「竹又 中川竹材店」十一代当主・中川裕章 #97 2018年04月15日(日)放送

京都において「竹」は、昔から犬矢来や、家屋と道のしきりに使われるなど、庶民の生活に密着した存在。竹のある街並みは、今も続く京都の風景の一部とも言えます。そんな竹製品を製作しているのが創業元禄元年、330年の歴史を持つ「竹又 中川竹材店」。中川裕章さんは、その老舗の十一代当主です。

一人前の竹職人になるには「竹割り3年 編み8年」といい、10年以上もかかると言われていますが、中川さんが家業を継いだのは30歳の頃。住宅メーカーで勤務していた経験を活かし、創業から続く竹垣や小物の製作はもちろん、竹を使った空間演出にも力を入れてきたといいます。

中川竹材店は、京都迎賓館の中庭に設えられた竹穂垣や黒文字垣、神社仏閣の設えはもちろん、竹かごなどの小物も製作。今回は竹工芸士の仕事や、中川さんが取組みも取材し、その生き方を紹介します。

【INFORMATION】
竹又 中川竹材店
〒604-0962 京都市中京区御幸町通二条上ル達磨町592

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