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ひたすら試してランキング『食パン』同じブランドが見事なワンツーフィニッシュ!職人が「これをスーパーで売られたら、たまったもんじゃない」と舌を巻く1品も!?【MBSサタデープラス(サタプラ)】

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 世の中のありとあらゆるものを忖度なしに検証し、独自ランキングを紹介するMBS「サタデープラス」の『ひたすら試してランキング』。MBS清水麻椰アナウンサーが「食パン」を徹底調査。ひたすら試してわかった、“サタプラ的おすすめベスト5”を発表した。

パン業界のレジェンド職人「作り方から見える個性が勝負のカギに」

 今回は、スーパーやコンビニで買える人気の「食パン」13種類を比較。チェックポイントは、①コストパフォーマンス ②メインの味 ③耳の味 ④トーストにした味 ⑤バターとの相性の5項目で、各項目10点満点の合計点で総合ランキングを決定した。

 審査には、パン業界のレジェンド職人が参戦。「パン・オブ・ザ・イヤー」で2年連続金賞を受賞した、東京・高輪の超人気店「ブーランジェリー セイジアサクラ」のオーナー・朝倉誠二さんと、「ベーカリー・ジャパンカップ」の優勝をはじめ、数々の大会で輝かしい成績を収める岡山県のベーカリー「SOL BAKERY」の重冨朋子さんが協力した。

 1日200斤の食パンが開店から3時間ほどで完売するという重冨さんによると、おいしい食パンは「歯切れやしっとり感など、食感がすごく大事」なのだそう。ただ、シンプルがゆえに、朝倉さんも「差別化が難しい。それぞれがどこで特徴を出すかで変わってくる」と語り、作り方から見える個性が勝負のカギになると予想する。

 忖度なしにひたすら「食パン」を徹底調査。買って失敗しない、おすすめベスト5とは!?

【5位】北海道産生クリーム配合 “ほんのりした甘さ”にプロも太鼓判

 第5位は、フジパンの『生ぶれっど』(税込217円 ※番組調べ)。

 生地に北海道産生クリームを配合。ほんのりした甘さがプラスされた味は、そのままでもおいしい食パンを目指したといい、重冨さんも「この甘さ、絶対好きな人が多いと思います」と太鼓判を押した。また、生地に米粉を配合しているので歯切れが良く、「トーストの味といえばこれ。サクサクいけます」(朝倉さん)と、「トーストにした味」も高評価だった。

 さらに「バターとの相性」についても、「これは最高。バターの塩味と生地も甘さがちょうどいい」という重冨さんは、こちらもパンの甘みと相性がいい明太子とチーズをのせて味わうアレンジメニューを提案した。

【4位】耳までソフトな唯一無二のやわらかさ「バターとの相性」も◎

 第4位は、山崎製パンの『ダブルソフト』(税込286円 ※番組調べ)。

 「ミミまでソフト」のキャッチコピーでおなじみの『ダブルソフト』の特徴は、何といっても唯一無二のやわらかさ。短時間で焼き上げることで、耳までソフトな食感を実現している。

 また、昨年から生地の配合を改良し、保水性を高めたことでしっとりソフトな食感を向上させたそう。「バターとの相性」も良く、朝倉さんは「生地の目が粗いので、バターが中に入っていきやすく、パン生地と一体化しますね」と分析。重冨さんは、「ピザトーストにしても良さそう」と、パンの軽さと分厚さを活かしたアレンジを紹介した。

【3位】「たまったもんじゃない」プロも舌を巻く “しっとりロイヤル”な味わい

 第3位は、山崎製パンの『ロイヤルブレッド』(税込225円 ※番組調べ)。

 清水アナが「しっとり具合がダントツ。この名にふさわしいロイヤルな味わい」とうなったしっとり食感の秘密は、発酵種ルヴァン。しかも2024年に年間売り上げ300億円を突破した大ヒット商品ながら、今年はじめに新規技術を導入してリニューアルし、そのままで食べたときのしっとり感と、口どけの良さを向上させている。

 食パンの白い部分だけを食べて、風味や食感を比較した「メインの味」部門では見事1位に。そのやわらかさとおいしさに、重冨さんも「これをスーパーで売られたら、たまったもんじゃないですね」と舌を巻いた。

【2位】国産小麦100%使用「耳の味」「トーストにした味」部門1位

 第2位は、敷島製パン(Pasco)の『超熟 国産小麦』(税込324円 ※番組調べ)。

 『超熟』シリーズとして2021年から販売される『超熟 国産小麦』は、国産小麦を100%使用しているだけでなく、バターも国産。さらにPascoがこだわり抜いたという「超熟製法」により、小麦本来の風味を最大限に引き出している。そんな別格の小麦の風味に「食パンって小麦の香りで食べるんだなぁってつくづく思いますよね」と朝倉さん。「耳の味」、「トーストにした味」はプロも大絶賛で、いずれも1位に輝いた。

【1位】懐の深さにプロも感心「どう使ってもすべて受け止めてくれる」

 そして第1位は、敷島製パン(Pasco)の『超熟』(税込268円 ※番組調べ)。

 1998年発売。炊きたてごはんのような毎日食べても飽きないおいしさを追求した『超熟』は、食パン売り上げのシェアNo.1。小麦粉は、もっちり食感を生む北海道産ゆめちからを一部配合し、こだわりの「超熟製法」で仕上げている。

 「バターとの相性」部門では1位となり、朝倉さんは「うまみのベースがあるので、どう使ってもすべて受け止めてくれる」と、その懐の深さに感心した。清水アナも「試して、改めておいしさがわかる」と納得。

 実は、2位の『超熟』とは「コストパフォーマンス」の差のみ。同じブランドが見事なワンツーフィニッシュを飾った。

 さらに朝倉さんが、食パンを使ったアレンジメニュー「のりバター醤油トースト」を伝授。材料はトースト、焼きのり適量、バター8g、醤油適量。トーストにバターを塗って、ちぎったのりをのせて、お好みで醤油を少しかけるだけ。まるでたらこパスタのような、小麦香る和と洋の組み合わせが楽しめる。

 シンプルながら各社のこだわりが光る製法と食感で大激戦となった「食パン」。ランキングを参考に、いつもとは違う商品も試してみてほしい。

 (MBS/TBS系「サタデープラス」2025年5月10日(土)あさ7時59分~放送より ※掲載した価格は取材時点のものです)

2025年05月14日(水)現在の情報です

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