3月16日の「プレバト!!」は、俳句春のタイトル戦「春光戦2023」のBブロック、Cブロック予選。Cブロック予選に登場した勝村政信は、番組開始前からの夏井いつき先生門下生ながらなかなか芽が出ず、今年2月にやっと特待生に昇格したばかり。そんな勝村が詠んだ句がスタジオ全員の感動を誘い、文句なしの決勝進出!
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「季語もテーマもしっかり描けましたね」夏井先生絶賛のBブロック1位は
予選Bブロックのお題は「引っ越し」。引っ越しあるあるをシンプルに詠んだ皆藤愛子が1位をゲットし、Aブロック1位の春風亭昇吉に続いて決勝進出を決めた。
★Bブロック1位通過 決勝進出決定
春日向(はるひなた)カーテンの到着は明日 皆藤愛子
「これ、よくやってしまう失敗なんですが、新居にカーテンが間に合わなくて。でもそれはそれで、その時だけの景色が見られるからいいかな、っていう句です」
素直な言葉選びに、夏井先生も「引っ越しっていう言葉を使わず『カーテンの到着は明日』で"引っ越しあるある"だなと思わせる。ここがうまかったですね。カーテンがないわけですから『春日向』という季語もわかりますし、カーテンが来た時のカーテン越しの光や風もこの句の向こうに想像させる。季語もテーマもしっかり描けましたね」とニコニコ。直しなしで決勝進出!
破門を乗り越え...勝村政信、夏井先生も納得の会心作
予選Cブロックは「入学」がテーマ。一時は夏井先生に破門されながらも学びを続けタイトル戦出場権を勝ち取った勝村は、とある家族の物語を17字に詠み込んだ。
★Cブロック1位通過 決勝進出決定
亡き妻と入学前夜のハイボール 勝村政信
「僕の後輩の話なんですけど、何年か前に奥様を病気で亡くされて。幼稚園だった一人息子がようやく入学して...。その前の日に、遺影を前に奥様の好きだったハイボールを飲んだ、っていう句です」
ときおり涙で言葉を詰まらせながら意図を語った勝村を、永世名人たちも「いい俳句だね」(梅沢富美男)、「これはすごい。ちっちゃく(永世名人の)肖像画作ってもいいんじゃないですか」(千原ジュニア)と手放しで称えた。
夏井先生も「これはもう読んだ瞬間に、このご家族の一つの物語が立ち上がってきますよね」と絶賛で、「作者は誰だろうと思ったら...あんただったのか!顎が外れそうになりました」と、愛弟子の成長ぶりを喜んだ。
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"俳句の申し子"森迫永依、センスを遺憾なく発揮
この日は各ブロックの1位通過者に加え3名の敗者復活枠も発表された。選ばれたのは、冬のタイトル戦「冬麗戦2023」の優勝者でもある森迫永依、「春光戦2022」で優勝した立川志らく、そしてAブロック2位のKis-My-Ft2横尾渉。中でも"俳句の申し子"の異名を持つ森迫は、「入学」のお題で独特の感性を発揮!
★敗者復活枠選出 決勝進出
新歓を断る理由春眠し 森迫永依
季語は"春眠し"。「(大学の)入学式の後って、先輩から新入生歓迎会に誘われると思うんですけど、私すごい人見知りで...。あまり行きたくないな、どうやって断ろうと思ったときに『天気のせいにしちゃえ』っていうので"春眠し"にしました」
夏井先生は、この季語のチョイスを絶賛。「季語の置き方によっては、(断る)理由を説明してしまう可能性があるんです。でも"春眠し"っていうのは理由になっているようで、なっていない。そこを抑えたことによって、説明臭がすっと消えているんです。ここらへんの"さじ加減"がわかってるのが面憎(つらにく)いですね~この娘さんは。『うまいなぁやっぱりこの人は』と今思いました。直し?いらないです」
次週は新企画"手形足型アート"!
各ブロック1位通過者3名と敗者復活者3名、シード権を持つ永世名人の梅沢富美男、フルーツポンチ村上健志、千原ジュニア、FUJIWARA藤本敏史を加えた10名が戦う「春光戦2023」決勝戦は3月30日に放送する。
芸術性や文才など芸能人のあらゆる才能をプロが査定! 才能アリなら絶賛!才能ナシなら容赦なく酷評!浜田雅功が最強講師陣を率いてお届けする新しいカルチャースクール番組『プレバト!!』はMBS/TBS系で毎週木曜よる7時放送。