アート・クラフト
-
BLOG里山体験
2019.09.18
古民家『五右衛門』で田舎暮らしを満喫〜その1
京北の魅力といえば、里山の暮らしが残っていることだと思います。じゃあ、どうやってその魅力を満喫したらいいの!?その一つの答えとして、今回は古民家一棟貸しの宿泊施設『五右衛門』をご紹介します。五右衛門を営むご主人の田中まさのりさんと、奥様のなみさんにお話をお伺いしました。五右衛門って名前の通り、ここでは薪で沸かされた五右衛門風呂に入れます。薪で沸かした五右衛門風呂に入れる宿ってかなりレアだと思いますよ。体の芯まで温まりますよ。(写真の真ん中辺りに見えるのが五右衛門風呂の焚き口です。)魅力は五右衛門風呂だけじゃないですよ。五右衛門に宿泊したら、多くの方がイメージするいわゆる田舎体験の、キーワード(囲炉裏、おくどさん、薪割り、薪ストーブ、五右衛門風呂、収穫体験、料理体験、井戸など)を全て網羅しています。素泊まりで、家族や仲間と一棟貸しをして、プライベートにリラックスした時間を過ごすのは楽しいですよね。食材を持ち込みOKで自炊出来るように、調理器具や食器類など一通り揃っています。古民家の別荘を持っているような気分に浸れます。そう考えたら、一棟丸ごと借りられるって、別荘よりも断然お得ですね。もちろん、お食事を予約することも出来ます。田中ご夫妻が育てた自家製の新米が9月中旬から食べれますよ。ということは今がチャンスです。五右衛門のすぐ近くで畑をしているので、野菜の収穫体験も出来ますよ。もぎたての野菜は最高です。かまどで炊いたご飯って食べたことありますか?うまいんですよ。おこげもあったりして。夕食は囲炉裏でのBBQがおすすめです。仲間と家の中で炭火BBQ出来ちゃうなんて最高じゃないですか!?お酒飲んでもそのまま寝室へ行けるし。外みたいに蚊の心配をしなくてもいいし。BBQを事前に予約したら、以前本ブログでも紹介した京北の黒毛和牛専門店の登喜和さんのお肉をご準備してくださいます。これからの季節は囲炉裏で旬の野菜を使った鍋もいいですねー。奥様のなみさんのおくどさん(かまど)を使った料理が最高にうまいんです。なんと2泊以上宿泊されるお客さんには、特別で裏メニューも作ってくれます。おくどさんのお好み焼き。絶品です。なみさんは大阪出身なので、お好み焼き本場の味。揚げたての串揚げなど四季に応じて家庭料理が楽しめます。『次何にする?どんどん食べてやー。』っと、なみさん。揚げたての、串をどんどんお皿に盛って頂いて、至福の時間です。こういう暮らしの中に入って、ぼーっとするのもまた気持ちいいです。なみさんは陶芸家でもあって、作品を購入することも出来ます。金星からの来たお友達を紹介させて頂きます。現役の井戸もあります。と、魅力溢れる『五右衛門』さん。ご紹介したいことが多過ぎて1記事だと長くなり過ぎるので、次の記事(9月20日)にて続編を紹介させてもらいます。----------五右衛門住所 〒601-0272 京都府京都市右京区京北下熊田町泓ケ2番地周山のバスターミナルまで無料送迎 (駐車場あり)Tel 075-855-1700mobile 090-8932-8269HP https://www.banja-kyoto.com/goemon
-
BLOGアート・クラフト
2019.09.04
伝統工芸で空間を彩る「村山木工」
先日、指物師の村山伸一さんの工房(村山木工)へお邪魔しました。指物って知っていますか?指物は釘を使わずに、木と木を組み合わせて作られる家具や建具、調度品などの伝統工芸品です。そんな村山木工さんで最近手がけているのが、組子細工を使った空間デザイン。(組子細工とは、釘を使わずに、小さな木片を組み付け、和室の欄間などを様々な模様を作る建具の技法)元々は和の空間で使われている組子の技術をホテルのチャペルなどで贅沢に使われている作品たちはめちゃめちゃかっこいいです。大きな作品になると、小さな木のパーツを数万個も使っています。しかも一つ一つ手作業で制作しています。上の工程で出来たのが、下の作品。下の写真は糸ノコで切ったパーツを使った照明器具です。手間暇かけて作られたこの立体感、まさに匠ですね。組子細工は伝統的にありますが、このクオリティーの立体組子を製作できる職人さんは数少ないです。右上のカーブした組子細工は村山木工オリジナルです。村山さんは「他の職人さんなら断るような、デザイナーさんの無茶なアイディアや注文を形にしています。無理難題を解決して製作するのは楽しいですし、腕の見せ所ですね。」と。伝統産業が衰退していく中、村山木工さんのような形で技術が継承されるのは、新たな希望を感じますね。扉などの建具や照明など個人でも注文出来ますので、気になる方はぜひお問い合わせください。村山さんは気さくな方でお話しし易いですよ。村山木工HPで作品事例など確認出来ますので、良かったチェックしてみてください。--------株式会社 村山木工https://www.mu-wood.com/京都市右京区京北比賀町亀ノ甲20075-853-0481
-
BLOGアート・クラフト
2019.05.16
エルバ工房 ゲストハウス
ここ数年で京北に農家民宿などの宿泊施設が増えてきて、京北がよりディープに楽しめるようになってきています。その中でも、一際異彩を放っているのが「エルバ工房ゲストハウス」です。いわゆる田舎の宿というよりも、自然の中にあるモダンなギャラリーに宿泊できるというようなオシャレな空間。実は、元々はオーナーである萩原さんがセルフビルドした自宅件工房で、一時はピザのカフェもしていた場所を、より多くの人に楽しんでもらうために、昨年よりゲストハウスに。2階の寝室はこんな感じです。ベランダも付いてます。寝室以外にも2部屋リラックスできる空間があります。(ソファベッドなので、こちらに宿泊も可能です。)宿泊だけでなく、キッチン付きのレンタルスペースとしても利用できるので、自然の中でパーティーがしたい方にはうってつけ。先日お伺いした際もお客さんがBBQをしていました。BBQの設備は無料で使えちゃいます。萩原さんご夫妻は犬好きなので、ペット連れも歓迎。奥様は小型犬専用のペットサロンもしているので、ついでにヘアカットもお願いできますよ。ゲストハウスには、アーティストでもあるお二人のギャラリーも併設しています。奥様はフェルトのアーティストで、素敵な帽子やマフラー、ブローチなど作られています。ご主人は鉄のアーティストであり、陶芸家であり、昔はレース用の自転車も作っていたりと、多彩な人です。絶妙な雰囲気を醸し出していますね。この脱力系のおっちゃんシリーズ、かなり私のツボです。実は、密かに購入を検討中。世を斜に構えつつ、「別にどうでもいいんだ。俺は俺だから。」と聞こえてきそうな。世俗的なものはある意味全て諦めて、悟り境地にいるような、そんな作品だと勝手に思っています。ちなみに、作品のモデルは萩原さん御自身だそうです。薪ストーブも作られていますよ。今後は、宿泊とセットで鉄や陶芸のものづくり体験の提供を計画中。陶芸では自分のミニチュア陶芸窯を作って、その自分で作った窯を使って自分の作品を制作するという斬新なスタイル。ワークショップに参加したら、マイ窯をゲット出来て、あなたも陶芸家になれちゃうというのです。これは是非参加したい。「最近は、おもろいアイディアがたくさん浮かんで、どんどん形にしていってるんや。このゲストハウスも色んな使い方出来るし、お気軽にお問い合わせください。」と萩原さん。アートが好きな人は、モノづくりを。自転車好きは、サイクリングの拠点に。素敵な空間で、わんちゃんや仲間たちと過ごす。しかもお値段はかなりリーズナブルですよ。詳しくは以下の詳細をご覧ください。まだ、あまり知られてないので、今なら好きな日に予約が出来ると思いますよ。---------エルバ工房 ゲストハウス090-7112-2292 京都市右京区京北下弓削狭間谷31−9facebook https://www.facebook.com/erbakoubou/?ref=py_cHP https://erbakoubou.wixsite.com/home宿泊料金 5,000円 /1泊1名 (2名より)一棟貸し 26,000より。ペット料金小型犬 500円中型犬 1,000円※食事は自炊です。ご希望で簡単な朝食を用意します。レンタルスペース(約10名利用可能)9:00〜18:00 8,000円18:00〜22:00 5,000円9:00〜22:00 12,000円
-
BLOGアート・クラフト
2019.05.14
京北クラフトシリーズ⑤「GENTA YASUI ART LAB.」
以前、本ブログで紹介した京北アトリエ巡り、折角の機会なので私も巡ってきました。訪問先は安井源太芸術研究所さんです。研究所の中には、安井さんの独自のアート作品たちが展示されていました。アクリル樹脂に描かれたグラフィックが浮かび上がって見えます。不思議な世界感に吸い込まれていきます。??こちらは何だと思いますか?実は指輪なんです。輪じゃないから、指輪と呼んで良いのか・・・?完全に私の指輪の概念を超えてます。内心、付け心地悪そうだなーと思いながら試させてもらいましたが、付けてみると意外と違和感ない。むしろ、付け心地が良いのです。訊くと、作品は解剖学を基礎にして制作しているそうです。なるほど、だから付け心地が良いのですな。しかも付けないときは、部屋のオブジェとしてもカッコイイ。こちらのスカルたちも指輪なんです。私は、スカルって正直怖い先入観があるんですが、安井さんのスカルは美しいです。こんなカワイイ作品も。安井さんは作品制作において、闇の中に美を捉えて表現することを美学としているそうです。娘さんとパシャり。安井さんはジュエリーや美術作品の制作はもちろん、地域の職人さんとコラボした制作もしています。ちなみにですが、この日私は、結婚指輪の調整を依頼しました。臨機応変に対応して下さいますので、是非お気軽にお問い合わせください。----------YASUI GENTA ART LAB.安井源太芸術研究所http://gentayasui.com/
-
BLOG里山暮らし
2019.05.10
里山クリエーション
田舎での子育てって、どんなイメージですか?私のイメージでは、田舎の方が子どもはのびのび育つのかと思います。ただ、それはかなり親の裁量にもかかっています。最近5歳の娘はよく、「何かみせてー。」と言います。これは我が家では、パソコンでアニメを観せてくれという意味。家事や仕事などで子どもと向き合えないときは、ついついアニメを観せて放置したり、挙句の果てには一緒にアニメを観てしまったり・・・。先日は「忍者ハットリくん」を一緒に。娘は爆笑して観てました。 やっぱり面白い作品は世代を超えますねー。って、いかん、いかん!これでは街中に住んでいるのとあまり変わらないではありませんか。せっかく自然がいっぱいの所にいるのだから、自然を楽しまなくちゃ。ということで、心を鬼にして、アニメは最小限に。すると、娘は文句を言いながらも、絵を書いたり、ままごとをしたり、その辺にあるものを使ってなんだかんだで、楽しみだします。娘は、自分の家(アジト)を作るのが好きで、家の中だとダンボールなどで自分の家を作ってよく遊んでいます。先日、庭先に突如ネイティブアメリカンのティピーのような造形物が作られているではありませんか。家作りマニアの娘が、庭に自分の家を作ったものです。材料はその辺に置いていた木がメインで、絨毯の代わりに枯れ草。装飾に植物のツル。かなりイケてませんか?私はかなりイケてると思います。しかも日差しが強ければ布を掛けたり出来るので、結構実用的。子どもの想像力の豊さに感動させられます。そして、娘のようにもっと創造的な暮らしを楽しまないとなと、反省。子育ってて、本当に子どもから学ばされることが多く、気付きの連続です。親が出来ることって限られてはいますが、私は出来るだけ子どもの想像力を伸ばすサポートしてあげたいです。というより、邪魔しないようにしたいです。子どもの創造力を伸ばすには、自然がたくさんの京北はぴったりだと思います。あなたも京北暮らしいかがでしょう?
-
BLOGアート・クラフト
2019.04.30
リースづくり de 春をもっと楽しむ
春の里山はあちこちに草花が生えて来ていて、気持ちがいいです。先日、京北在住のリース作家Taphy Nosseさんのリースづくりワークショップに妻が参加して来ました。家に持って帰って来たリースはかなり上手くできていました。これ1つで我が家がオシャレに。ワークショップから数日たったある晴れた日、ついさっきまで家にいたはずの妻の姿が見当たりません。子供が泣いているのに、どこ行ったんだ?と、ちょっとイラっとしながら、家の外を探してみると、山の中からひょっこり現れました。「リースづくりのワークショップで材料の集め方を教わったから、草を摘んでいたんだよ。たくさん綺麗な草や花が生えてたよ。家の周りにこんなにたくさんいいものがタダであるなんて、京北最高!宝の山だよ。」と妻。そのあと妻は、目をキラキラさせながら収穫した草花をせっせと干していました。私なら、「あーぼちぼち草刈りしないとなー」と思うところ、妻は、「あっちもこっちも宝の山だー」と。人間って面白いですよね。人によって物事の捉え方は180度変わる。このパターンだと、どう考えても、妻の方が幸せなタイプですね。こちらはTaphyさん。Taphyさんはリースの制作を通じて、「表面的な光の美しさだけじゃなくて、深いところにある影の美しさを、そして自然や植物の生きる力を感じてもらいたい。」とおっしゃっていました。妻に幸せの価値軸を与えてくれたTaphyさんの作品の展示とリース作りワークショップがmumokuteki goods & wears 京都店であります。皆さんも作品を観たり、ワークショップに参加して、幸せ価値軸を手に入れてみてはいかがでしょう?---------Taphy Nosse展示「Ring a ring O vol.2」5/18(Sat)-31(Fri)mumokuteki goods & wears 京都店ワークショップ「青葉の月 そよぐ草花のリースづくり」日時 5/24(Fri),25(Sat) 13:00-16:00(12:30 受付開始) 場所 mumokuteki goods 2F(キッチンスペース) 京都市中京区寺町通り蛸薬師上ル式部町261定員 各日5名参加費 5,500円(税抜)約20cmのリングからドライフラワーを装飾し、リースをつくります。野山の草花、mumokutekiのドライフラワーを用意します。エプロンをお持ち頂くか、汚れても大丈夫な服装でお越しください。《予約お問い合わせ》https://reserva.be/mumokuteki075-229-6996(11:30-20:00)goods@mumokuteki.comTaphy Nosee独学でアートを学び、東京やNYで個展を開催。2011年より京都に拠点を移し、現在は京北在住。自ら採取した草花をドライフラーにし、リース制作や空間装飾、店舗デコレーション、ワークショップなどを行なっている。https://www.facebook.com/nosse.taphy
-
BLOGアート・クラフト
2019.04.27
クラフトの森へようこそ!~けいほくクラフトの森
いよいよ、大型連休のスタートですね。これまでも、京北で連休中に開催されるイベントをいくつかご紹介して参りましたが、本日も、ぜひご紹介したいイベントがあります。5月3日から6日までウッディー京北さんで開催される「けいほくクラフトの森」です。昨年秋も開催され、今回は第2回目。京北で物作りをされておられる6名の作家さんによるクラフト展です。今日は、その中のお一人「atelier kiku」さんの工房へお邪魔させていただきました。 atelier kikuさんは、ここ京北にアトリエを構えられて9年目。「土物で洋食器を作る」をコンセプトに、一般の洋食器は磁器が多い傾向ですが土で温かみのある物を作り、アンティークな物とも融合できたらと、日々、制作に取り組んでおられます。工房の中には、お話の通り温かみがあり、表情も豊かな陶器がたくさんありました。けいほくクラフトの森のPRポイントは?とお聞きすると、「京北は、物作りをされている作家さんがたくさんいらっしゃいます。京北の自然豊かな環境で物作りをする楽しさや、雰囲気などを、数々の個性豊かな作品から感じてもらえることができたら、嬉しいです。」とおっしゃっていました。春のドライブを楽しみながら、個性豊かな「クラフトの森」へ、ぜひいらしてみてはいかがですか?お気に入りの一つが、見つかるかもしれませんよ。◎けいほくクラフトの森期間:5月3日(金)・4日(土)・5日(日)・6日(月)場所:道の駅ウッディー京北お問い合わせ:ユリイカ 090-5098-1514(参加作家)ユリイカ instagram.com/eureka.woodwork工房仙太 http://k-senta.com/atelier kiku https://atelier-kiku.jimdo.com/木工房KAJI工房ちえ(草木染)BE-BLESS
-
BLOGアート・クラフト
2019.04.21
春の連休のご予定は?~けいほくアトリエめぐり~
今年の連休は、かなりの大型10連休ですね。みなさん、ご予定はいかがですか?京北では、毎年この時期は新緑と田植えのシーズン。水を張った田んぼに田植え機を走らせる光景が、あちこちで見られたり、森も若葉でいっぱいになります。そんな青々とした緑に囲まれながら、アトリエめぐりはいかがでしょうか?京北には物作りをされる作家さんがたくさんいらっしゃいます。その中の8人の作家さんがアトリエを公開されるアトリエめぐり。アトリエもあちこちにあります。どこから巡ろうか迷うくらい、一軒一軒がとても個性的で素敵なアトリエばかり。ワークショップや、カフェを開いておられるアトリエもありますよ。何を隠そう京北は、大阪と同じ面積があります。なので、アトリエめぐりは京北ふるさとバスや車での移動がおすすめです。実は私も先日、少し早いのですがワークショップを体験させていただきました。これはガラス細工ですが、このほかにも様々なワークショップがありますよ。世界に一つの自分だけのオリジナルを作るのは、とても楽しいものです。若葉色の京北のアトリエめぐり、ぜひ楽しみにいらしてください。◎けいほくアトリエめぐり2019年5月3日(金)・4日(土)・5日(日)am10:00~pm5:00https://www.facebook.com/ateliermeguri