捕獲率5パーセント!幻の"白身の中トロ"とは!?

所さんお届けモノです!の気になるトコロ

2019/11/20 20:30

これまで300種類の魚を実際に釣って完食してきた、さかな芸人・ハットリ。番組では過去2回、「幻の魚」と言われる極上食材を釣り上げてきた、運を持っている男。
今回は、なかなか釣れない上に上質な脂がのっているので、地元の漁師さんが「秘密のご馳走」として密かに食べられているという幻の魚・アブラゴソに挑む!
11月17日(日)放送の「所さんお届けモノです!」では、さかな芸人・ハットリが幻の魚を釣り上げる企画の第3弾を放送。今回も奇跡は起きるのか!?

ベテラン漁師でも捕獲率5%!超高難度のアブラゴソを狙う!
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幻の魚を求めて、ハットリが向かった漁港は静岡県沼津市にある戸田漁港。港が面している駿河湾は、全国屈指の漁場として知られていて、1000種類以上もの魚が獲れるという。
今回、ハットリが狙う魚は「アブラゴソ」。キンメダイの仲間で正式には「ヒウチダイ」という名前らしいが、地元の漁師さんに聞き込みしてみると、誰もが絶賛する魚だった。アブラゴソは水深300メートルのところにいる白身魚で、体長20センチほどで小さいが、脂がしっかりのっていて、例えるならば"白身の中トロ"。食べたらやみつきになるという。
今回、ハットリは漁師歴35年という大ベテラン、山田船長の船に乗せてもらい、アブラゴソを狙うことに。山田船長曰く、獲れる確率は「5%」だという。スタジオの所さんは、「今回初めて無理なのでは?」といぶかしげ。ゲストのロバート馬場は、料理が得意で料理本を出版するほどの腕前。そんな馬場が、白身魚は回遊せずに比較的狭い水域にいるとの豆知識を披露。さらに、アブラゴソは水温の低い深海にいるので脂がのっていないと生きられないと、"さかな芸人"さながらに即座に補足した。
アブラゴソは底引き網漁で狙う。この日は悪天候のため、チャンスは4回のみ。果たして"持っている男"に奇跡は起きるのか?
まず1回目は網を引き揚げる船長が「重たい」と期待を寄せる。網には大量の魚が入っていた。アブラゴソの目印は赤い頭。ハットリは必死で網の中を探した。
まず目立ったのは、戸田漁港の名物ともいわれる、世界最大級のカニ・タカアシガニ。身は肉厚でとろける美味しさ。地元では天ぷらにして食べる。最大で3メートルにもなるが、2万円はするという高級品。
網の中身は、ほとんどが高級魚であるムツだった。ムツは体長30センチでおよそ3000円。ほかにも、珍しい魚でいうと、カガミダイという鏡のように体がピカピカ光った平たい魚も。カガミダイは旨味も強く、ふっくらした身が特徴で、ムニエルに向いているという。
網にはメヒカリの姿も。唐揚げにして食べるのに最適だが、ハットリは「鮮度が良いのは珍しい」と絶賛した。
豊富な魚が入っていたが、残念ながら1回目の網にはアブラゴソの姿はなし。ハットリは2回目の網を投入している間に、先程獲れたタカアシガニをしゃぶしゃぶにしていただくことに。その身は甘くて柔らかいのが特徴。船上で大きな口を開けて豪快に頬張った。

悪天候の中、ラストチャンスで...持ってる男・ハットリは違う!
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2回目の底引き網は、1回目を上回る収獲に。中にはハットリもオドロキの超高級魚・赤ムツが沢山入っていた。赤ムツは別名ノドグロとして知られていて、1キロ最高1万5000円の値が付く高級魚。これから旬となり、煮付けにぴったりの魚だ。
赤ムツは沢山獲れたが、肝心のアブラゴソはゼロ...。やはり、宝くじ級で獲れる確率5%というレアな魚は、めったにお目にかかることはできない。
チャンスはあと2回だったが、風が出てきたため、次がラストチャンスに。そこで、山田船長がこれまでの経験を活かして、とっておきのポイントに移動。このポイントというのが、深海500メートルまで一気に潜る崖ギリギリの場所で、少し場所を間違えると、ゴミばかりの最深部まで落ちてしまって、釣果が期待できなくなってしまう。
船長の巧みなテクニックで船の位置を微調整して、最後の網を入れる。果たして、幻の魚・アブラゴソはゲットなるか!?
網を揚げて中身を全員で仕分けしていると、「ハットリくん、出たよ!」の声が!なんと、最後の網にアブラゴソが3匹も入っていた!!やはり、持っている男は違う!山田船長も「よかったな!お届けするモノがあって!」と喜んでくれた。
スタジオには、その3匹のアブラゴソをお届け。受け取った所さんも、見た目がグロテスクなアブラゴソを見て、「(幻の魚だという)情報を知らなかったら、タカアシガニを持って帰るよねー」と嬉しそう。
スタジオでは、まずは刺し身でいただくことに。幻の魚なだけに用意できたのは、わずか8切れ。食べてみると、まるでマグロのトロのような上質な脂と柔らかさが口いっぱいに広がる。脂がしっかりとのっているが、決してしつこくなく爽やかな味わいだそう。料理大好きのロバート馬場も「白身魚でこんなに脂が乗っているのは珍しい」と太鼓判を押した。
続いての料理は、「アブラゴソ飯」。アブラゴソとともにご飯を炊き、身をほぐして食べてみると、所さんも「うまい!アブラゴソこれだわ!」と絶賛!白身の上品な味わいと、脂がしっかり乗ってしっとりとした身がご飯と絡み合って、食が進む。
めったにお目にかかれない幻の魚ではあるが、市場で見つけたときは是非とも味わってみては??

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