多くの若者が闊歩する街、東京・原宿。インスタ映えする最先端の食べ物ばかりかと思いきや、地元の人に聞き込みしてみると、クリームたっぷりのケーキとよく合う紅茶を扱う専門店や、１０種類ものオリジナルのタレが揃うみたらし団子、思わず包むのが楽しくなる風呂敷の専門店など、大人が楽しめる古風なテイストを持った専門店が存在した。
９月２２日（日）放送の「所さんお届けモノです！」では、ガイドブックに載っていない原宿の新名物探し特集を放送。

ゆずこしょうにコチュジャン、ペペロンチーノも！１０種類のタレで味わう新感覚みたらし団子！

レポーターの横澤夏子が向かったのは、竹下通りの原宿スイーツの中でも定番でパイオニア的な存在である「マリオンクレープ」。
１９７６年に日本初のクレープ店としてオープンし、翌年に竹下通りに２号店ができた。４０年以上愛されるお店だが、最近はさっぱりとしたピーチの入った「ピーチメルバ」（５３０円税込）や、伸びるチーズがインスタ映え必至の「トリプルチーズスペシャル」（４５０円税込）などが人気だという。
１５年勤めているという店長さんに原宿で楽しめる穴場スポットを聞いてみると、美味しい紅茶専門店を紹介してもらった。竹下通りの脇道を入ったところにある、都会のオアシスとも言うべき喫茶店だという。
横澤が向かってみると「自家製ケーキとおいしい紅茶の店」という看板が。紅茶専門店「原宿クリスティー」は１９８０年創業。広くゆったりした店内は落ち着いた雰囲気だ。
常時３０種類の紅茶を揃えていて、その日の気分に合わせて選ぶことができる。お店では紅茶もそうだが、大きめにカットされた手作りケーキも人気。「ミルフィーユ」（４５０円税込）は生クリームたっぷり。フワフワにホイップされていて、カスタードクリームともよく合う。パイ生地もサクサク。ミルフィーユには、「ヌワラエリヤ」（５７０円税込）という紅茶が合うという。
原宿で生まれ育ち、子どもの頃は竹下通りで鬼ごっこをしていたという生粋の原宿っ子である店長さんによると、原宿では今、和のスイーツが静かなブームで、「味甘ＣＬＵＢ」というお店を紹介してもらった。
続いて、横澤が向かった先は表参道ヒルズの裏側。その店は一軒のアパートの中にあった。和のスイーツ５店舗がフードコートのように集まった「裏参道ガーデン」。ここに「味甘ＣＬＵＢ」がある。まずはインスタ映えバツグンの透明感がすごい和のスイーツをいただくことに。そのスイーツの名は「天使の涙」（ドリンク付き１０００円税込）。海藻と天然水だけで作ったぷるぷるの水まんじゅうに、北海道産きな粉と黒蜜を絡めていただく。見た目も十分に楽しめる水まんじゅうは口溶けもよく、きな粉と黒蜜をダイレクトに味わうことができる。
スタジオに届けられたのは「みたらし団子セット」（ドリンク付き　１０００円税込）。団子を自ら七輪で焼くスタイルで、タレは一般的なみたらしダレのほかに、お店オリジナルのタレがなんと１０種類。ゆずこしょうやバジル、シナモン、カレーにコチュジャンといった、これまでのみたらし団子の概念が覆るような味ばかり。
お店ではこの中から３種類選ぶことが出来るが、店長のオススメはペペロンチーノ。所さんは、団子そのものの味が気に入ったようで「ちょうどいい甘み」と絶賛していた。

風呂敷が犬に！獅子舞に！東京タワーに早変わり！折り紙とコラボした新感覚ふろしき！

「味甘ＣＬＵＢ」の店長に聞き込みしてみると、風呂敷の専門店を紹介してくれた。
大人が楽しめるカワイイふろしき専門店を訪れてみると、そこにはポップで鮮やかな風呂敷がズラリ。「むす美」は５００種類ものふろしきを扱う専門店。
京都に本店があり、１５年前、原宿にオープン。伝統的な柄を現代風にアレンジしていて、穴の開いた木にふろしきを通して結ぶと、大容量のカバンに早変わり。
スタジオへのお届けモノは、包むと楽しくなるふろしき。スタジオに届けられたのは、ふろしき専門店「むす美」で販売している「折り紙ふろしき　コチャエ」（１枚８６４円税込）。折り紙作家とコラボして作られたオリジナルの風呂敷で、包み方によって見せたい柄が変えられるという。
試しに、犬と猫の顔が描かれたふろしきで弁当箱を包んでみると、風呂敷の結び目が犬、猫の耳に。唐草模様のそれで包んでみると、獅子舞や泥棒に早変わり。さらに、東京の名所が描かれた風呂敷は、ペットボトルを包めば東京タワーに！
原宿で出会った、ガイドブックに載っていない新しい和のテイスト。是非一度、楽しんでみてはいかがだろうか？

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