2025年02月11日(火)公開
ひたすら試してランキング『チョコレートスイーツ』清水アナが「これぞバレンタインデーに食べたいチョコスイーツ!」と絶賛した第1位は?プロから「だからコンビニに勝てない」とぼやきも!?【MBSサタデープラス(サタプラ)】
編集部セレクト
世の中のありとあらゆるものを忖度なしに検証し、独自ランキングを紹介するMBS「サタデープラス」の『ひたすら試してランキング』。MBS清水麻椰アナウンサーが「チョコレートスイーツ」を徹底調査。ひたすら試してわかった、“サタプラ的おすすめベスト5”を発表した。
天才ショコラティエ「チョコレートの味がしっかり楽しめるバランスになっているか」
バレンタインデー直前の今回は、ロールケーキやシュークリームなど人気の「チョコレートスイーツ」14種類を比較。チェックポイントは、①アイデア力 ②コストパフォーマンス ③チョコレートクリームの味 ④クリーム以外の味 ⑤全体の味 の5項目で、各項目10点満点の合計点で総合ランキングを決定した。
審査に協力したのは、国内のコンテストで多くの優勝を誇るレジェンドパティシエの宮本雅巳さんと、チョコレートの世界大会で2年連続金賞に輝いた新進気鋭の天才ショコラティエ・小抜知博さん。多種多彩なチョコレートスイーツを評価するポイントとして、小抜さんは「チョコレートの味がしっかり楽しめるバランスになっているか」という点を挙げた。
忖度なしにひたすら「チョコレートスイーツ」を徹底調査。買って失敗しない、おすすめベスト5とは!?
【5位】ミニストップのカップ入りスイーツ部門不動のNo.1 ポイントは「ココアクランブル」
第5位は、ミニストップの『ベルギーチョコパフェ』(税込332円 ※番組調べ)。
2004年の発売以来、ミニストップのカップ入りスイーツ部門で不動の売り上げNo.1を誇るというこの商品は、カップにチョコホイップ、ココアスポンジ、チョコムース、チョコプリンを詰め込んだ贅沢仕様。
特にプロの評価が高かったのが、外側にあしらわれた「ココアクランブル」というそぼろ状に砕いた生地で、ザクザクした食感と、甘さの中でアクセントになる塩味が楽しめる。小抜さんは「これのすごいところは、全部チョコレートなのに、各パーツの水分量や主張したい部分のバランスが取れているところ」、清水アナも「ずっと飽きないですね」と感心した。
【4位】ふわふわのシフォン生地が高評価 「非常にレベルが高い仕事」
第4位は、不二家の『ペコちゃんのほっぺ(チョコクリーム)』(税込145円 ※番組調べ)。
発売30周年を突破した「ペコちゃんのほっぺ」シリーズ。国産小麦を100%使用し、隠し味にハチミツをブレンドしたというふわふわのシフォン生地が、「非常にレベルが高い仕事」(宮本さん)と高評価だった。チョコレートクリームには風味の異なる2種類の
チョコレートクリームには風味の異なる2種類のカカオをブレンド。そんな生地とチョコレートクリームが合わさると、「周りの生地の比重の軽さが食べやすさを生んでいる。中のクリームもミルキーさがあって、より引き立ってる感じがします」(小抜さん)、「全部食べても、もうちょっと食べられるぐらいのこの余韻がいい」(宮本さん)と、食べ進めやすい絶妙なバランスが絶賛された。
【3位】プロも驚く奇抜な構成 なのに不思議と一体感がある「夢のお菓子」
第3位は、ローソンの『フォンダンショコラシュー』(税込248円 ※番組調べ ※沖縄県では取り扱い無し)。
シュー生地にミルククリーム、チョコソース、チョコブラウニーを閉じ込めた奇抜な構成で、断面を見たプロも思わず「どうなってんの!?」「すごいな!」とびっくり!「チョコクリーム以外の味」部門では1位となった。さらにブラウニーを入れたことで、全体に食感を加えたその「アイデア力」も高い評価を受けた。
北海道産生クリームを使用したコクのあるミルクが、濃厚なブラウニーの主張をまろやかにし、最後にココア風味のシュー生地が締めるという抜群のコンビネーション。だが、意外にも口当たりは軽く、「いろんなものを詰め込んでて失敗してるんじゃないかというのが裏切られました」と宮本さん。小抜さんも「不思議と一体感があって重たくない。でも食感もあってボリュームもあって、本当に夢のお菓子ですね」と称賛した。
【2位】プロ大絶賛の王道のシュークリームは「コストパフォーマンス」もNo.1
第2位は、ファミリーマートの『チョコシュー』(税込138円 ※番組調べ ※沖縄県では取り扱い無し)。
2種類のココアパウダーを使用したシュー生地に、ファミリーマートオリジナルブレンドのチョコカスタードとガナッシュクリームを詰め込んだ一品は、宮本さんも「シュークリームの王道」と大絶賛。実はシュークリームは作り方が難しいそうで、小抜さんも修業時代に勉強でケーキ店を食べ歩いていたときは、シュークリームのおいしさをいい店の基準にしていたとか。そんなプロもうならせるクオリティーで、「全体の味」部門で見事1位に輝いた。しかも14種類中、「コストパフォーマンス」もNo.1。思わず小抜さんも「恐ろしい…」、宮本さんも「だからお菓子屋さんはコンビニに勝てないんですよ」とぼやいた。
この『チョコシュー』のちょい足しアレンジとして、小抜さんは「塩」、宮本さんは「味噌」を提案。実は、味噌もカカオもどちらも発酵食品なので相性がいいのだそう。意外な組み合わせの味変もぜひお試しを。
【1位】濃厚食感ながら後味すっきりで「これぞバレンタインデーに食べたいチョコスイーツ!」
そして第1位は、ファミリーマートの『濃厚ショコラロール』(税込298円 ※番組調べ ※北海道と沖縄県では取り扱い無し)。
風味の強い濃厚食感のクリームは、「これぞチョコ。クリームとして本当によくできている」(宮本さん)、「苦みがちょうどいい。勉強になります」(小抜さん)と一同大絶賛。「チョコレートクリームの味」部門で1位となった。
そんな生クリームをブレンドした濃密なガナッシュクリームを、一般的なロールケーキよりも多い層のスポンジで巻き上げることで、風味をギュッと濃縮。さらに生地にはブランデーシロップがプラスされており、チョコレートの風味を引き立てつつ、後味はすっきりの大人な味わいに。清水アナも「これぞバレンタインデーに食べたいチョコスイーツ!」と歓喜した『濃厚ショコラロール』が、文句なしの成績を収めた。
バレンタインデーが近づくと、店頭でもよりにぎわいが増す「チョコレートスイーツ」。ランキングを参考に、各社が工夫をこらした個性豊かな味わいを食べ比べてみては。
(MBS/TBS系「サタデープラス」2025年2月8日(土)あさ7時59分~放送より ※掲載した価格は取材時点のものです)
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