大阪・京橋・・・完全予約制「串揚げ店」& 超人気「焼肉店」 "わざわざ"の理由

4分でわかる ミント!

2019/11/28 18:00

 大阪の京橋駅周辺は、仕事帰りに気軽に寄れる居酒屋から、ちょっと気取ったオシャレなレストラン、創作料理店など様々な店が集結している「グルメ激戦区」。そこで、11月20日(水)放送に放送された情報番組「ミント!」(MBS)の「わざわざグルメ調査隊」では、「パン屋さんがわざわざオープンした串揚げ料理店」と「わざわざ実家の町工場を継がずにほぼ独学でオープンした焼肉店」を取り上げた。リポーターは、シャンプーハット・てつじと、新人の清水麻椰アナウンサーが務める。

人気パン店の2階に...

 一軒目は「パン屋さんがわざわざオープンした串揚げ料理店」。取材場所は、京橋界隈で大人気のパン店「ブラウンベーカリー」。この店の二階に串揚げ料理の「褐」があるというのだが...。二階へ上がるとスタイリッシュなカフェがあり、その奥に「串と酒と 褐」と書かれたのれんがあった。そこが店の入口となる。店にたどり着くまでもが"オシャレ"だ。

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 「褐」のマネージャー・山田泰司さん(31歳)は、パン職人とパティシエを経て今年3月に店をオープンさせた。入店してすぐ、てつじは「もう分かった!簡単!パン屋さんだから良質なパン粉が手に入るので串揚げ店をやっている」と、"わざわざの理由"をこう見立てた。なんと「見立て」は的中!!

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 早速、てつじらは、「おまかせコース(4,950円税込み)」をオーダー。このコースは、「牛フィレ雲丹トリュフソース」「帆立いくら」「カリフラワー グラナバターノチーズ鶏卵黄のカラスミ仕立て」や、旬の食材を使った12種の創作串揚げが楽しめる。また、この店の串揚げは、薄くて軽いため「胃もたれしない」と評判で客の7割が女性客という。

食パンが受け皿...!?

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 揚げたての串揚げは、湯だねの生地を使った「食パン」を丸くくり抜いた上にのせて提供するシステムだった。「パンを受け皿にするんですね!?」と驚くてつじ。この受け皿にした「湯だね食パン」が、この先どうなるのか...。気になって仕方がない。

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 まずは、「天使の海老レモンクリーム」の串揚げを味わったてつじは、「海老の旨味もそうですが!衣が最高ですね!衣と海老のバランスが最高です!」と笑顔。そして、一番気になっていた「受け皿にしていた食パン」だが、「だし巻き卵の串揚げ」を挟んで食べるという。試食した清水アナは「うわぁ!!美味しい!」と大絶賛。てつじも「(だし巻き卵に)衣があるのでカツサンドの領域ですやん!」と満足していた。

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完全予約制

 山田さんは26歳で単身フランスへ。そこで知り合った"星付き"レストランのシェフからフレンチのイロハを学び、一年後に帰国。一階の「ブラウンベーカリー」で働きながら「褐」をオープンさせた。「食材のアプローチやソースの技術など、自分なりに手を加えたものを織り込んで自分らしい仕事をしたい」と熱く語る山田さん。フランスで学んだノウハウを山田さんなりにアレンジして「串カツ」に取り入れているという。そんな中でも、一番こだわっているのは女性客に大好評の薄くて軽い「衣」。この「衣」は、乾燥させた食パンを一度オーブンでロースト。その後、ミキサーで細かく砕いてサラサラのパン粉にする。こうすることで、余分な油を吸い過ぎず軽い「衣」に仕上がるという。

 「できることは料理しかないので、お客さんに喜んでもらえれば。それが一番ですね」と山田さん。串揚げ「褐」に行ってみたくなった方、「完全予約制」ということなのでまずは、ご予約を。

今日から焼肉店やりますぅ~?

 次に登場したのは、「わざわざ実家の町工場を継がずにほぼ独学でオープンした焼肉店」。「独学で焼肉店はできるのか?」と、疑問しかない。そこで、てつじは「独学で焼肉店って出来へんて!お肉の仕入先とか確保しなアカンし、精肉店さんもお肉のこと分かっている人じゃないと自分のお肉出したくないのよ!」と説明。「独学で『今日から焼肉店やりますぅ~』はないのよ!」と補足したのだが...

人気焼肉店!

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 実家の「町工場」を継がず、35歳で"わざわざ"転職し、「独学で焼肉店」をオープンさせたオーナーの石田康章さん(41歳)の店は、「焼肉 やっちゃん」という。京橋駅から徒歩1分のところにある人気の焼肉店。人気の秘密は、一人前のボリュームにあるというので早速、てつじと清水アナは、上タン塩(2,420円 税込み/一人前200g)を注文した。

「これ!二人前ですか!?」とテーブルに置かれた上タン塩を見て驚愕するてつじ。確かに、グルメ番組にありがちな料金は一人前表記なのに、盛り付けは「※こちらは三人前」などと書かれているものとのは違って、ボリューム満点の「一人前」の上タン塩だったからだ。

「焼肉 やっちゃん」の肉は、すべて一人前200gから。しかも、かなりの"厚切り"だ。オープンから5年で4店舗を展開する人気店に成長。「美味しいところを思いっ切り食べてほしいので!」と満面の笑みで語る石田さん。

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肉厚がすごい!

 そして、ステーキのような肉厚の「タン塩」を味わったてつじは、「しっかり歯ごたえがあって、めちゃめちゃ旨い!」。また、清水アナは「肉厚がすごい...!(モグモグ)タンの......脂が...」。何が言いたいのかさっぱり分からなかったが、かなり「美味しい肉」であることは伝わった。

YouTubeめっちゃ見ました!

 オーナーの石田さんは、地元(東大阪市)の焼肉店で、たったの三ヶ月しか修業していないという。それにも驚きだが、さらに驚いたのは、彼流の"独学"は「YouTubeをめちゃめちゃ見ましたから!」だった。YouTubeを「めっちゃ見て」焼肉店をオープンさせ、たった5年で人気店にしたことに心底驚いた。このコーナーの主旨は「わざわざの理由」を調査することだが、どこかへ吹っ飛んでしまうほどだ。しかし、その石田さんの「わざわざの理由」を聞くと......シンプルに「お客さんの笑顔が見たい!」だった。

 実家の町工場では次期社長として15年働いていた石田さんは、父親の反対を押し切って「焼肉店」をオープン。まだ、父親には店の焼肉を食べてもらってないという。「その日まで、がんばりますよ!」と石田さん。この放送をキッカケに食べに来てほしいと願う。

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 「わざわざグルメ調査隊」は、MBSの報道番組「ミント!」(毎週月~金 午後3時49分放送)で毎週水曜日に放送している企画。「なぜ、わざわざこの場所に飲食店が?」など"わざわざ"の理由を、シャンプーハットのてつじがその場所を訪れ調査する。
https://www.mbs.jp/mint/info/wazawaza/

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