意外な京都!?格安「豪華海鮮丼」& 昭和レトロ「お好み焼き店」

4分でわかる ミント!

2020/02/05 17:00

 近々、京都観光を予定している方必見。良く言えば「昭和レトロ」な雰囲気の店が、1月29日(水)に放送された情報番組「ミント!」(MBS)の水曜日の企画「わざわざグルメ調査隊」で取り上げられ、話題になっている。他にも、お値打ち価格で提供している豪華「山盛り海鮮丼」の人気店も紹介した。リポーターは「関西のグルメ王」と呼ばれるシャンプーハット・てつじと、辻沙穂里アナウンサー。

海鮮丼専門店

 今回は、京都エリア編。まずは、「わざわざ"格安/山盛り"で出す海鮮丼専門店」から調査。てつじと辻アナは、京阪電鉄・淀駅へ。海鮮丼専門店「魚楽(ととらく)」は、中央改札口を出て「京都競馬場」とは反対方向へ歩いて2分のところにある。

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 競馬に詳しく、競馬番組にも出演しているてつじは、「競馬場周辺はグルメな店が多いです。でも、海鮮丼専門店は聞いたことがないな~」と言っていたが、この店は、40種類もの海鮮丼があり、在阪テレビ局も取り上げている人気店だった。

替えネタ!?

 店主の中村和正さん(49歳)は、元寿司職人。あることをキッカケに2年前に海鮮丼専門店をオープンさせた。週末には、豪華な海鮮が格安で食べられるということで長蛇の列。早速、てつじは店の看板メニュー「マグロ2色丼」を、辻アナは「サーモンとアボカド丼」をオーダーした。

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 なんと、そのお値段「605円(税込み)」という安さに驚きだ。この安さの秘密を調査する前に「マグロ2色丼」を試食したてつじ。「海鮮丼っていうのは、上の具とごはんのバランスが大事やからね!どんだけ上の具を食べながらごはんをどう減らしていくか...」などと話していると、辻アナは、"ネタだけ"をペロリと平らげていた。驚くてつじに、「ここのお店だから(具だけ先に食べた)」と笑顔の辻アナ。

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 この店は、ラーメン店の替え玉のように、別の「海鮮丼」のネタをごはん代200円引きで、「替えネタ(追加)」ができるというのだ。そんな 「替えネタ」に「ウニいくらネギトロ丼」を注文した辻アナ。「うわ!イクラがパチパチ弾けます!」と満足していた。

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本当は...1,500円は欲しいけど...

 てつじは「安さの秘密」をこう見立てた。「寿司店時代に魚の可能性に魅了され、リーズナブルな『海鮮丼』で勝負」としたが・・・不正解。

 正解は「震災があったじゃないですか...」と切り出した中村さん。東日本大震災で日本全体が暗く落ち込んでいた時、中村さんの店の経営も行き詰まっていたという。そんな折、「ウチに来て下さるお客さんを、お寿司でなんとか元気に明るく楽しく提供できないか...と思って丼専門店を始めました。握り寿司じゃダメ。『見た目・楽しさ・ボリューム』は、丼に勝てないので」と中村さん。

 てつじが試食した605円(税込み)の「マグロ2色丼」は、「本当は1500円くらいは欲しいですね...。でも、競馬で負けた人がウチに来て『得したわ~』って思って帰って欲しいので」と中村さんはこう語った。競馬で勝った人も負けた人も、海鮮丼専門店 の「魚楽」へ行けばきっと笑顔になるだろう。

秘伝のソース

 実は、冒頭に記した『良く言えば、ノスタルジック/昭和レトロな雰囲気の店』だが、「わざわざボロボロのまま営業し続けるお好み焼き店」がテーマで進行していた。「昭和レトロ」とはちょっと言い過ぎたかもしれない。店の佇まいはかなり"ボロボロ"だった。

 その店の名は、昭和23(1948)年創業の三代続くお好み焼き店「山本まんぼ」という。JR京都駅の近くにある。「何年『西日』浴びたん?」と、思わずてつじが言ってしまうほど色褪せた暖簾に、営業中なのか分からない「ボロボロ」の入り口だった。

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 早速、店主の丸山敦さん(58歳)は、看板メニューの「まんぼ焼きスペシャル(うどん) 1150円(税込み)」と、「焼きそば 1000円(税込み)」を二人の目の前で作ることに。まずは、「まんぼ焼き」から。作り方はスジ肉の上に薄生地。その薄生地には、イカ・たくあん・紅ショウガ・ねぎ・魚粉がのっている。そして「ホルモンうどん」をのせて、生地でフタをして焼き上げる。

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 仕上げは秘伝のソース。画面からはジュージューとソースの音がしていた。これだけで「旨そう!」。口に入れた瞬間、てつじも「もう旨い!」と絶賛。

 さらに「ソースの歴史がさらに美味しさを引き立てます!」と感想を。次に「焼きそば」。秘伝のソースがよく絡む「細麺」を使用している。それに、ホルモンを入れて焼くことで、シンプルだけどソースの旨味をダイレクトに感じることができる「焼きそば」になる。辻アナは「ホルモンからコクが出て!甘みも出ますね!」とニッコリ。

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ノスタルジックな雰囲気は...

 「なぜ、ボロボロのまま店をしているのか?」てつじの見立ては、「ソースが染み付いた壁、お店の雰囲気も『調味料』だから」とした・・なんと正解!!

 「この店の雰囲気、ノスタルジックで昭和な感じが好きです」と丸山さん。しかし、ここで丸山さんから残念なお知らせが...。「この土地が都市開発で立ち退きになってしまいまして...。この店は取り壊しになります」と打ち明けた。4月から別の場所で再出発する「山本まんぼ」。3月まではこの場所で「ボロボロのまま営業する」というので、「ノスタルジックな昭和な雰囲気」を感じたい人は急いで。

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 「わざわざグルメ調査隊」は、情報番組「ミント!」(毎週月~金 午後3時49分放送)で毎週水曜日に放送している企画。「なぜ、わざわざこの場所で?」「なぜ、輝かしい経歴を捨てて店をオープンしたの?」などの"わざわざ"の理由を、シャンプーハットのてつじがその場所を訪れ調査する。

https://www.mbs.jp/mint/info/wazawaza/

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