に受け取れるのではないかということを伝えたいそうです。
丸は、とらわれのない心。丸のアートにふれるだけで、幸せを感じ世界平和へと導く、そんな丸を制作し、世界へと発信していくのが、神田さんの夢です。



【INFORMATION】
HP
http://www.aoien.info

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