京人形司 十四世面庄 面屋庄甫|京人形司 三宅啓介 #198 2020年05月03日(日)放送

今回は2人の京人形司をご紹介します。

まずは京人形司 十四世面庄 面屋庄甫さん。かつて創作に行き詰まった面屋さんは、インドを訪れ貧しい暮らしを営む人々に心揺さぶられます。帰国後、粗末なサリーをまとった女性の連作、インドシリーズを発表。身体を隠すことで逆に浮き彫りになる人間の内面を表現しました。
初夏、面屋さんは新作のモチーフを探し、南山城村の農家を訪ねました。創作意欲を湧き立たせるために重要なのは、本物を手にし、触れ、見ること。果たしてどんな作品が出来上がるのでしょうか?

雛人形や五月人形を手掛ける京人形司 三宅啓介さん。
京人形は分業制で、顔を作る頭師、手足を作る手足師などに分かれ、三宅さんは全ての部材を組み上げ衣装を着せる着付師といわれる職人です。
西陣織の生地を数百のパーツに裁断・縫製し、人形に着せつける丁寧な仕事は京人形ならでは。そんな三宅さんが今力を入れているのが『甲冑バッグ』。五月人形の甲冑に用いられる縅(おどし)と呼ばれる紐の組み方を取り入れた斬新な鞄類です。新しいクールジャパンの創造と京人形の可能性を追求しています。


【INFORMATION】
面屋庄甫
〒605-0953 京都府京都市東山区今熊野南日吉町53-17

京人形 み彌け
〒611-0042 宇治市小倉町南堀池103-53

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