京釜師・吉羽與兵衛 #88 2018年01月28日(日)放送

京都には女人禁制の工房で作られる「京茶釜」があります。茶釜とは茶道において茶室で湯を沸かすためのもの。中でも京都で作られるものは「京釜」と呼ばれ、特別な存在だといいます。

茶釜作りの作業前、職人は火の神様に祈りを捧げ、神事のごとく酒で工房を清めます。千利休が茶の湯文化を確立したことで、京釜は日本中で知られるようになりましたが、作品に師の名前はいれず、その質感で師の個性を出していくのが流儀となっています。

京釜師・吉羽與兵衛さんは90年以上続く茶釜師の三代目。吉羽さんは京釜のよさを世の中に伝えるため、フランスのデザイナーとのコラボ商品なども製作。また茶室をとびだし、持ち運びしやすいケトル作りなどにも取り組んでいます。
そんな吉羽さんが考える京釜の未来とは?

【INFORMATION】
京茶釜 吉羽與兵衛 工房
〒601-8042 京都市南区東九条西御霊町3

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