「“映え映え”を狙いましした」というのは、12月9日(水)に放送された情報番組「ミント!」(MBS)の「わざわざグルメ調査隊」で紹介された飲食店のオーナーのコメント。『関西のグルメ王』シャンプーハットてつじが飲食店にまつわる「なぜ?わざわざ…?」という疑問を調査する好評企画。今回は、大阪の超人気カフェを取り上げた。
9割が女性客!
最初に紹介したのは、前述した「映え映えを狙った」と言った(ちょっとクセの強い?)オーナーがいる「ワンズ・カフェ」。店は、大阪メトロ・本町駅から歩いて6分のところにある。
今回、てつじと山崎香佳アナウンサーは「人気カフェが開発したわざわざ〇〇を山盛りにしたフレンチトースト」と題して、その『わざわざ理由』を直撃取材。店を訪れると、てつじは「オシャレ!」と声を上げた。客の9割が女性というだけあって、店の雰囲気はかなりオシャレ。華やかで可愛い。
美味しい!一瞬できます!
オーナーは日本料理店や洋食店で長年修業したという、43歳の川島仁さん。甘いもの好きが高じて、フレンチトースト&パンケーキの専門店をオープン。川島さんは「女性客に来てほしくて」と明かし、大ブームとなった「タピオカミルクティー」(600円、税込み)など女性心をくすぐるメニューも取り入れている。
パンケーキについては、厳選された小麦粉&牛乳を使い、独自の製法でフワフワに焼き上げる。こだわりの熊本産。フワッフワの感じが画面からもハッキリと伝わった「新町からのパンケーキ」(1,000円、税込み)は、思わず写真を撮りたくなる愛らしいネコの形だ。
そして、大人気のフレンチトースト「新町からのとろとろフレンチトースト」(950円、税込み)は、食パンではなく、バゲットを使用。一口味わった山崎アナは、口に入れた瞬間「美味しい!一瞬できます!」と"秒"でコメント。てつじは「早っ!美味しいって言うスピード。早っ!」と驚いていたが、てつじも口に入れた瞬間に「ホンマや!美味しい!」と"秒"で美味しさを伝えていた。
この他、食パンをくり抜いて、中身だけ卵液に24時間漬けてヒタヒタに。それを鉄板で焼き上げてくり抜いた食パンに戻し、さらにオーブンで焼く。そして、その上にのせたカスタードを炙り、ブリュレ風に仕上げた「特選ボックス型ブリュレ風フレンチトースト」(1,600円、税込み)なども人気。この時「映え映えしようと思いまして」とオーナー。とにかく「女性に来てほしい」の一心で考案したメニューという。
山盛りの...
ここでクイズ。「人気カフェが開発したわざわざ〇〇を山盛りにしたフレンチトーストとは?」ヒント①フレンチトースト=甘いという常識を覆す。デザートではない。食事系のメニュー。ヒント②香りもクセも強い食材を山盛り。「この食材は、女性はちょっと避けがちです」と山崎アナ。
ヒント③トーストとの相性は抜群。この3つのヒントでてつじは、「チャンジャ!」と答えていたが...。
正解は、「ガーリックチップ」。画面にはガーリックチップが山盛りにトッピングされた「フレンチトースト」が映し出されていた。美味しいそうだ。
作り方は、もっちり感の強い豆乳パンを浅めに卵液に漬けて、自家製のポテトサラダ&チーズをのせてさらに焼く。そこにガーリックチップをふんだに散らすと「チーズポテサラとガーリックチップのもっちりフレンチ」(1,200円、税込み)の出来上がり。10月に発売された新メニューというが、もう女性の心をつかんで、リピーターが続出しているとか。
ではなぜ、わざわざガーリックチップを山盛りにした新メニューを作ることにしたのか。それは「夜の営業で、酒を提供したかったため。酒に合うメニューを作ろうと大量にガーリックチップを仕入れましたが、新型コロナの影響で夜は断念しまして...」と明かす。そこで、大量に仕入れてしまったガーリックチップとフレンチトーストを合わせてみたら「相性抜群だった」という。
ミルク感が...!
次に調査したのは、大阪・梅田のグランフロント大阪南館2Fパナソニックセンター大阪内にある「できたてチーズが名物のカフェが発明!わざわざ〇〇を包んだモッツアレラスイーツ」の、「Re-Life ON THE TABLE(リライフ オン ザ テーブル)」。「今年6月にオープンした店ですが、すでにチーズ好きの女性の間で話題になっています」と山崎アナ。その理由の1つに、この店は目の前の工房で熟成させないモッツァレラチーズを作っている。
早速、濃厚な味わいのイタリア産赤牛の牛乳で作る「モッツァレラ」(600円、税込み)を味わったてつじは、「めっちゃうまい!めちゃめちゃうまい!」と。続けて「生クリームみたいな甘さはないけど、ミルク感でいうと、生クリーム超えています!」とコメント。そのてつじが言う「ミルク感」を味わえるのは、「できたてだけです。時間が経つにつれて、ミルク感は抜けていきますので」と料理長の杉本哲也さん。
このほか、モッツァレラチーズ+生クリームをモッツァレラチーズで包む「ブッラータ」(850円、税込み)。鮮度が命なので流通量が少ないため『幻のチーズ』といわれているというが、それを、ここでは味わえる。
衝撃のうまさ!
ここでクイズ。「幻のチーズ・ブッラータをわざわざ進化させた新商品とは?」ヒントは二つ。①できたてモッツァレラチーズで意外なモノを丸ごと包んだ。②包むのは「洋」でなく、「和」。合わせることはあまりないが、実はチーズの塩味と相性抜群という。分かっただろうか。
正解は...なんと「大福」だった。「大福モッツァレラ」(750円、税込み)。
甘さ控えめの自家製あんこと季節のフルーツを入れた大福を、モッツァレラチーズで包む...。てつじは「宇宙上にある食べ物の中で一番うまい!スイーツの最終形です!」と大絶賛していた。「できたてのモッツァレラチーズが一番おいしく食べられるスイーツが、こちらでした」と料理長。ここでしか味わえない「幻のチーズ」を使った絶品スイーツ。大阪・梅田に行ったときには、ぜひ訪れてみて。
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「わざわざグルメ調査隊」は情報番組「ミント!」(毎週月~金、午後3時49分放送)で毎週水曜日に放送している企画。「なぜ、わざわざこの場所で?」「なぜ、輝かしい経歴を捨てて店をオープンしたの?」など、気になる"わざわざ理由"をシャンプーハット・てつじが徹底調査。クイズ形式でその"わざわざの理由"に迫る。