"夕日"に浮かぶのは...筏(いかだ)??アノ海の幸がつくる絶景

2分でわかる!ちちんぷいぷい

2018/12/21 16:30

 情報番組「ちちんぷいぷい」の「行けばわかるさ 絶景散歩」企画で、幻想的な「海に写る夕日のグラデーションが綺麗な写真」が紹介され話題になっている。そこで、玉巻映美アナウンサーが、この写真が撮られた「絶景スポット」を探しに岡山県を訪れた。

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 JR「岡山駅」から聞き込み調査を開始した玉巻アナ。早速、駅周辺にいた地元の方に話を聞くと、写真に写っている"筏(いかだ)のような四角いもの"を指して、「これは、牡蠣の養殖の筏(いかだ)。牡蠣やったら虫明(むしあげ)いうところです」との情報を入手した。さらに「牡蠣は広島が有名ですけど、岡山の方が美味しい。生よりも炭火で焼いたら美味しいですよ」との情報も仕入れた玉巻アナはニッコリ。玉巻アナは牡蠣が大好物というのだ。

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 「虫明」へ向かう途中、玉巻アナは「ルーラルカプリ農場」という看板を見つけ、立ち寄ることにした。この農場にはおよそ70頭のヤギがいて、併設する店でヤギミルクを使った料理を楽しめる。そこで、「ヤギミルク(500円、税込み)」や、「自家製フォッカッチャ(500円、税込み)」を試食した。牛乳に比べてヤギのミルクは吸収がよく栄養価が高いので、昔は母乳の代わりに赤ちゃんに飲ませたこともあったという優しいミルクという。

実は朝日だった...

 そして、「虫明」の港に到着した玉巻アナは、そこで知り合った方に再度写真について話を聞くとなんと...「海に写る"夕日のグラデーション"が綺麗な写真」と思い込んでいた写真は「曙(あけぼの)」、"朝日"であることが判明した。夕日ではなく朝日だった。「虫明の朝日」は平安時代の和歌にも詠まれ、この街を代表する景色という。

※虫明の 迫門(せと)の曙 見る折ぞ 都のことも わすれられにけり  
 平忠盛

3年かけて育った、至高のかき

 「『虫明かき』は昔、『曙かき』というブランドだった」というのは漁協組合長。虫明湾は、川の水が流れ込まないため時間をかけてじっくり、ゆっくり成長するのが「虫明かき」の特徴。そのため、濃厚な味わいになり美味しいさがさらに増すというのだ。他の地域では1年で出荷するが、ここでは3年育てた「3年牡蠣」があるという。あまり知られていないが、実は、岡山県は1位広島県、2位宮城県についで牡蠣の養殖(水揚げ量)全国第3位を誇る。

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そして、玉巻アナはようやく大好物の牡蠣を味わうために「稲荷丸」へ。この店は1時間2,600円で食べ放題。まずは何もつけずにそのまま試食した玉巻アナは「香りが強い!長い時間かけて味が濃縮されたような気がします!何も(味付け)いらないです」と食レポをした後は黙々と牡蠣を食べること1時間。満足していた。

 玉巻アナは、ロケ取材に致命的な「雨女」の異名を持つ。そのため、翌朝の天候が心配されたが、雨は降ることはなく"無事"「絶景写真」の撮影に成功。「虫明の曙」を目の当たりにした玉巻アナは「朝の光が反射して綺麗に赤く染まっています!まるで鏡のように朝日を反射して、絵画のようなグラデーションを生み出しています!物凄く幻想的です」と大興奮。

続けて「虫明湾はたくさんの島に囲まれていて、山も近くて人工的な筏(いかだ)と融合して見事な景色だと思いました」と絶賛していた。コーナー最後に「牡蠣の食べ放題ですが、よく食べる女性の平均が25個くらいなんですよ」と言っていた玉巻アナは、なんと!64個も食べつくしたというから驚きだ。また、別のロケができそうな気がする。

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一枚の写真だけを頼りにMBSの玉巻映美アナウンサーが絶景スポットを目指す「行けばわかるさ 絶景散歩」は、情報番組「ちちんぷいぷい」(MBSほか 毎週月~金 ひる1時55分)の金曜レギュラー企画として放送中。

ちちんぷいぷい「絶景散歩」公式ホームページ


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