3月28日放送の「プレバト！！」春の３時間スペシャルにて「俳句」タイトル戦＜春光戦2024＞が放送され、特待生４級から特別永世名人まで総勢10名が激突した。10人中9人がタイトル戦優勝経験者という熱い戦いを制したのは、目下絶好調のあの人！
■「出郷の...」優勝は千賀健永！
"1stステージ"を勝ち上がった3名による"2ndステージ"で優勝を決めるという新ルールが採用された今回。出場者たちは"上位3名に残るための句"と"優勝するための句"、同じお題で傑作を2句詠まなければならない。しかも、お題は三大季語"雪月花"に連なる「桜」。
真の実力が試された今回、永世名人の村上健志（フルーツポンチ）が8位に沈むなど波乱の中、優勝したのは名人9段の千賀健永（Kis-My-Ft2）だった。1stステージで東山魁夷の日本画をイメージした句「幽谷のロッジの夜明け白き飛花」を詠み、同じキスマイの横尾渉との第3位をめぐる戦いを制して2ndステージに進んだ千賀。2ndステージは故郷を離れる寂しさを詠み込んだ一句で勝負！
★＜春光戦2024＞優勝！
出郷（しゅっきょう）の 車窓を叩く 飛花落花 千賀健永
「名古屋が地元なんですけど、新幹線に乗っていて、落ちてくる花びらが窓を叩くように当たってくる。涙のようにも感じるし、自分の決意のようにも感じる。そんな思いを句にしました」
夏井いつき先生も「映画のワンシーンみたいですよね。作者の思い通りに言葉を紡いで読者をその場所に連れていく」と、考え抜かれた言葉選びをたたえる傑作。故郷を離れるという状況と心情を"出郷"の一言で表現した工夫も高評価で、優勝を掴んだ。「マジで泣きそう...めっちゃ嬉しい！」と喜びを噛みしめる千賀に、横尾も「おめでとう！」と祝福！
■「俺にしか読めない句を」千原ジュニア、自信作で2位！
2ndステージ2位は、「俺にしか詠めない句を用意しました」と自信を覗かせた永世名人・千原ジュニア。1stステージでは「刑務所を囲む桜の仄（ほの）白き」と詠み2位通過だったが、2句目もハイレベルな句で高い実力を証明した。
★２位！
青光りせり 750㏄（ナナハン）に 花吹雪 千原ジュニア
「天気のいい日にスタジオに向かう途中、桜並木を通ると青いバイクのタンクが光って、そこに花吹雪がブワッと...。めちゃくちゃテンションも上がって、そこで仕事も楽しく、っていうところを詠みました」
出場者たちからも「めちゃくちゃ映像が浮かびます」（的場浩司）、「季語をきちんと立ててるのはやっぱりジュニアさん」（横尾渉）と人気の高かったこの句。夏井先生も「"青光り"は750㏄の印象でありつつ、花吹雪の光の印象と重なってきます」と、情景が目に浮かぶ一句を絶賛！
■１ｓｔステージ1位通過の梅沢富美男は...
「苗代の桜や鬼の住まいする」という幻想的な句で1stステージを1位で通過した特別永世名人の梅沢富美男。2ndステージは自身のゆかりの地・青森は弘前の桜をイメージした一句で挑んだが...。
★３位！
風吹かば 花の色なる 城下町 梅沢富美男
「私のルーツであります青森県、弘前城の桜が最高じゃないかといつも思ってるんです。大輪の花がパーッと散るんです。そうすると城下町が桜の花の色になってしまう。その情景を詠ませていただきました」
自信満々の当人とは裏腹に、夏井先生は「"吹かば"がいらないんですね、これは」といたって冷静。「たとえば...」と、時間情報を足すことでさらに桜景色に表情をプラスした添削例を披露。
＜添削後＞
夕風や 花の色なる 城下町
惜しくも優勝を逃した千原ジュニアの句と梅沢の句。「順位をつけるなら？」とMC・浜田雅功に尋ねられ、夏井先生が「圧倒的にこっちですよ！」とジュニアの句を示すと、さすがの梅沢もガックリ。「すごいなぁ千賀くん...」と絞り出していた。
＜春光戦2024 結果発表＞
～2ndステージ～
優勝 千賀健永（Kis-My-Ft2）
２位 千原ジュニア
３位 梅沢富美男
～1stステージ～
1位通過（2ndステージ進出） 梅沢富美男
2位通過（2ndステージ進出） 千原ジュニア
3位通過（2ndステージ進出） 千賀健永
4位 横尾渉（Kis-My-Ft2）
5位 森口瑤子
6位 犬山紙子
7位 中田喜子
8位 村上健志（フルーツポンチ）
9位 森迫永依
10位 的場浩司
３月２８日放送回はTVerでチェック！
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次回、４月４日(木)の「プレバト！！」は... 「俳句（お題は「スニーカー」）と「水彩画」才能ランキングを放送！
芸術性や文才など芸能人のあらゆる才能をプロが査定! 才能アリなら絶賛！才能ナシなら容赦なく酷評！浜田雅功が最強講師陣を率いてお届けする新しいカルチャースクール番組『プレバト！！』はMBS/TBS系で毎週木曜よる7時放送。
