富士山の魅力は登山だけではない! 富士山に登りたくてもできないという人にも嬉しい、富士山の楽しみ方がある。8月6日放送の「教えてもらう前と後」では、富士山が大好きで、新幹線に乗ったら必ず富士山の写真を撮影するとういう“東MAX”こと東貴博が、時代考証家の山田順子さんに解説してもらいながら、富士山周辺の神社で御朱印めぐり。山登りとは違う視点から富士山の魅力に迫った。
御朱印集めで富士山にアタック
神社やお寺の御朱印集めが大ブーム。そこで令和の新時代に提案したいのが、日本最高峰の富士山周辺にたくさんある神社で御朱印を集めながら、神社と富士山を拝む一石二鳥の極上の旅! 特に「令和元年」というありがたい日付が御朱印帳に刻まれるのは今年だけ。
そこで、芸能界きっての富士山好きで知られる(!)東MAXが、時代考証家として数々の歴史ドラマで監修を行ってきた山田順子さんの案内で、富士山周辺を散策。神社で参拝をしたら、お参りをした証としていただく御朱印は、自分で持参した御朱印帳に押してもらう。その御朱印帳は神社によってデザインが違うので、自分好みのものを選ぶのも楽しい。
最初に、静岡県富士宮市の神社「富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)へ。ここは、全国に1300社以上ある浅間神社の総本宮だ。春には、富士山と桜という日本を象徴するような光景も拝めるこの浅間大社は、富士山を祀っている神社。実は、富士山の8合目より上は、この浅間大社の境内なのだ。御朱印には「ここは駿河の国で一番格の高い神社ですよ」という意味の「駿河国一宮」の押印があった!
続いて向かったのは、知る人ぞ知る、超レアなスポット「山宮浅間神社(やまみやせんげんじんじゃ)」。石灯篭がずらりと並ぶ細い参道を抜けると、ポツリとある賽銭箱を通り越してさらに奥へ。しかし、普通はあるはずの本殿らしき建物はない......。実はここ、木々の間から遠くを見た先に「富士山」が見える。そう、富士山そのものを神様として奉っている珍しい神社だった。本殿がなく、山そのものを神様と崇めている神社は日本中でココだけ! 社務所もないので、御朱印は週末だけ駐車場の近くにある事務所でもらえる。平日行く人は、御朱印の郵送も受け付けているからご安心あれ。「ここは『富士山の元宮で、一番古い神社ですよ』ということで"富士山元宮"の押印があります」と、山田さん。事務所のスタッフも「ここは浅間神社発祥の地です。富士山信仰もここから始まったと言われている一番古い神社です!」と誇らしげに説明してくれた。
死ぬ前に訪れるべきスポット!
そして山梨県富士吉田市にある、世界中のカメラマンが憧れる「新倉富士浅間神社(あらくらふじせんげんじんじゃ)」へ。長い階段を登ると、五重塔越しにそびえる美しい富士山が見える。そして四季折々で彩りを変えるその景色は「世界中のカメラマンが死ぬ前に訪れるべき21の場所」にも選ばれた超絶景ポイントなのだ。御朱印にも「富士山眺望日本一」と記載されており、東MAXも「まさしく絶景ですね!五重の塔のジャパンレッドが映えます」と言うほど、息をのむ美しさだった。
さらに、富士登山の玄関口にある「北口本宮冨士浅間神社(きたぐちほんぐうふじせんげんじんじゃ)」へ向かう。ここは、かつて富士山頂を目指す旅人たちが、まずこの神社で安全を祈ってから出発したといわれている由緒正しい神社。「鳥居をくぐったところから急激に厳かな感じがして、空気が変わりますね」と東MAXも神妙な面持ち。本殿の脇には富士山への登山道があり、「富士北口登山本道」と書かれた石碑がある。山田さんが「江戸時代はここで参拝してお清めしてから登り始めるのが主流だったんです」と、説明してくれた。毎年、ニュースで報道される「富士開山祭」もここで行われる。「富士開山祭」には、白装束に身を包み富士山を信仰する「富士講」と呼ばれている一団が参加している。この人たちは、江戸時代に富士山信仰が大ブームになったことがきっかけとなり、それ以来、山開きを祝う際に日本全国からやってくるのだ。そんな富士登山に密接な関わりのある神社の御朱印は豪快な筆使いで2種類ある。
「富士山周辺で御朱印めぐりの旅」最後は、「富士山頂上浅間大社奥宮(ふじさんちょうじょうせんげんたいしゃおくみや)」の御朱印。しかし、富士山に登らなければもらえない......。というワケで、東MAXは草刈民代にこのミッションを託すことに。草刈民代が人生初の富士登山をした様子はこちらから!
本物の富士見の湯に感動!
御朱印めぐりと同様、登山しなくても富士山を楽しめる温泉がある。温泉家・北出恭子さんの案内で、温泉ソムリエでもある東MAXが足を伸ばしたのは富士山の絶景がもっとも綺麗に見える日帰り温泉「紅富士(べにふじ)の湯」。ここは富士山が最高に美しく見えるという日帰り温泉。 いくつかある浴槽のすべてからとんでもない姿の富士山を目の前に拝むことができるのだ。銭湯の絵のようだが、これぞ本物! 東MAXも「見れるとやっぱりありがたい感じがしますね」と満足気。
露天風呂は37度で、少しぬるめに設定されたヒノキの湯。
「これぐらいのほうがゆっくり入れます。ちょっとみて、ほら!」と、東MAXが指をさした先には、露天風呂につかりながら堪能できる富士山が!
お湯も景色もありがたい、まさに絶好の富士見温泉なのだ。「このお湯は全国でも高いアルカリなので、女性に嬉しい美肌の湯でもあります」と、北出さん。そして貴重なのがその源泉。ほぼ手を加えずに26.1度。北出さんは「富士山を歩いた登山の後、クールダウンするのにちょうどいあひんやり加減です」と言う。施設の名称の由来となった紅富士など、季節によって様々な富士が眺められる極上の湯の料金は、大人800円。富士山の恵みを堪能できてこの金額。すぐに行かなきゃ損!
「教えてもらう前と後」はMBS/TBS系で毎週火曜日よる8時放送。政治・経済・健康・アート・歴史など毎回その分野のスペシャリストが登場し、「知のビフォーアフター」を体感できる。
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