「なぜ、わざわざこんな場所で!? 」「なぜ、このメニューを?」など、飲食店にまつわる“わざわざの理由”をクイズ形式で放送している、MBSの情報番組「ミント!」の水曜企画「わざわざグルメ調査隊」。7月1日(水)は、「人気ラーメン店が赤字覚悟で…」や、「○○○を入れるお好み焼き店」「人気まぐろ料理店の名物料理」を、"関西のグルメ王"シャンプーハットてつじが徹底調査した。
人気ラーメン店が...
一軒目は、「人気ラーメン店が、わざわざ赤字覚悟で出すグルメ」。店の常連客も「『ラーメン店で食べられるのか!』という驚きがあります」「口いっぱいに海の香りがします」「旅行に行ったときに食べます」と話していた。
メニューを提供するのは、阪急電鉄京都線「上新庄駅」から歩いて10秒のところにある「ZERO上新庄店」。看板メニューは、鳥取県産の大山地鶏を使った鶏ガラスープがベースの「鶏中華そば(780円、税込み)」や、長時間煮込んだ豚骨スープと特製味噌を合わせた「濃厚豚骨味噌らーめん(880円、税込み)」。中でもイチオシなのは、炒めた豚ひき肉に豆板醤・唐辛子を加え、そこに鶏ガラスープを合わせ、とろみを加えた"特製あん"と豆腐をのせた「辛麻麺(シンマーメン)」。
店主の田部圭司さんのこだわりが凝縮されたこのメニューは、ミニごはん付きで880円(税込み)。「麻婆麺と、麻婆豆腐、麻婆丼の3つが一緒に味わえます」と田部さん。
ワンコインのメニュー!
「実は、あんまり注文されると困る商品でして...。正直800円は最低でもほしい商品です」という商品の値段は‥480円。ワンコインだ。では、前述した常連客の感想もふまえ、どんなメニューなのかわかるだろうか?スタジオでもVTRを見ていた弁護士の仲岡しゅんさんがクイズに参加。いつも、てつじに急かされ突拍子もない答えをする仲岡弁護士。今回も「えーっと!いくら丼!」と焦って答えたが......正解した。「いくら丼(480円、税込み)」。
「僕は、年に一度、北海道の函館に旅行に行くのですが、そこに大好きなお寿司屋さんがあり、その店で出されている"いくら丼"が美味しくて、大将に『作り方を教えてください』って言いました」と田部さん。産地直送のいくらを、寿司店のレシピで醤油漬けにした「いくら丼」を提供していると明かした。「赤字になりますが、いくら丼が出てきたら絶対テンションが上がると思うので。お客さんに喜んでもらいたい」と語った。
地元に愛されるお好み焼き店
次の店は「わざわざ○○○を入れるお好み焼き屋の人気メニュー」。店は、大阪・生野区の「コリアンタウン」を抜けた先の住宅街にあるという。"大阪のお好み焼き店"をイメージしながら見ていると、外観は全然違ったオシャレな佇まい。てつじも「めちゃめちゃオシャレ!ステーキハウスみたい!」と驚いていた。
店の名前は「お好み焼き さとみ」。この地に店を構えて55年。母・姉妹の親子三人で切り盛りする家族経営の店。ちなみに店名の「さとみ」は名字とのこと。まずは、○○○が入る前の「豚玉焼き(670円、税込み)」を味わったてつじ。「外はパリパリで中は蒸している感じですね!ソースの甘みがめちゃめちゃ旨い!『THEお好み焼き』です」と感想を。
さらに、オススメのスパイスをかけて試食すると、「ん?キムチの味がする!」と。このスパイスは韓国産の唐辛子パウダー。辛味が少なく甘み・うまみと独特の風味が特徴の唐辛子。甘いソースとよく合うという。
今年のお中元にします!
ここで、クイズ。お好み焼きに入れる○○○とは?四択で出題された。「韓国のインスタントラーメン」「駄菓子」「おでん」「フルーツ」の中に正解がある。わかるだろうか?ここで、一軒目に正解を出した仲岡弁護士が「私ね!司法試験で四択問題がめちゃめちゃ得意だったんです。その時に選ぶべきものは、一番意外なものを選ぶんです!」と自信満々に、「フルーツ!」と答えていたが...残念ながら、不正解。
正解は‥「おでん」だった。もともとは、駄菓子屋さんとして55年前に店をオープン。そこで、駄菓子とおでんを置いて(店奥の)小さなカウンターでお好み焼きを焼いていたという。生野区は金属加工やゴム製品の製造業の工場町だった。そこで、働く人々がお昼休みに食べていたおでんとお好み焼きを「時間がないから、おでんも(お好み焼きに)入れといて!」が始まり。早速、てつじは「ちくわ・牛すじ」を入れて、オススメの「じゃがいも」をトッピング。ひと口味わったてつじは「めちゃめちゃ旨い!今年のお中元、これにします!」と絶賛していた。
目で見て、食べて、楽しめる!
最後の店は、大阪の京橋にある「鉄火巻きをわざわざ○○○にしたグルメ!」。京阪電鉄の京橋駅から歩いて3分のところにある「まぐろ屋魚介 京橋店」は、「安い・おいしい」と、天然まぐろ料理が大評判の店。
ボリューム満点の「まぐろ丼」は、760円(税込み)。「まぐろユッケ丼」も同価格。また、赤み・ねぎとろ・ハラミのずり「まぐろ三種盛り」は、650円(税込み)。新鮮なまぐろ料理が40種類以上もある。
「みなさん、写真を撮ってSNSにあげますね。目で見て食べて楽しめます」と店の方。さらに、常連客にも話を聞くと、「ものすごい魅力!これは毎回食べています」と話していた。では、問題。「人気メニューの鉄火巻きを○○○した一品」とは?‥正解は、シャリと具をひっくり返した「どんでん返し」(760円、税込み)。
店の人は「シャリは少なく、鉄火巻が食べたい人や、お酒を飲みに来る人にインパクトを残すため」と説明。最後に感想を求められた仲岡弁護士は、「私ね、『四択が得意』と言っておきながらハズしましたので、受験生のみなさん、私の言うことは参考にしないでください」と話し、「落ちますよ!」と付け加えた。
「わざわざグルメ調査隊」は情報番組「ミント!」(毎週月~金、午後3時49分放送)で毎週水曜日に放送している企画。「なぜ、わざわざこの場所で?」「なぜ、輝かしい経歴を捨てて店をオープンしたの?」など、気になる"わざわざ理由"を、シャンプーハットのてつじが徹底調査。クイズ形式でその"わざわざの理由"に迫る。