2024年10月01日(火)公開
ひたすら試してランキング「フェイスタオル」 独自技術で心地よい吸水感...タオルのスペシャリストが『このタオルになりたい』と絶賛した1位は?【MBSサタデープラス(サタプラ)】
編集部セレクト
世の中のありとあらゆるものを忖度なしに検証し、独自ランキングを紹介するMBS「サタデープラス」の『ひたすら試してランキング』。MBS清水麻椰アナウンサーが「フェイスタオル」を徹底調査。ひたすら試してわかった、“サタプラ的おすすめベスト5”を発表した。
フェイスタオルのスペシャリストと洗濯のカリスマが徹底検証!
今回のテーマは、毎日使う生活の必需品「フェイスタオル」。ホームセンターやコンビニ、インターネットで買える、比較的手に入れやすい16種類を比較した。チェックポイントは ①コストパフォーマンス ②吸水性 ③速乾性 ④肌触り ⑤耐久性 の5項目。各項目10点満点の合計点で総合ランキングを決定した。
審査には、“タオルのスペシャリスト”と“洗濯のカリスマ”が協力。「吸水性」をはじめ4項目をチェックするのは、タオルマイスターに認定され、さまざまなメーカーのアドバイザーとして商品開発や普及活動を行うタオルソムリエの寺田元さん。また「速乾性」など洗濯にかかわる項目は、世界的アーティストのライブ衣装のクリーニングを手掛けるほか、さまざまなメディアで洗濯術を発信しているプロ集団・洗濯ブラザーズの茂木康之さんが目を光らせた。2人からは、タオルの選び方やふんわり感を保つ洗濯法のアドバイスも!
忖度なしにひたすら「フェイスタオル」を徹底調査。買って失敗しない、おすすめベスト5とは!?
5位は、清水アナも5年愛用! 泉州タオル独特の製法で抜群のふんわり感と吸水性
第5位は、ヒオリエの『日本製 ホテルスタイル フェイスタオル』(税726円 ※番組調べ)。
大阪・泉州タオルの老舗ブランド「ヒオリエ」。評価が特に高かったのが「肌触り」で、パイルと呼ばれる表面の糸の輪っかが一般的な商品よりも長いため、空気を含んでふんわりとした触り心地になっている。さらに、後晒し(あとさらし)という、最後の工程で漂泊・水洗いする泉州タオル独特の製法により「吸水性」も抜群だ。実は清水アナも愛用中のタオルで、5年間使っていてもまだまだへたっていないとか。
インターネットで購入が可能。
4位は、今治で長年培われた技術力の結晶 バスタオルのようなNo.1の「吸水性」
第4位は、KEYUCAの『【今治製】抗菌防臭 シャンカープレミアム フェイスタオル』(税込1,749円 ※番組調べ)。
タオルの産地・愛媛県今治で長年培われた技術力の結晶といえる1枚。素材は「シャンカー6」という高級インド綿を使用。しかもメーカーによると、触れただけで綿の良し悪しがわかる“綿花選びの神”と呼ばれる達人が特にいい綿だけを選別しているとか。
さらに、毛足の長いパイルを密度高く織り込むことで、丈夫かつ「吸水性」に富み、部門1位に。500mlの水にタオルを浸す実験では、一瞬ですべて吸い取った。そんなバスタオルのような卓越した吸水性に加えて「肌触り」も満点で、肌に当てた清水アナは「気持ちいい~! これはお風呂上りに最高ですね」と絶賛した。
3位は、肌触りと吸水性が半分ずつ 2つの顔を持つコスパもいい1枚
第3位は、イケアの『VÅGSJÖN/ヴォーグショーン ハンドタオル』(税込249円 ※番組調べ ※在庫状況は店舗で異なります)。
全項目で8点以上を獲得し、総合力の高さで見事ランクイン。特に「コストパフォーマンス」は、10センチ四方あたりの値段が平均約21.8円のところ8.8円で、16商品中2位を記録した。
1枚の半分がテリー織と呼ばれる柔らかな肌触りのタオル地で、半分が吸水性に優れたストライプ織りというユニークな形状。フックに引っ掛けられるタグが付いているのもうれしい機能だ。
ちなみにタオルマイスターによると、タオルを積み上げて収納するのは、下のタオルのパイルがダメージを受けてしまうためNG。そこで収納する時は、タオルを筒状に丸めて、立ててしまうと取り出しやすく、へたり具合も軽減されてタオルが長持ちするそう。
2位は、洗濯を繰り返してもふんわり感が持続 カリスマも愛用する「耐久性」No.1!
第2位は、無印良品の『ふっくらパイルフェイスタオル』(税込490円 ※番組調べ)。
インドとスーダンの上質な綿を100%使用。糸を2本使いの双糸にすることで、1本使いの単糸よりも強度と弾力性が増し、洗濯を繰り返してもふんわり感が持続する。30回洗濯して比較した「耐久性」のテストでもへたりがみられず、1位となった。
実は、耐久性は寺田さんが評価ポイントとして重視していた項目。一方の茂木さんも、耐久性の良さから実際にこの商品を使っているそう。タオルに触れた清水アナも、「どこに当てても気持ちがいい」と納得の表情に!
1位は、研究を重ねた独自技術で満点の使い心地 タオルのスペシャリストも「このタ オルになりたい」!
そして第1位は、伊澤タオルの『タオル研究所 自然なやわらかさ #024 』(5枚組 税込1,890円 ※番組調べ)。
伊澤タオルは、2022年に放送された「バスタオル」ひたすら試してランキングでも1位に輝いたタオルメーカー。「吸水性」は速さだけでなく、拭いた後も“濡れ戻り感”を最小限に抑えるよう、独自の技術で心地よい吸水感に仕上げている。
「肌触り」は1位、「耐久性」も満点で、30回洗濯したタオルでも「肌触りがここまで変わらないのは初めてかもしれない!」と清水アナもびっくり。実は300回も洗濯実験を行い、毛羽落ちしにくくパイルが飛び出しにくい設計技術を研究しているという。茂木さんは「僕、大好き! 買うんだったらコレ」、寺田さんには「僕はこのタオルになりたいです」と言わしめたフェイスタオルが総合1位に輝いた。
インターネットで購入が可能。
「良いタオル」の選び方とタオルをふわふわに保つテクニックをご紹介!
またタオルマイスターの寺田さんは、店で良いタオルを見分ける方法を伝授。それが、人差し指と親指でタオルの生地を3秒こするというもので、もし指がヌルヌルとしていたら柔らかくするための薬剤がついている証拠。薬剤が付いていない方が、吸水性が高いという。
さらに洗濯のプロ・茂木さんも、タオルをふわふわに保つ洗濯術を紹介した。まずはタオルを水に浸して、重量を増やす。実は全自動洗濯機は洗濯物の重さによって水量を調節するため、水で重くなったタオルを入れると洗濯水の量が増して、摩擦を減らすことができるのだそう。干す際はパイルを立たせるため、タオルの両端を持って20回ほど上下に大きく振る。これを天日干しにすると過乾燥してしまうので、風通しのよい場所で日陰干しにするのがベストだ。ただし、洗濯してもニオイがするときは買い替えのサインで、半年に1回が交換の目安とのこと。
惜しくも総合ベスト5ではランク外となったが、素材にマイクロファイバーを採用したCan★Doの「抗菌防臭MFフェイスタオル」(税込110円 ※番組調べ)は「コストパフォーマンス」と「速乾性」の2冠を達成し大健闘した。
こうした買いやすい商品がある一方で、なかなか買い替えないからこそとっておきのものを選びたい「フェイスタオル」。ランキングを参考に、お気に入りの1枚に出合ってほしい。
(MBS/TBS系「サタデープラス」2024年9月28日(土)あさ7時59分~放送より ※掲載した価格は取材時点のものです)
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