７月５日放送の『プレバト！！』で俳句の新特待生が誕生した。この日のお題は「かき氷」の写真。徳光和夫、熊谷真実ら過去優秀な成績を収めている特待生候補が参戦する中、ＩＱ１４８以上を誇るイケメン俳優・岩永徹也が 色鮮やかな「かき氷」の思い出を詠み“才能アリ１位”を獲得、１３人目の特待生に認定された。
特待生候補・徳光和夫、熊谷真実、岩永徹也が激突
ランキング戦には過去に"才能アリ１位"を獲得している徳光和夫、熊谷真実、岩永徹也、そして初参戦の浅利陽介、尼神インター誠子が登場。誠子が"凡人３位"、浅利が"才能ナシ４位"に終わる中、１位は特待生候補の本命３人に絞られた。
＜才能アリ２位＞
路地裏の 記憶をたどる かき氷
徳光和夫
バス旅のロケ番組で、小・中学生時代の思い出の地を訪れたという徳光は「路地裏に入って、駄菓子屋のかき氷の機械を目にした時に、子供の頃に見た光景だと思った」と振り返ると、特待生の千原ジュニアは「めちゃめちゃいい。同じバスに乗っていても、蛭子能収さんじゃ詠めない」と称賛。俳人・夏井先生も「とても穏やかで丁寧に詠めている」と評価するが、査定は惜しくも"才能アリ２位"に。
＜添削後＞
路地裏の記憶 かき氷は甘し
夏井先生は「主役となるべきはかき氷。"甘し"とつければ具体的に見えてくる。こうすれば１位だったかも」とわずかに届かなかったことを明かすと、徳光は「人間は甘いんですけどね...」と苦笑い。
色鮮やかな思い出の一句で、岩永徹也が新特待生に
しかし、熊谷が季語を間違える痛恨のミスで"才能ナシ最下位"に沈み、大接戦を制したのはＩＱ１４８以上のみが入れるＭＥＮＳＡ会員であり、ＪＡＸＡの宇宙飛行士適性試験でオールトリプルＡをマークした天才イケメン俳優・岩永だった。
＜才能アリ1位＞
かき氷 思ひでに色 加えたり
岩永徹也
初登場は５点という史上最低点での"才能ナシ最下位"だったが、その後は"才能アリ"を連発し「いい調子できているので、波に乗っていけたら」と手ごたえ十分だった岩永。脳裏に焼き付く、かき氷のシロップの鮮やかな原色を詠んだ一句に、夏井先生も「シンプルな言葉だけだが、世界に奥行きがある。過去に色をつけ、詩として成立している」と大絶賛。
＜添削後＞
かき氷 思ひでに色 加へたり
夏井先生は「もう一か所も歴史的仮名遣いに整えた方がいい」と一字だけ添削するが、「お見事でした。５点からの出発としては、よく勉強した。特待生になって、また苦労していただきましょう」と告げると、岩永は両腕を突き上げてガッツポーズを決め、１３人目となる俳句の特待生入りに歓喜した。
スランプから抜け出せない千原ジュニアが「遁走したい...」
昇格試験には、足踏み続きの千原ジュニア、名人昇格を目指す中田喜子が登場。千原ジュニアは「だいぶしんどい思いをしているので、今日は行きたいですね～」と昇格を誓い、かき氷から夏の家族旅行に発想を飛ばした一句を披露。
＜現状維持 特待生４級＞
家族旅行 上がる花火に ジロ逃走
千原ジュニア
夏井先生は「かき氷から花火、家族旅行と発想を飛ばすのは、さすが」と評価しつつ、「散文的になっているのがもったいない。言葉がギシギシ入っている」と現状維持の査定を告げる。
＜添削後＞
家族旅行の 花火にジロの 遁走す
夏井先生は「俳句らしい調べになるように"上がる"を外して、ゆとりを持たすと良い。"遁走す"とすると、よりユーモラスでかわいらしくなる」と添削。これには千原も「遁走したいです...」と意気消沈。
昇格ならず涙の中田喜子に、夏井先生が「泣かないで聞いて！」
一方、「なりたいです！ 女性初の名人に」と気合が入る中田だが、「俳句を作ろうとすると、"名人"という二文字がのしかかってくる」と実はかなりのプレッシャーを感じている様子。
＜現状維持 特待生１級＞
削氷の けづりし音や 海に消え
中田喜子
海の家でのかき氷の情景を詠むが、夏井先生は「かすかな音が消えていくまでを詠んだ、まさに俳人の耳が作った句」 と評価するも、「小さな問題点がいくつかある」と査定は現状維持に。
＜添削後＞
削氷の 音や光れる 波に消ゆ
落胆のあまり顔がくしゃくしゃになり、ついに涙を流す中田に対し、夏井先生は「泣かないで聞いて！」と愛のムチを緩めない。「添削後の句であれば今日は名人だったのに」とも明かし、俳句の勉強に人一倍熱心な中田の更なる奮起に期待を寄せた。
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