有名観光地の隣にあるがゆえに知られていない「隣町」にも、きっと魅力がいっぱいあるに違いない。「所さんお届けモノです！」では伊豆の有名観光地・静岡県下田市の隣町を大調査。下田市といえば、黒船が来航したことでも有名な伊豆を代表する観光地。そんな下田市のお隣にあるのが今回の舞台“南伊豆町”。その南伊豆町からまだ知られていない魅力を３つ厳選してお届け。

その１「アイドル漁師に会える」

南伊豆町の隠れた名物を調査していると、「アイドルみたいな漁師さんがいます。"推し漁師"なんて呼んでいますよ」との情報が。なんでも南伊豆町は漁業が盛んで13もの漁港があるそう。さっそく漁港に向うとアイドルとは程遠い恰幅のいい男性と遭遇。「僕が"推し漁師"なんです！」と言っているのは鈴木萌さん。ほかにも一見アイドルには見えない漁師さんが集合。いったいなぜアイドルみたいな漁師なのか。実は、南伊豆町の漁師を紹介するサイト「職・漁師」から応援したいお気に入りの漁師、つまり"推し漁師"を選ぶというまるでアイドルのような仕組みがあるのだ。この"推し漁師"から普段市場に出回らない珍しい魚が届けられる。漁師さん手書きのレシピ付きで、お値段は2キロで3240円。

スタジオには「アイドルみたいな漁師さん」からブダイ、タカノハダイ、石廊のイカなど珍しい海の幸が届けられた。初めて食べるブダイの煮付けに、ゲストの劇団ひとりは「タイより美味い！握手会があったら絶対に行く！」と南伊豆町の漁師さんたちに惚れ込んでいた。

その２「ここでしか見られない絶景」
海底の隆起によって出来た伊豆半島は、数百万年前の地層や岩石を見ることができるスポットが数多くあり、今年ユネスコの「世界ジオパーク」にも認定された。その中でも、南伊豆町は絶景の宝庫。
荒々しい波が打ちつける「石廊崎」

海底に降り積もった火山灰による美しい地層「千畳敷」

およそ２００匹の猿が自由に歩き回る「モンキービーチ」

その３「南伊豆町が誇る絶景がそのままお菓子に」

南伊豆町が誇る絶景を"お菓子"にしてしまった人がいるということで実際に会いに行ってみたところ、鈴木美智子さんという女性が１人でお菓子を作っていた。鈴木さんはお菓子作りのかたわら"ジオガイド"といって、南伊豆町の絶景を案内している方。「お菓子のモチーフとなった場所に行きましょう！」と案内されたのが、薪を並べたような神秘的な絶景スポットの爪木崎・俵磯。ここは、マグマがゆっくり冷えて柱状に固まったため、今まで見たことのない風景を生み出しているんだとか。

スタジオには、この絶景を再現した「ジオ菓子」が届けられた。この「ジオ菓子」、チョコレートや飴などで作られているが、まるで本物の岩石や鉱石と見分けがつかないほどそっくりな逸品だった。

「絶景スポット」に「アイドル漁師」。この週末に、個性的で魅力満載の南伊豆町に足を運んでみてはいかがだろうか?お土産には「ジオ菓子」も忘れずに！

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