BLOG里山の食2018.12.05

太郎さんの子宝芋

この広い世界のなかで、

唯一、京北だけでしか採れない野菜があります。

その名も「京北子宝芋」。

太郎さんの子宝芋2.JPG

まるで、たくさんの子ども達が母に抱かれているようなその姿は、
あまねく無上の愛情を注ぐ観音様を彷彿とさせます。

もしも「母性を感じさせる野菜コンテスト」があれば、
間違いなくグランプリを受賞することでしょう。

そんな子宝芋は、かゆみ成分が少なく、とろみが強くて、とても美味しい野菜です。
その姿から子宝に恵まれるよう願いを込めて、「京北子宝芋」と名付けられたのでした。

さて先日、京北の道の駅「ウッディー京北」さんで販売されていた、子宝芋の炊き込みご飯がすこぶる美味しかったので、生産者さんに会ってきました。

太郎さんの子宝芋4.JPG生産者の藤田太郎さん

「こんなに水の綺麗なところで育つ小芋は、そうないですよ!」

そうおっしゃる太郎さんは、先日開催された京北の一大イベント「京北ふるさとまつり」で京都市農業委員会長賞を受賞された力量の持ち主。

栽培に多くの水が必要になる小芋にとって、水は命。

京北の清流が育んだ「子宝芋」が美味しくないわけがありません。

さらに太郎さんは完全有機農法で子宝芋を作られています。

今年は水害が多く、3000株を植えたうち、収穫できたのが400株(!)だけだったそうですが、「これからもまだまだ頑張ります!」と太郎さん。男前です!

子宝芋に無上の愛情を注ぐ太郎さん。

彼が子宝芋の母なのかもしれない。


DSC_5305.jpg

京北子宝芋は道の駅ウッディー京北で絶賛販売中です。
価格は一袋200円〜400円で、とてもお買い得です。

ウッディー京北には他にも旬の新鮮な野菜がたくさんありますよ。

秋の味覚を味わいに京北へ是非お越しください。

※ウッディー京北の秋の味覚は本ブログの「秋の味覚」で紹介しています。

 そちらもご覧ください。

 https://www.mbs.jp/kyoto-chishin/satoyama/satoyamablog/eat/46920.shtml