「どうでもいい話はしたくない」生きづらい現代に...石田ゆり子が貫く誠実さに「モヤモヤが晴れた」「私もそうありたい」の声【日曜日の初耳学】

日曜日の初耳学 復習編

2026/08/25 18:03

映画「もののけ姫」(1997年)やドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(2016年)といった話題作に出演し世代を超えて愛されてきた石田ゆり子が8月16日放送の「日曜日の初耳学」に登場。林修を聞き役に、生き方の美学を語った。NHK“朝ドラ”「虎に翼」(2024年)で共演した伊藤沙莉や20年以上の付き合いになるという糸井重里らの証言から浮かび上がってきたのは、不器用なまでの誠実さ。そんな石田に、視聴者からも共感の声が上がった。

■「恥を知りなさい!って叱られて(笑)」
260716_0081a.jpg

トーク前半では、石田がこれまで代表作を通して出会ってきた人々との思い出が語られた。

最も幅広い世代に愛された代表作の一つが「もののけ姫」での、山犬に育てられたヒロイン・サン役。石田自身「子供の時から人間と話すより動物たちに気持ちが伝わりやすかった」と語り、今もたくさんのペットと共に暮らす動物好きだが、人間でも山犬でもないサン役は「とても難しい役」だったという。番組では、石田が宮崎駿監督の演出を受ける様子をとらえた貴重なアフレコ映像も公開された。

また、サンを育てた山犬"モロの君"役・美輪明宏さんとの思い出も。当時、27歳だった石田は美輪さんに「あなた、付き合っている人はいるの?」と聞かれ、「いません」と答えたところ、"愛あるお叱り"を受けたという。「『恥を知りなさい!この歳でボーイフレンドもいない』って叱られて(笑)。でも、それがすごく嬉しかったんです」「テレビ局でお会いしても"娘、娘"と言ってくださって。本当に素敵な方でした」と、懐かしそうに振り返った。

「虎に翼」では、伊藤沙莉演じるヒロイン・寅子の母・はるを演じた。番組では伊藤がVTRでコメントを寄せ、撮影現場で起こった石田との爆笑エピソードを披露。一方で、「目を見てるだけで泣けてくるような愛情が詰まった目をされていて、人を安心させてくれる。ゆり子さんが"娘"でいさせてくれました」と、石田の魅力を語った。

トークの中で「俳優は、自分の魂をその役に削って入れ込む」とも語った石田。「もののけ姫」ではモロの君の"娘"として、「虎に翼」では寅子の"母"として、共演者と作品を超えた関係性を築く姿から、彼女がいかに魂を削って役に入れ込んできたかがうかがえる。

■石田ゆり子、涙...「もう一度ちゃんとご一緒したかった」
260716_0026a.jpg

トーク後半では、より石田の生き方の根底にある美学があらわになっていった。ナチュラルなライフスタイルがSNSで人気の石田だが、そのベースにあるのは"日々の暮らしを大切にしたい"という思い。「自分の暮らしがベースでちゃんとしていないと仕事もできないタイプです」と打ち明けた。

一方で、人間関係については 「どうでもいい話をあまりしたくないっていうか」「友達はいりますけど...たくさんはいらない」と本音が覗く瞬間も。糸井重里がリモートで登場し、「テレビ的な、都合のいい、みんなが納得するような一言を、ゆり子さんは言ったことがない」とズバリ証言すると、石田は大爆笑。「頭の片隅では"たぶんこういう答えを待ってるんだろうな"ってわかるんですけど、嘘が言えないんです(笑)」と苦笑いで頷いた。

そんな石田が恩師と慕うのが、2008年に他界した俳優の緒形拳さん。石田のデビュー作「海の群星(むりぶし)」(1988年)以来、可愛がってくれた"芸能界の父"的存在だという。緒形さんが石田のエッセイを購入し、読者ハガキに"慈愛"と毛筆で書き、投函してくれたこともあったそう。石田は「ちゃんと郵便局から私のもとに届いた時に本当にびっくりしてしまって。これが緒形さんだなぁ、と。私の宝物です」と回想。

「緒形さんこそ、絶対嘘は言わない人でした。よく私は叱られましたよ、『全然発声がなってない』と言われて。甘えたことを言った時に『俺を頼るなよ』と言われたこともありますし。結局、緒形さんに褒められたくて(俳優を)やっていたところがあるので。もう一回ちゃんとご一緒したかったなと思いますね。一番最初に緒形さんとご一緒したことが、俳優を続けることができた、というか...本当に幸せだったと思っています」と、涙ぐみながら打ち明けた。


■「上手に老いたい」エイジングへの姿勢に共感の声

石田は現在、56歳。「上手に老いたい」「年をとることの良さを知っていかなければならないと思います」と語り、俳優という仕事については「自分にとって心が動かなかったり、これは違うって思うと、役に対して失礼だなと思うんです。自分が納得したことを、ちゃんと自分の責任でやるということ。それが、私が仕事をする上で心に決めていることです」ときっぱり。

トークの端々でブレない信念を見せた石田に、視聴者からも「嘘がつけないってすごく素敵なこと。私もそうありたい」「"どうでもいい話はしたくない"すごくわかる。上手に生きられなくて感じていたモヤモヤが晴れた気分。お話が聞けて良かった」「上手に老いたい、って言葉に心底共感した。人間の厚みを見てもらえることのほうが嬉しいと感じるようになったから」といった共感の声が上がっていた。


「日曜日の初耳学」<インタビュアー林修 石田ゆり子編>はTVerで見逃し配信中。糸井重里との爆笑リモートトークに加え、「逃げるは恥だが役に立つ」の"恋ダンス"を即興で披露する姿や、大の石田ゆり子ファンである伊藤沙莉が石田の自宅に招かれた際のほっこりエピソードなどが登場する。

(MBSテレビ「日曜日の初耳学」2026年8月16日放送より)

無料見逃し配信はTVerで2026年9月13日(日)まで
インタビュアー林修 石田ゆり子 編!

-----------------------------------------
「日曜日の初耳学」はMBS/TBS系で毎週日曜よる10時放送。
公式HPはこちら。

新KV.jpeg

SHARE
X(旧Twitter)
Facebook