『ギャル曽根のパティシエール学』が完結!ピエール・エルメ「ありがとう」

日曜日の初耳学 復習編

2020/01/22 14:00

1月19日放送の「林先生の初耳学」で、足掛け10か月に及ぶ挑戦を追った『ギャル曽根のパティシエール学』が完結した。100種類以上の試作品を作り全力でこの企画に挑んできたギャル曽根に最終ジャッジを下すのは、スイーツの世界的トップパティシエ ピエール・エルメ氏。はたしてギャル曽根のスイーツへの思いは世界への扉を開くのか!?

挑戦初回からキツいダメ出し!
ギャル曽根の挑戦が始まったのは、2019年3月。世界的パティスリー「ピエール・エルメ・パリ」本店に自作スイーツを置くことを目標に、トップレベルのパティシエたちの胸を借りて武者修行を行ってきた。
調理師の資格を持つギャル曽根だが、子どもの頃からの本当の夢はパティシエールになることだった。若い頃に経済的な理由であきらめたこの夢に近づくため、無謀ともいえる企画に飛び込んだ。
しかし、修行は厳しいものだった。初回、テンパリング(チョコレートの調温作業)でいきなり「ピエール・エルメ・パリ」幹部職人から「これでは売り物にならない」ときついダメ出しを受け、その後も小山進氏や鎧塚俊彦氏らトップパティシエのもとを訪ねては、「教わったことができるのは本当の意味のプロじゃない。そんな簡単なものではない」(小山氏)、「センスはないに等しい」(鎧塚氏)と厳しい指摘を受けてきた。

勝負をかけた"アクセント食材"は?
しかし、ギャル曽根はあきらめなかった。裕福ではなかった子ども時代の思い出の味"縁日のチョコバナナ"を高級ケーキに昇華させたいという思いから、チョコレートとバナナを使ったムースタルトに照準を合わせ、100種類以上の試作を重ねてアクセントとなる食材を追求した。
たどり着いたのが、生山椒を使うこと。課題だったデザイン面も大きく成長。チョコレートのコーティングの上に三日月型のバナナを飾り、金粉を星に見立てて夜空を表現してみせた。
そして決戦当日。エルメ氏に試食してもらうケーキを作りながら「普通のパティシエの人と比べたら、期間はすごく短いかもしれない。でも、トップパティシエの方がいろんなことを教えてくださった。そのうちにこのタルトのクオリティーがどんどん上がっていくのが食べていくごとに分かって...」と振り返り、「できることは全部やりました。これがダメだったらしょうがない」と清々しい表情を見せた。

ピエール・エルメ氏の最終ジャッジは?
いよいよエルメ氏本人の試食が始まった。
ケーキをじっくり観察し、一口頬張ったエルメ氏は開口一番「素晴らしい」とにっこり。そして、「デザインが美しい。シンプルで、三日月模様のバナナが印象的だ。すぐにお店に並べてもいいくらいだ」「山椒が入ったスイーツは初めて食べたが、すごくおいしかった」と評価した。
だが一方で、飾りのバナナに変色防止のレモンが塗られていないことを指摘。また、「パリの本店は世界中の人が訪れる。山椒のケーキは日本人が喜ぶ味で、本店にはふさわしくない」と述べ、「すまないが、このケーキを本店に置くことはできない」と最終判断を下した。
「このケーキから努力と情熱は十分伝わってきた。挑戦してくれてありがとう」というエルメ氏のねぎらいの言葉に涙も見せたギャル曽根。挑戦を終え、「正直ほっとしています」と胸のうちを明かした。
10か月に及ぶギャル曽根の挑戦をスタジオで見守った林先生。「ギャル曽根さんがおっしゃったように『自分のできることは全部やり切った』、この言葉を人生で何回言えるか。そこまで頑張ったことに大きな意味があったんじゃないかな」と温かい拍手を送った。

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ギャル曽根のパティシエール学#10「完結編!!ピエール・エルメ最終ジャッジ」

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次回の「林先生の初耳学」は1月26日に放送する。新企画『中島健人の令和のお仕事ピーポー』がスタートするほか、「旦那は登山で決めた」という登山フリーク・釈由美子が"山小屋グルメ"を熱くプレゼン!さらに、"子どもにやらせたい習い事No.1"茶道の師範資格を持つ芸能人が日本の美しい所作を伝授する。【動画】

「林先生の初耳学」はMBS/TBS系で毎週日曜よる10時放送。博学で知られる林先生でさえ知らなかった知識を"初耳学"に認定する。
https://www.mbs.jp/mimi/

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