BLOG里山の習慣2020.01.13

宇野地区の新年会にて

本日は、私が住んでいる宇野地区の新年会があり参加してきました。

地区には公民館はなく、お寺に集まります。

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朝一、お寺の横にある八幡神社にて、宮司さんに祝詞をあげてもらいました。

宮司さんが帰ったあとは、今度はお寺の中に入って、仏壇の準備。

そしてご住職にきてもらって、お経をあげてもらいました。
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慌ただしく一通り儀式が終わったあとは、新年会。美味しいお料理とお酒を頂いて、地域住民の懇親を深めました。

そのあとは、お隣さんのお呼ばれして、もう一杯。

完全に飲み過ぎました・・・。



いやーそれにしても、日本人の宗教観って不思議です。

神道の行事をした直後に、仏教の行事をする。

海外で例えるなら、キリスト教のお祝いをした後に、イスラム教のお祝いもするって感じなんですかね。

ベースには多神教である神道の八百万の神への信仰があって、仏様もその中の神様だからOKって感じだと私は認識しています。

私が外国人から"どの宗教を信じていますか?"と問われたら、

"特定の宗教は信じていませんけど、仏教と神道をなんとなく信じています・・・。"

と曖昧な答えをするかと思います。

この宗教観は科学や経済の発展、戦後教育、歴史の背景、オウム事件などいろんなことが影響していることに、加えて、仏教や神道が生活や文化の中に馴染み過ぎているから、曖昧になっているように思います。

私はこの曖昧な感じ結構好きです。


京北では過疎化が進んで地域の伝統文化が失われつつあります。
文化継承は曖昧なままにせずに、ちゃんとしたいものです。

次世代でも伝統行事が続けられるように、本質的なものは残しつつも、人が少なくても出来る、今の形に変える必要があるのかもしれませんね。