BLOG里山の習慣2019.02.01

世にも奇妙な木箱

今の家に引っ越して来て1年くらい経った ある日

玄関を開けると,そこには
謎の古い木箱がありました。

それは明らかに私のものではありません。

その日は妻も実家に帰っていて、なんなのか聞くこともできません。

鳥肌マックスで少し怖くなり、玄関の外に出ました。何かの気配を感じたので辺りを見回してみましたが、もちろん誰もいません。

(お隣さん家まで200mは離れているので、逆に誰かいたら怖いのですが・・。)

私はこれはきっと狐が何か持って来たのではないかと想像して、本当にビビりました。

そして、恐る恐る玄関に入り箱の中を開けてみると、

箱の中は空っぽ。内心は稲荷寿司が中に入っていたら・・という期待と恐怖でいっぱいDSC_6866.jpg


外から鹿の鳴き声や物音がするたびにビクリとしながら、とりあえず妻に電話してみました。

しかし妻は「何それ? 知らんで〜!けどなんか不気味やな・・。お隣さんに聞いてみたら?」と。

そこでお隣さんに電話してみると「ん?ああ、それか!なんの説明もなかったの?毎月1日、月の初めにお稲荷さんにお赤飯を木箱に入れてお供えするんやで。」

なるほど、お稲荷さんへの五穀豊穣のお供えですな。

一件落着。

こういう風習があるのは面白いです。

私は霊感ゼロですが、狐っぽい感覚を感じたのは、まんざらでもなかったようです。

いやーそれにしてもビビりました。