MBS 毎日放送

2019年09月30日 14時00分 公開

凶悪事件を扱う捜査一課の元刑事が作る"強面カレー"

 路地裏や僻地などで見かける飲食店に「なぜ、こんな場所で?」と不思議に思ったことはないだろうか。そんな飲食店のワケを探る「わざわざグルメ調査隊」は、夕方の情報番組「ミント!」の水曜日の人気コーナーでリポーターは“関西のグルメ王”として名高い、シャンプーハットてつじが務める。アシスタントは、辻沙穂里アナウンサー。9月18日(水)放送の舞台は、京都・烏丸御池のカレー店。元刑事が経営しているということだが、果たして・・・

"強面"のカレー店

カレー店をオープンした元刑事というのは吉野明彦さん(59歳)。このコーナーの冒頭に、吉野さんの写真が出たのだが、かなり「強面(こわおもて)」だった。「刑事時代、凶悪犯とやりあったんだろうな~」と簡単に想像できる雰囲気だ。「わざわざ刑事辞めてカレー屋をオープンさせた理由って、『尋ねてええの?』という不安はある...なんか粗相したん?って」とてつじ。確かに、彼の言う通り「ちょっと、何かトラブったのか?」などと考えてしまうが...

20190930112410-675059ed4e8a70b67cfdc2cf4c9e68be507eefe4.jpg

 駅周辺で調査を開始した二人。いつもならすぐに「あ、知ってますよ」と情報を入手できるのだが、今回は「知らないです」「聞いたことがない」と難航。聞き込みを続け「老舗酒店」の10代目・店主に「この近くでカレー食べるならどこ行きますか?」と聞くと「カレーは『ガーネッシュ』に行きます」と返答。この店こそが、元刑事がオープンさせた『カレー店』だった。「こだわりのメニューが豊富で。美味しいですよ!」と。今までこのコーナーは「わざわざ」の理由だけが気になってくるのだが、今回は「ここのカレー、食べたい」となってきた。

カレーに恩返ししたいから!

20190930112537-730663864a0daf42ef2bc8d60b3ccac359e70b31.jpg

 このコーナーは、てつじが「わざわざ」の理由を推理・見立てをする。今回は「一杯のカレーが事件を解決に導き、感謝の思いからカレー屋さんを。カレーに恩返ししたいからオープンさせた。」と。5年前にオープンしたカレー店「ガーネッシュ」の元刑事・吉野さんは京都府警に30年勤め、52歳で早期退職したという。30種類以上のスパイスを独自ブレンドした本格カレーを提供しているので、店内に入ってすぐに二人は「すごい!めっちゃカレーのいい香りがする!」。

20190930112626-e59989bef0aad33523a5a6effecfe3f223dbc605.jpg

 そして、早速、てつじは「三元豚ロースかつカレー(800円、税込み)」を、辻アナは「鷹山カレー(900円、税込み)」をオーダーした。最初に試食したてつじは「刑事が作るカレーではない!具が入っていないようでとんでもない量の具が入っている。広がるスパイスの香りと旨味が凄い!」と大絶賛。辻アナがオーダーしたカレーは、およそ190年前まで巡業していた祇園祭の曳山・鷹山をイメージした「ヒレカツとメレンゲと卵黄がトッピングされたカレー」。一口食べた辻アナは「うわ!ふわふわです。メレンゲと合わせることによって急にとろみがでます。さらさらでも楽しめます!」。

20190930112701-dc26880006bc9e3ed7be7c189391c8cd26a09776.jpg

東日本大震災

「刑事を辞めてなぜ、カレー店を?」の質問に吉野さんはこう答えた。「30年間、悲しい人々(被害者)とばかり出会っていたなと思って...。残された人生はたくさんの笑顔と接したいと思って飲食店を選びました」と、穏やかな表情で語った。ここで、てつじの見立ては・・・ハズレ。吉野さんは交番勤務から警部まで上りつめたというが、2011年に起きた「東日本大震災」の時、「発生して二週間足らずで検視官として宮城県石巻市に行きましたが...もうちょっと『何かできたんじゃないか』と帰ってから悶々としまして」。そんな想いをキッカケに、キャリアを捨てカレー店をオープンすることを決意したと明かした。

東京ディズニーランド!?

 刑事時代に店に出すカレーは完成していたという。しかし、接客業は初めての吉野さんは「サービス業の中で最高峰といわれている『東京ディズニーランド』で接客のノウハウを学ぼうと思いました」と、52歳の時に「東京ディズニーランド」の採用試験を受けたというから驚きだ。結果は・・・まさかの"合格"。「全然、受かるとは思ってなかった!」と言っていたが、ディズニーシーの案内係として接客業を学んだという。

「ディズニーシーで困ったこと」について、「立ち方が違う」と言い、何度も無線で立ち方を注意されたと笑顔で語る吉野さん。

東北を巡りたい!

 ディズニーシーで一年間、接客業を学んだ吉野さん。たくさんの笑顔が見たいと人通りの多い都会に店を構えたが、開店当初、客は少なかったという。「ディズニーは『ヒマな時は手を振っとけ』と教えられたので、窓からよー手を振ってました。『変なおっちゃんおるな~』って思ったかと」という吉野さんは、将来は、「キッチンカーを作って東北を巡りたい」と話していた。「多くの人の笑顔が見たい」とカレー店を始めた吉野さん。もし、東北の地で、強面だけど『笑顔で手を振るカレーのキッチンカー』を見かけたら、元刑事の吉野さんなので笑顔で返してほしい。

20190930112932-ec96fe186de059833e73703ab08b1efac2edd05b.jpg

「わざわざグルメ調査隊」は、情報番組「ミント!」(毎週月~金 午後3時49分放送)で毎週水曜日に放送している企画。「なぜ、わざわざこの場所に飲食店が?」など"わざわざ"の理由を、シャンプーハットのてつじがその場所を訪れ調査する。

https://www.mbs.jp/mint/info/wazawaza/


バックナンバー

番組ページ