立誠小学校OB・立誠自治連合会会長 諸井誠一 #213 2020年08月16日(日)放送

かつて京都には日本初の小学校、番組小学校がありました。番組とは住民の自治組織の単位で、明治2年に64校が開校。建設費用の多くは、竃金と呼ばれる地域の人々の寄付で賄われました。立誠小学校もその一つでした。
今回の主人公は立誠小学校OBで自治会の会長を務める、諸井誠一(もろいまこと)さん。
1993年に閉校した立誠小学校の跡地活用を、京都市とともに諸井さんはじめ自治会が行ってきました。春祭り、夏の盆踊りや灯籠流し、映画祭など様々なイベントを企画し、立誠小学校が地域のシンボルであり続けようと努力し続けました。

2020年夏、元立誠小学校は、ホテル・商業施設・図書館・多目的スペース、そして自治会活動スペースを備えた複合施設に生まれ変わりました。ロマネスク様式の旧校舎をリノベーションした既存棟と、それにデザインを調和させた新築棟で構成されています。
これは、京都市・民間事業者・自治会の連携で、新たなにぎわいを地域に創生するプロジェクト。諸井さんはじめ地元の人々は、愛着の深い校舎をできる限り留めておきたいと、何度も協議を重ね、設計の段階で取り入れてもらいました。その一つが自疆室(じきょうしつ)。修身作法室とも呼ばれ、床の間のある60畳敷きの和室です。かつて京都の小学校にはこうした和室があり、礼儀作法や道徳を子どもたちに教えていました。

番組は、諸井さんの学校への思い、再生され新たなスタートを切った施設の紹介、さらには図書館の選書・レイアウトを担当したブックディレクター 幅允孝さんの活動を追います。


【INFORMATION】
立誠ガーデン ヒューリック京都 窓口
●ザ・ゲートホテル京都高瀬川by HULIC
電話:075-256-8955
https://www.gate-hotel.jp/kyoto/contact/


立誠図書館に関するお問い合わせ
●一般社団法人 文まち
電話: 075-585-5561
Email: info@bunmachi.org
(~8/17 休)

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