京都国立近代美術館学芸員・大長智広 #368 2023年09月03日(日)放送

 今年で創立60周年を迎えた京都国立近代美術館。近代から現代までの美術作品や資料を収集し研究、展示しています。特に京都をはじめ西日本の美術に強く、工芸品も多く所蔵しています。

 9月24日(日)まで、開館60周年記念として「走泥社再考 前衛陶芸が生まれた時代」展を開催。企画したのは工芸専門の学芸員、大長智広さんです。

 走泥社は、戦後まもなく五条坂で誕生した陶芸のグループ。権威にあらがい、用途を持たないオブジェ作品を発表し、日本の陶芸界に革命を起こしました。当たり前のようにオブジェが作られている今だからこそ、ルーツを知ってほしいと大長さん。
 新しい地平を切り拓いた京都ゆかりの陶芸集団を見つめます。



【INFORMATION】

●京都国立近代美術館HP
https://www.momak.go.jp/

●開館60周年記念「走泥社再考 前衛陶芸が生まれた時代」展
 会期:2023年7月19日(水)~9月24日(日)
https://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionarchive/2023/454.html

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