「アドプランツコーポレーション」代表・増永滋生 #459 2025年06月22日(日)放送

百人一首の歌枕で知られる景勝地・小倉山。しかしマツ枯れや獣害によって山は荒廃、椎の木に覆われた暗い森になっていました。
アドプランツコーポレーション代表の増永滋生さんは、15年前から小倉山のアカマツの再生に取り組んでいます。植樹、除伐、外来植物の駆除、清掃、道の整備などボランティアスタッフとともに地道に作業を続け、今では新しいアカマツが命をつなげる明るい森に生まれ変わりました。

増永さんは、嵯峨野の歴史的風土特別保存地区にある竹林や水田の再生にも力を入れています。かつて足の踏み場も無かった放置竹林を整備。伐採した竹の幹はチップにして発酵させ肥料に。竹の葉っぱは、京都市動物園に象のエサとして提供し、象の糞を堆肥化して肥料にしています。そうした肥料を、耕作放棄地だった田んぼに入れ、循環型有機農業に取り組んでいます。

副産物のタケノコはカレーの缶詰にしたり、アカマツの松ぼっくりフレーバーのクラフトビールを作ったり、収穫した米を「古今嵯峨米」ブランドとして商品化。収益を保全活動に役立て、地域に還元する仕組みを作っています。

"千年続く風景を、次の千年に"増永さんの仕事と思いに迫ります。



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