俳優の常盤貴子と仲間由紀恵が6月29日放送の「日曜日の初耳学」2時間スペシャルに登場。番組MC・林修と共に能登の現状を伝える“1泊2日能登3人旅”へ赴き、地元の高校生に熱いメッセージを送る様子が視聴者の心をもとらえた。また、この日の放送ではアイドルでありながら一般企業に就職し新たな挑戦に取り組むSUPER EIGHTの村上信五もリモートで登場し、自身の挑戦についてじっくり語った。
■常盤貴子、能登は「本来の自分が取り戻せる」場所
今回の常盤、仲間、林の能登3人旅は、番組の看板企画<インタビュアー林修>のスピンオフとして行われたもの。
常盤は2015年の"朝ドラ"「まれ」のロケ撮影で訪れて以来、能登に通い続けているといい、2024年の地震と豪雨災害以降、復旧ボランティアやチャリティイベント活動にも尽力している。そんな常盤が<インタビュアー林修>に出演した際に「今は報道がぐんと減っていて、バラエティ(番組)にも行ってほしい時期なんです」と語ったことがきっかけとなって、今回の3人旅が実現した。
今回の旅には、常盤の親友で共に能登でチャリティイベントを企画しているという仲間も参加。2人の案内で、塩田村や白米千枚田といった能登ならではの風景や、地元の海鮮が味わえる茶屋、地震によって崩れた岩肌が今も生々しく残る場所などを訪れた。
昨年の震災以降、能登の人々は海岸線や漁場の変化など震災の影響を大きく受けながらも、地形や環境の変化を受け入れて新たな暮らしを築きつつある。常盤と仲間は、行く先々でそんな地元の人々のリアルな暮らしや思いを引き出していく。
林が「なぜ能登に熱い想いがおありなんですか?」と尋ねると、「ここに来ると私は"本来の自分"を取り戻せる気がするんですよね」と常盤。仲間も「自分のふるさとではないけれど帰ってきて落ち着く場所だし、また来たいなって思うんです」としみじみ語った。
■"ヤンクミ"も降臨...能登の高校で"熱血特別授業"
そんな能登3人旅のハイライトの一つが、地元の公立高校で行った"熱血特別授業"。常盤はドラマ「御上先生」(2025年)で、仲間も2000年代のヒットドラマ「ごくせん」シリーズで教師役を演じた経験を持つ。さらに林は現役の予備校講師でもあり、3人の"先生"が能登に暮らす高校生の人生の問いに向き合った。
常盤は、個人的にも交流があるという女子生徒の「進学後、本当に珠洲市に戻ってきたいのかわからなくなってしまった」という悩みに「心の中のふるさとはかわらない。どこにいても珠洲を想ってることになるから、絶対帰らなきゃと思う必要はない」と優しくアドバイス。同じ質問に林も「高校生に見える範囲はそんなに広くない。いったん珠洲を出てそこでもっと幅広い情報を得て、判断材料がたくさんある状態にしてみてから自分が珠洲にできることは何かを考えても遅くない」と助言を送った。
仲間へは、同席していた先生から「『ごくせん』の大ファンです。"ヤンクミ"として生徒たちを叱咤激励してほしい」のリクエストが飛び出した。仲間は「できるかな...」とためらいながらも一瞬で20年前の"ヤンクミ"の顔に戻り「いいかお前ら。お前らは、一人じゃない」と熱く語った。その姿に常盤も「やってくださいってリクエストされてやってしまう仲間由紀恵さん、すごい」と感激!
終始賑やかながらも、今の能登の姿を伝えようという常盤&仲間の思いも随所に感じられたこの能登旅企画。放送されると、視聴者からも「現在の能登の様子が知られて良かった」「能登に寄り添う常盤さん、本当に素敵な人なんだな」「ヤンクミ懐かしすぎて泣いた」「常盤さんも仲間さんも林先生もそれぞれの言葉でアドバイスする姿が素敵」といった声が飛び交った。
■アイドルだけど就職...村上信五の決断、その理由は?
また、この日の放送ではSUPER EIGHTの村上信五がリモート出演。スタジオメンバー全員で話を聞く<リモートインタビュアー>のコーナーで、自身の挑戦について詳しく語った。
村上は昨年、農業ベンチャーに就職したという。林に「トップアイドルでありながらサラリーマンもやっている理由」を問われると「CMとかそういうことだと一過性で終わってしまう。実務としてきちんとやりたかった」と、"就職"という形をとった理由を説明。
さらに、「アイドルのセカンドキャリア、サードキャリアまで変えられたら...。こうであらねばならないというものをもうちょっと変えられたらいいなというのはあります」とも話し、アイドルの"その後"の選択肢として新たな道筋を模索したい思いも明かした。
澤部佑からの「果たして本当に会社員として働いているんでしょうか」の問いに対しては、会社員としてのとある1日のスケジュールも公開。「当然、新参者である僕の意見なんかほぼ通らないですよ。反論されるのが常だと思って、それを受け入れるというところから始めるようにはしています」「タレントさんがちょっとやって...っていうのを感じることもあるので、知っていることしかしゃべらないことにしています」と、会社員としての苦労も滲ませた。
新たな挑戦にまい進する村上の根底にある考え方が、ことし春に上梓した書籍「半分論」にも記されている。スタジオメンバーから"半分論"の考え方について問われると、村上は「人は完璧ではない、というところが軸です。多くの人が、完璧を求めることで挫折する。でも、人生という軸で考えたら、半分叶ったら十分なんじゃない?と」と、書籍にも込めた自身の思いを打ち明けた。
また、全額自己投資で開発したという"AIシンゴ"の現状と展望についてもじっくり語った村上。そんな村上に視聴者からも「村上くん、知ってはいたけどやっぱりすごい!」「挑戦をやめない村上くんかっこいい」の声が上がっていた。
"ヤンクミ"魂のメッセージに加え、貴重な常盤&仲間のカラオケシーンや能登の美しい景色も堪能できる<能登3人旅>、加えて村上が農業ベンチャーへの活動やAIシンゴ開発に懸ける思いを打ち明けた<リモートインタビュアー村上信五編>はそれぞれ全編がTVerで配信中。
(MBSテレビ「日曜日の初耳学」2025年6月29日放送より)
無料見逃し配信はTVerで2025年7月27日(日)まで
常盤貴子&仲間由紀恵&林先生の能登3人旅 編!
リモートインタビュアー 村上信五 編!
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「日曜日の初耳学」はMBS/TBS系で毎週日曜よる10時放送。
公式HPはこちら。