2025年11月28日(金)公開
【万博で話題】夜空彩る「ドローンショー」の裏側 少しのずれも許されない"緻密な準備作業"を経て...ドローン500機が一斉にテイクオフ!
編集部セレクト
万博記念公園の夜空を彩ったドローンショー。その裏側を、取材しました。

夜空に浮かぶ、太陽や惑星の数々。そして、カラフルに彩られた文字。形や文字を構成する1つ1つの光は「ドローン」です。
11月22日、大阪府吹田市の万博記念公園では、ドローンの光と花火で夜空にアートを描くイベント「第4回 万博夜空がアートになる日2025」が行われました。
ショーの「要」はドローンの制御担当者

イベントの前日。500機のドローンを一台一台、慎重に、向きをそろえて置いていきます。
ドローンの操縦は手動で行いません。動きをデータ化してあらかじめドローンに転送しておき、自動で飛行させるのです。そのため飛ばす前の位置が少しでもずれていると、データを正しく機体に転送できず、うまく飛行できなくなってしまうといいます。
(「レッドクリフ」ドローンオペレーター 中村祐晟さん)「整列した状態で0番から499番まで番号を割りふっている。ずれていると番号が飛んだりするので、そういった事故がないように」
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ドローンの制御を担当するオペレーターの中村祐晟さん(21)はまさに「ショーの要」。10月に閉幕した大阪・関西万博でのショーの演出にも携わりました。
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リハーサルでは本番さながら、安全にフライトできるかテストします。
(「レッドクリフ」ドローンオペレーター 中村祐晟さん)「アニメーションはシミュレーションどおり、問題ない」
イベント当日 ドローンが彩った夜空に観客は…

迎えた当日。万博記念公園には、続々と観客がやってきました。安全のため本番の30秒前まで風速計をチェックします。
そして、いよいよ…500機のドローンが一斉に飛び立ちました。
ショーではクリスマスツリーや雪の結晶など、冬らしいモチーフも登場しました。
観客は…
「めちゃめちゃきれいだった」
「万博を思い出しました。ぜひ来年も見させていただけたらと思いました」
事故やトラブルも無く、ショーは大成功で終わりました。
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(「レッドクリフ」ドローンオペレーター 中村祐晟さん)「今までもこれからもですけど、安全第一に、スタッフもドローンも。他でやったことがないような新しいドローンショーを自分の手であげることができたら一番いいなと思います」
人々を魅了するドローンショー。いつか、どこかで、あっと驚くような夜空の演出に出会えるかもしれません。
2025年11月28日(金)現在の情報です
