ガラス工芸作家・金子庫三 #158 2019年07月07日(日)放送

今回の主人公は、京都で90年続くガラス制作工房の、佳耀工房・3代 金子庫三さんです。
工房では、耐熱ガラスを使ったテーブルウェアを中心に作っています。
例えば醤油さしは「液だれしない」と50年以上、個人宅や料理店で使用されています。

精巧なガラス加工を行える理由は、工房の歴史にあります。佳耀工房は、金子さんが継ぐ前まで、「金子理化学製作所」という理化学で使用する専門的なガラス製品を受注生産する企業でした。金子庫三さんが理化学から工芸へ技術転換させたのです。

実は金子さんが、ガラス職人の道を歩み始めたのは、なんと45歳のとき。
喘息を患い実家の工房へ戻り、今年で85歳になる父の2代・恵一さんに教えを請いたのです。

2代・恵一さんの理化学ガラスで培った高いガラス製造技術、そして3代・庫三さんの枠にとらわれない発想。2人の職人が「自分たちにしかできないガラス工芸品」を模索し、作り出した新しいガラス工芸品とは...。 親子であり師弟のモノづくりに密着します。



【INFORMATION】
「佳耀工房」
公式HP https://kyoto-kayokobo.jp/index.html
住  所:京都市左京区中川町195-11

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