BLOG里山体験2019.06.12

鮎釣りのメッカ 京北

平安遷都から幕末まで、京北では鮎を皇室に献上していました。

鮎を献上する際は、生きた鮎を水瓶に入れて、なんども入れ替えて、歩いて運んでいたそうですよ。

そこまでして献上したくらいなので、昔から上桂川で育った鮎は絶品です。

天然の鮎は育つ川によって、味が違うのですが、

味の決め手は、水の性質や主食である苔のようですね。

上桂川の天然の鮎は、香りが抜群で、京都の料亭で使われています。

この季節になると、京北を流れる上桂川であちこちで鮎釣りをしている人を見かけます。

釣り人たちは、一風変わった釣り方を楽しんでいます。

それは友釣りです。

鮎の友釣りって聞いたことありますか?

(私は京北に越すまでは知りませんでした。)

鮎は川底の苔を主食とするのですが、餌や疑似餌を使った普通の釣り方では釣ることができません。

そこで、友釣りのお出ましです。

鮎は縄張り意識が強く、他の鮎が自分の縄張りに入って来ると攻撃する性質があります。

その性質を利用して、生きた鮎(オトリ鮎)を針につけて泳がせて、オトリ鮎に他の鮎の縄張りに侵入させ、縄張りを守ろうと攻撃してくる鮎を別の針で釣る。この釣り方を友釣りといいます。



今年の上桂川での鮎釣りの解禁は6月16日(日)の午前5時からです。

上桂川で魚釣りは遊漁券を購入する必要があります。

上桂川の遊漁券は上桂川業業組合、ウッディー京北、ファミリーマート京北周山町店や、オトリ鮎の販売店、京都市内の釣具店などで購入できます。


遊漁券の価格

アユ
年券13,900円(現場料金16,600円)
日券4,500円 6月27日から(現場料金6,700円)

アマゴ
年券5,200円(現場料金6,200円)
日券2,000円 (現場料金3,000円)

雑魚
年券2,300円(現場料金2,700円)
日券700円 (現場料金800円)

※遊漁料は稚魚の放流に当てられていますので、ご協力お願いします。

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こちらで釣り場案内の大きい画像を確認できます。

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詳しい情報は上桂川漁業組合にお問い合わせください。
上桂川漁業組合
075-855-0700
http://www.kamikatsura.info/