MBS 毎日放送

2008-2012
歌のある星へ

四半世紀(25年)を繋いできた第九は、さらに新しいステージへと進化。
2008年からは「歌のある星へ」のテーマを設け、歌が人に与えるチカラを切り口にコンサートが展開されていきました。
特に、槇原敬之×1万人のコラボによる『世界に一つだけの花』では、ひとりひとりの力強い歌声が響き、スタンディングオベーションで会場が沸きました。
また、次の年には平原綾香が「第九・第三楽章」に日本語詞をつけるという前代未聞のチャレンジも。
人と人のつながりの尊さを歌ったその曲は、図らずも、東日本大震災を経験した日本人の心に寄り添う曲となり、2011年にもう一度、大阪城ホールのステージから日本全土の人たちに歌声を届けました。

2008年

2008

四半世紀を越えた第26回、新しいスタートの旗印として「歌のある星へ」というテーマを設定。ロゴも一新し、地球環境への関心が高まるなか、歌でみんなの心をつなぐことを強くメッセージしました。オープニングは、古楽器リュートの演奏にのせて4人のソリストたちが様々な国の代表的な歌を歌い継ぎました。ゲストは、ハーモニーの美しさで人気を呼ぶCHEMISTRYの二人。オリジナル曲の他、童謡『冬の星座』を1万人と共演、さらに槇原敬之作曲『約束の場所』を、高校生ブラスバンドの元気いっぱいの演奏で聴かせてくれました。1万人の合唱団のなかにはこの第九で知り合って結婚したというハッピーなニュースなども報告され、あたたかい歌の輪がさらに広がりました。

2008年

第26回/2008年12月7日

テーマ
歌のある星へ
指揮
佐渡裕
ソリスト
ソプラノ:田村麻子、メゾ・ソプラノ:坂本朱、テノール:吉田浩之、バリトン:キュウ・ウォン・ハン
演奏
1万人の第九オーケストラ、淀川工科高校吹奏楽部、高本一郎(リュート)
合唱団
1万人の第九合唱団
ゲスト
CHEMISTRY
司会
小倉智昭、斎藤裕美
曲目
オープニングメドレー『歌のある星へ』『恋する雪 愛する空』『冬の星座』『約束の場所』

できごと...
北京オリンピックが開催、日本は金9含む25のメダルを獲得。日本は映画「歓喜の歌」「崖の上のポニョ」公開。大阪府知事に橋下徹、就任。世界フィギュアで浅田真央が初の女王に。自動車全席シートベルト着用義務化。

2009年

2009

ベルリンの壁崩壊(1989年)から20年の年月が流れたこの年は、壁を打ち破る、野性味のあるコンサートにしようと意気込みを見せる佐渡裕。オープニングは、大ヒット映画『おくりびと』のテーマ曲「Departures」をチェロ奏者・古川展生が演奏。続いて、槇原敬之がスーパーキッズ・オーケストラの演奏で『見上げてごらん夜の星を』を歌い上げました。第一部のフィナーレでは、大阪府立淀川工科高等学校吹奏楽部も加わり、大阪城ホールいっぱいに『世界に一つだけの花』を咲かせました。第一部でスタンディングオベーションが沸き起こったのは長い歴史のなかでも初めてのこと。佐渡裕と槇原敬之という関西出身の二人がしっかりと手を組み、人々に大きな愛を伝えた素晴らしいコンサートでした。

2009年

第27回/2009年12月6日

テーマ
歌のある星へ
指揮
佐渡裕
ソリスト
ソプラノ:田村麻子、メゾ・ソプラノ:福原寿美枝、テノール:吉田浩之、バリトン:キュウ・ウォン・ハン
コンサートマスター
ウェイ・ルー

演奏
1万人の第九オーケストラ
合唱団
1万人の第九合唱団
ゲスト
槇原敬之、古川展生、淀川工科高校吹奏楽部、スーパーキッズ・オーケストラ、川村聖斗(交換絵日記)
司会
小倉智昭、松本麻衣子
曲目
オープニング『Departures~映画『おくりびと』テーマより』『ムゲンノカナタヘ~To infinity and beyond~』『見上げてごらん夜の星を』『世界に一つだけの花』

できごと...
オバマ上院議員が米国大統領に就任。日本の陸地では46年ぶりの皆既日食で観測ツアーブームとなる。ETC割引、裁判員制度がスタート。マイケル・ジャクソン、50歳で死去。

2010年

2010

南アフリカでサッカーW杯が開催された2010年は『THE JAPANESE SOCCER ANTHEM~日本サッカーの歌』で幕開け。ゲストに平原綾香を迎え、「歌のある星へ」というテーマにぴったりの名曲『Jupiter』を1万人で合唱しました。特別企画として、平原綾香は「第九・第三楽章」に『LOVE STORY』という美しい愛の詞を綴り、しっとりと披露。また、彼女の運命の曲でもある第九ゴスペル・ヴァージョン『JOYFUL,JOYFUL』でもワイルドな歌声を響かせ、「第九」を様々な角度から味わえるステージとなりました。第九は、「人が人を愛するための歌」。またひとつ、ベートーヴェンのメッセージを読み解いた2010年でした。

2010年

第28回/2010年12月5日

テーマ
歌のある星へ
指揮
佐渡裕
ソリスト
ソプラノ:安藤赴美子、メゾ・ソプラノ:手嶋眞佐子、テノール:吉田浩之、バリトン:キュウ・ウォン・ハン
コンサートマスター
ウェイ・ルー

ピアノ
坂本昌之
ベース
岡田治郎
ドラム
則竹裕之
演奏
1万人の第九オーケストラ、大阪府立淀川工科高校吹奏楽部、スーパーキッズ・オーケストラ
合唱団
1万人の第九合唱団、1万人の第九ゴスペルクワイヤ
ゲスト
平原綾香、シュドーズ直矢(交換絵日記)
司会
小倉智昭、松本麻衣子
曲目
オープニング『THE JAPANESE SOCCER ANTHEM~日本サッカーの歌』『Jupiter』『LOVE STORY ベートーヴェン交響曲第9番第3楽章』『JOYFUL,JOYFUL』

できごと...
東京都心で観測史上最多の真夏日を記録した年。山崎直子宇宙飛行士の乗り込んだスペースシャトル「ディスカバリー」打ち上げ成功。上海万博開催される。民主党政権下、「こども手当」の支給がはじまる。

2011年

2011

3月11日の東日本大震災が起こり、人と人のつながりの大切さを思いなおした1年。この年を忘れないための儀式として、東北の人たちと心を結ぶ企画を行いました。宮城・福島・岩手の被災地三県から特別合唱団を募集。12月4日、大阪会場と東北会場を中継で結んで1万1千人の第九が日本全土の空に響きました。オープニングは、福島の詩人・和合亮一の詩「高台へ」を南三陸から中継で朗読。大阪城ホールではその声に寄り添うように『G線上のアリア』を演奏しました。また、平原綾香が『LOVE STORY ベートーヴェン交響曲第9番 第3楽章』『Jupiter』を歌い、東北会場ではゲストの森公美子が会場の歌声を大阪城ホールに届けました。

2011年

第29回/2011年12月4日

テーマ
歌のある星へ

《大阪城ホール》

指揮
佐渡裕
ソリスト
ソプラノ:横山恵子、メゾ・ソプラノ:手嶋眞佐子、テノール:西村悟、バリトン:甲斐栄次郎
ピアノ
坂本昌之
ベース
岡田治郎
演奏
1万人の第九オーケストラ(兵庫芸術文化センター管弦楽団、京都市交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団)、スーパーキッズ・オーケストラ
合唱団
1万人の第九合唱団
ゲスト
平原綾香、鈴木亮平(TV、交換絵日記)
司会
小倉智昭、松本麻衣子
曲目
和合亮一『高台へ』×『G線上のアリア』『リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲よりパッサカリア』『おひさま~大切なあなたへ』『LOVE STORY 交響曲第9番第3楽章』『Jupiter』『故郷』

《仙台会場》

指揮
矢澤定明
ゲスト
森公美子、Le Velvets、Rake
ピアノ
阿部弘子
合唱団
「1万人の第九」東北合唱団
司会
藤沢智子(TBCアナウンサー)

《南三陸町中継》

朗読
和合亮一

できごと...
東日本大震災、紀伊半島の豪雨など日本各地で大規模な天災が続く。サッカー女子「なでしこジャパン」がワールドカップで初優勝、日本中に希望をもたらす。橋下徹、大阪府知事から大阪市長に就任、大阪維新が始まる。

2012年

2012

第30回。昨年に続き、大阪城ホールと東北会場を結んでのコンサート。 会場に「30TH」の人文字を浮かび上がり、祝祭がスタート。東北会場からの中継で、平原綾香が第九・第三楽章をもとにした楽曲「LOVE STORY」を歌い上げます。佐渡裕のエスコートでピアニスト辻井伸行が登場、世にも美しいラフマニノフを披露。森山良子が「涙そうそう」「家族写真」を歌い、あたたかい第九家族の輪が広がりました。第一部のフィナーレには、サプライズで槇原敬之が「世界にひとつだけの花」で、会場を沸かせました。この年で、12年間の司会を務めた小倉智昭が卒業。次なる30回に向けて、新しいスタートを切りました。

2012年

第30回/2012年12月2日

テーマ
歌のある星へ
指揮
佐渡裕
ゲスト
森山良子、辻井伸行、槇原敬之 <東北会場>平原綾香
司会
小倉智昭
曲目
「LOVE STORY ベートーヴェン交響曲第9番 第3楽章」ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番 第3楽章」「涙そうそう」「家族写真」「世界にひとつだけの花」

できごと...
東京スカイツリーが開業した年。ピーチ航空など格安航空会社が就航。夏のロンドンオリンピックで体操の内村航平や、レスリングの吉田沙保里らが金メダル。年末は、歌手の桑名正博や女優の森光子など有名人の訃報が相次いだ。