林先生も注目!女子アナに学ぶ雑談力アップのヒント

日曜日の初耳学 復習編

2019/06/04 17:30

第一線で活躍するプロフェッショナルからじかに学びを得ることができると話題の「林先生の初耳学」の“学院シリーズ”。<吉川美代子先生の女子アナ学>では、メーン講師・吉川とゲスト講師・松本志のぶが“雑談力”を飛躍的にアップさせるコツを明かした。キーワードは“連想すること”と“具体的に話すこと”。ビジネスの場でも役立つ、雑談力アップ術に注目する。

本職アナウンサーにとっても雑談力は難関
昨年は"雑談力"をテーマにした書籍が大ヒットしたが、ビジネスの現場では、いかに雑談で相手をほぐせるかが本題に大きく影響するケースも少なくない。「口下手を克服したい」「どんな話題でも会話が広げられるトーク力を身につけたい」と思っている人は多いのでは? 
そんな雑談力を日夜磨き、研究するプロフェッショナルといえば、アナウンサー。
生放送番組では、読むべきニュース原稿が届かないときや技術的なトラブルで中継先とつながらないときなど、アナウンサーがしゃべりで場をつながらなければならない場面が多い。そのため、多くの局のアナウンサー試験で"フリートーク審査"が行われるという。
そこで、吉川とフリーアナウンサー・松本志のぶが面接官役を務め、学院生のフリートークを模擬審査。「目の前に突然出された写真やモノなどの"お題"を見ながら、1分間即興でしゃべり続ける」という課題に取り組んだ。

"具体例"で相手の興味を引き出す
審査で特に重視されたポイントは、トークの"具体性"。
ある学院生は"タピオカドリンク"のお題で「わたしもタピオカが大好きで、タピオカを飲むために待ち時間が1時間ぐらいあったこともあります」と自身の体験を交えて語ったが、吉川からは「1時間以上並んだ経験をしていたのに、具体的なことが何も出てこなかった」と厳しいダメ出しが飛んだ。
相手が知らない情報を提供してトークの中身を膨らませることこそが、雑談力大幅アップのカギ。タピオカドリンクの例で言えば、店の名前や飲んだドリンクの金額など具体的な情報を挙げることで、相手の興味を引き出すことができるという。
松本も、「アナウンサーは日常生活すべてが取材。日頃の生活があなたのフリートークにすべて出てくるので、それをぜひフリートークに生かしてほしい」と、経験からいかに具体的なエピソードをストックできるかが重要、とした。

"連想"で得意な話題に持ち込む!
もう一つ、雑談力アップのカギとなるのが"連想"。
別の学院生はカードゲームの"トランプ"をテーマに与えられ、そこからアメリカ・トランプ大統領へと発想を転換させた。
肝心のトーク内容に具体的な情報を盛り込むことができず、吉川は「今"トランプ"という言葉を聞いたらトランプ大統領を思い浮かべるのは当たり前」「そこでどれだけ深い話を入れられるか」とこの学院生に10点中3点の低評価をつけたものの、もう一方で「フリートークって、どのくらい"連想"で言葉を一瞬のうちに出せるか。そして、その中からストーリーが作れそうな話題を選べるかが重要」と、連想の重要性を指摘した。
「この話題なら誰にも負けない」と思えるネタを確保し、連想でその話題に持ち込むことができれば雑談力のレベルは飛躍的にアップする。松本は、「しゃべりというのは"こうなりたい"と願う強い気持ちで一気に変わっていく」と学院生を激励した。
しゃべりのプロのテクニックを取り入れれば、あなたの雑談力も飛躍的にアップするかも!

*「林先生の初耳学」はMBS/TBS系で毎週日曜よる10時放送。全国1億3千万人から募集した選りすぐりの知識を抜き打ちで林先生に出題。物知りの林先生でさえ知らなかったものを"初耳学"に認定する。
https://www.mbs.jp/mimi/

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