12月2日放送の「プレバト！！」俳句査定は、特待生５級のパンサー向井慧が「母の余命知る冬の日のレイトショー」句で２ランク昇格を勝ち取り、３級に飛び級昇格を果たした。向井は「母親が病気になって、親父から『もう長くないかも』と電話があって。ふわふわした不思議な気持ちでレイトショーを見に行った記憶があって…」と告白。夏井いつき先生は「１人なれるけど１人ではない。それがレイトショーという場ではないか。“病室”とか“ベンチ”とかだと何の意外性もないが、“レイトショー”によって表情、心理、全部伝わってきます。上手いです！」と大絶賛。「最近はガヤの派遣要員」と自虐的に語っていた向井は「めちゃくちゃうれしい！ これでまたガヤがガンガンできそう！」と喜びを爆発させていた。

ガヤ要員・パンサー向井がまさかの２ランク昇格、「またガヤがガンガンできそう！」

今回は「映画館」をお題に、特待生昇格試験に特待生５級の向井慧（パンサー）、永世名人の梅沢富美男、東国原英夫が登場。特待生になってから一度も昇格していない向井は「最近はタイトル戦のガヤ要員で派遣されている感じがあるので、俳句でしっかり見せたい！」といつになく気合十分。

＜２ランク昇格　特待生５級 → ３級＞
母の余命知る冬の日のレイトショー
　　　　　パンサー 向井慧

「母親が病気になって親父から『もう長くないかも』と電話があって。でも、実感がないんですよ。ふわふわしていてテレビを見る気にもなれない。不思議な気持ちでレイトショーを見に行った記憶があって。それをそのまま詠みました」

まさかの"２ランク昇格"が告げられ、飛び級で３級に昇格を果たした向井は「やったぜー！」「うれしー！」と喜びを大爆発。

俳人・夏井いつき先生は「後半の展開が上手いんです。お母さんの余命を知った。気持ちの整理がつかない。部屋に一人でいると落ち着かない。でも１人になれるけど１人ではない。それが"レイトショー"という場ではないかと思う」と解説。そして、「"冬の日の病室"とか"ベンチ"とかだと何の意外性もないんですが、"レイトショー"によって表情、心理、全部伝わってきます。上手いです！」と大絶賛。

最大級のお褒めの言葉をもらった向井は「ありがとうございます！ めちゃくちゃうれしい！」。最後は「これでまたガヤがガンガンできそう！」と照れ笑いを浮かべていた。

ニューヨーク嶋佐が"チュロス"句で才能アリ句、夏井先生大爆笑「アンタだったの？」

ランキング戦には黒崎レイナ、小手伸也、嶋佐和也（ニューヨーク）、堀未央奈が参戦。まず黒崎が"凡人２位"にランクイン。過去に"才能アリ"を獲得している小手と堀の争いになるかと思いきや、１位になったのは２回連続で"才能ナシ"の烙印を押された嶋佐だった。

＜才能アリ１位＞
冬の朝チュロスを食べに映画館
　　　　　ニューヨーク 嶋佐和也

「僕はチュロスが大好きなんですよ。チュロスが売っているところって、実は映画館くらいしかないじゃないですか。映画目的で行くんじゃなくて、僕はチュロス目的なんですっていうジョークを効かせてみました。"俳句ジョーク"です！」

アクの強い嶋佐から「チュロス」という意外なワードが連発され、相方の屋敷裕政は「何これ？ ツイッターだったら20いいね！くらいしかつかないぞ」と苦笑い。夏井先生も「俳句を褒める前に、アンタだったの？ でも、ちょっとうれしい」と大爆笑。

先生は「リアリティーですね。実体験だから書ける。脳でごちゃごちゃ考えていたら、こんな句は作れません。朝っぱらからチュロス目的で映画館に入ろうとしている人物がいる。あなた自身がもう俳句のタネみたいなもの」と意外な描写を絶賛。

＜添削後＞
冬の朝チュロス目当ての映画館

先生は「"を食べに"がちょっともったいないんです。ここに、あなたのワクワク感を入れることが出来たらもっと評価が跳ね上がるんです。食べ物だから食べる以外の情報を乗っけるんです。例えば"目当ての"とかね」と添削したが、「それよりもアンタだったという事実がすごい！」と褒めまくっていた。

　　　　　◇

さて、12月9日（木）次回のお題は・・・

芸術性や文才など芸能人のあらゆる才能をプロが査定! 才能アリなら絶賛！才能ナシなら容赦なく酷評！浜田雅功が最強講師陣を率いてお届けする新しいカルチャースクール番組『プレバト！！』はMBS/TBS系で毎週木曜よる7時放送。

12月9日18：59まで
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