3月23日の「プレバト！！」俳句査定では、句集完成まであと1句と迫りながら4回連続ボツで足踏みを続けてきた永世名人・梅沢富美男が“5度目の正直”で50句目をひねり出し、ガッツポーズで悲願達成！夏井先生も「おっちゃんらしい」と評価する、記念すべき50句目とは？
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■ＪＯ１河野純喜に夏井先生「特待生にも手が届いていくんだろうな」
お題は「レトルト」。俳句ランキングは挑戦者4人中3人が"凡人"か"才能ナシ"査定で、夏井いつき先生も「技術が足りてないと思える作品がありまして、わたくし少々困惑しました」とボヤく渋～い展開。そんな中、唯一の"才能アリ"1位を獲得したのが、JO1の河野純喜だった。
★才能アリ1位 特待生昇格
レンジ置き場は空(から)早春の一人暮らし 河野純喜
「3年前にJO1として東京に来た時に一人暮らしを始めて。まだ電子レンジがなくて、湯せんしながら独り暮らしを感じているというか。まだ電子レンジがない悲しさみたいなものを表現しました」
実体験を踏まえた句に、夏井先生も「前半がリアルですね。"レンジ置き場は空"という映像の部分がね」と高評価。「悩ましいのは、五七五があふれてしまっている。ここが調整できるようになると特待生にも手が届いていくんだろうなと思います」とサラリお直し。
＜添削後＞
早春の独立レンジ置き場は空
「こういう展開もできます。でもこの方は、ちゃんと自分の体験をいい分量だけすくい取る才能はあると思いますよ。楽しみにしておきます」と期待を寄せた。
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■「こうしたらリアリティ増します」ジュニアの句に鮮やか添削
ワンランク上の査定では、名人3段の森口瑤子が自身の経験を思い出しながら「白粥は三日目春の風邪飽きた」と詠み、直しナシの1ランク昇格。一方、永世名人の千原ジュニアは...。
＜ボツ！ 句集完成まであと27句＞
コロナ7日目レトルト絞る遅日 千原ジュニア
「(感染から)7日目、やっと今日で最後のレトルトか、さぁ明日から始まるぞ、ということで。『7』を数字にしたかったんですが、いらない抗いだったかな」
これに夏井先生は「あと少しのリアルを！」とアドバイスし、「元気になって『よし、明日から』ということでギューッと最後の一滴まで絞る、と。でしたらあと"ひと押し"」と華麗に添削。
＜添削後＞
コロナ七日目レトルト絞り切る遅日
「こうしたらちょっと力が入って、リアリティも増しますよね」という夏井先生に、ジュニアも納得の表情。ちなみに数字の表記については「たしかに俳句では漢数字が基本ということになっていますが、あえて使いたいという場合もあるので、そこはご本人に任せてもいいかもしれません」とのこと。
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■梅沢富美男、ついに...「やりました！」
残るは、句集完成まであと1句の梅沢。「子供たちのためにも今日は決めますよ！」とやる気十分！
★掲載決定！ 句集完成
湯玉ふつふつ春の厨の砂時計 梅沢富美男
「私、料理は得意です。レトルトはあまりやったことがなくて、このお題で今回、買って試してみたんです。そしたらね、湯玉がぽこぽこ出てくるんですよ。楽しくてつい砂時計を忘れちゃった、という実体験を詠みました」
結果は、みごと掲載決定！苦節2年10か月、永世名人・梅沢富美男の句集が完成した。
「ついにやりました！」ガッツポーズを見せた梅沢に、夏井先生も「おっちゃんらしい締めくくり。いい句でしたね。光景が立ち上がってきます。春という季節の光が湯玉にも、厨にも、さらに砂時計のガラスにも砂粒にもキラキラと及んでいる。料理好きのおっちゃんらしい"厨と砂時計"、いいじゃないですか。長かったけどホッとしました」と嬉しそう。MCの浜田雅功に「来週は卒業？」とイジられ、梅沢は「私辞めませんよ！『プレバト！！』をここまで盛り立てたのは誰だと...」と達成感を噛みしめた。
梅沢さんの句集「一人十色」は4月7日（金）に全国の書店・ネット書店で発売開始！https://amzn.asia/d/gLQq4lN
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次回は春の3時間スペシャル！俳句「春光戦」&黒板アート査定を行う。
芸術性や文才など芸能人のあらゆる才能をプロが査定! 才能アリなら絶賛！才能ナシなら容赦なく酷評！浜田雅功が最強講師陣を率いてお届けする新しいカルチャースクール番組『プレバト！！』はMBS/TBS系で毎週木曜よる7時放送。https://www.mbs.jp/p-battle/
