夏井先生びっくり仰天「ただの声がデカい人じゃないの?」おいでやす小田の才能開花

もう一度楽しむプレバト

2022/05/11 17:00

5月5日放送の「プレバト!!」俳句査定は、おいでやすこが・おいでやす小田の「胸躍る図鑑に百獣春の宵」句が凡人2位にランクイン。わずかに才能アリに届かなかったが、65点という高得点を叩き出した。小田は「リアクションむずっ!」と苦笑いしたが、夏井いつき先生は「勉強しているじゃないですか! ただの声がデカい人じゃないの?」とびっくり仰天。さらになるレベルアップを目指す劇的添削を施すと、小田は「もう一段上が明確に見えました!」「ありがとうございます!」と俳句への意欲をメラメラと燃やしていた。

夏井先生から破門の勝村政信を梅沢富美男もバッサリ「こんな弟子なんか結構!」

今回は「動物図鑑」をお題に、ランキング戦においでやすこが・おいでやす小田、研ナオコ、ファーストサマーウイカ、Kis-My-Ft2・宮田俊哉が参戦。全員が才能ナシ経験者だったが、意外な男がくすぶっていた才能を開花させた。

<凡人2位>
胸躍る図鑑に百獣春の宵
   おいでやす小田

「子どもの頃に図鑑をもらって食い入るように見ていたら、日が暮れていた。"春の暮"とか"春の夕"とか他の季語もあったのですが、それだと春自体の終わりを指すので。一日の終わりだと季語は"春の宵"かなって」

堂々の2位、65点という高得点を叩き出した小田は「うわー!」と歓喜の雄叫びを上げたが、凡人という結果に「リアクションむずっ!」と苦笑い。しかし、梅沢は「"胸躍る"が違う言葉だったら1位だったかも?」と予想外の秀句を絶賛。夏井いつき先生も「あなただったのね? だって、(いつも)ろくなことしないんだもの。でも勉強しているじゃないですか! ただの声がデカい人じゃないの?」とびっくり仰天。

<添削後>
百獣の図鑑や春の夕焼はや

「"胸躍る"って言いたい気持ちは分かるけど、俳句はこれを言わないで夢中になっていたんだなと思わせてあげるの。"百獣の図鑑"を"や"で強調。そして"宵"だとぼんやりするけど、"夕焼"にしたら映像が見えるでしょ。最後のとどめで"はや"。はやくも夕暮れになってしまった」

先生の劇的添削を受けた小田は「もう一段階上が明確に見えました!」「ありがとうございます!」と俳句への意欲を新たにしていた。その後、研が才能ナシ最下位、キスマイ宮田が凡人3位にランクイン。ファーストサマーウイカが「夏近し書肆(しょし)の森ゆく子象かな」で才能アリ1位を獲得した。


夏井先生が梅沢富美男を大絶賛「嫌味のない上手さ!」「私の血がきれいになる!」

特待生昇格試験には名人初段の皆藤愛子、9段の千原ジュニア、句集出版を目指す永世名人の梅沢富美男が登場。皆藤は「夏近し恐竜図鑑に踏むチワワ」で2段に1ランク昇格したが、ジュニアは惜しくも現状維持。最後は「先生に言われたことで、俳句を作ってきました!」と不敵な笑みを浮かべる梅沢が、渾身の一句を披露した。

<掲載決定 残り6句>
桜蘂(しべ)降るハシビロコウ瞬(まばた)く

「桜の花が散ると、最後に桜蘂が落ちてきますよね。桜蘂がジッとして動かないハシビロコウにはらっと落ちた時にまばたきした。これを(先生から前に指導された)"句またがり"で詠みました」

これまでとは趣向が異なる一句に、ジュニアは「いつもの梅沢さんらしくない...。東国原さんへの憧れ?」と驚いた様子だったが、夏井先生は「掲載決定!」を告げて「素晴らしい気づき!」を大絶賛。

先生は「"桜蘂降る"という季語がきれいですね。桜が散ることを知っていても、蘂も落ちることに気づかない人が多いかもしれません。"桜蘂降る"という小さな波動をキャッチしたハシビロコウという動かない生き物が、一瞬まばたいたのではないか? この気づきが俳句という詩になると分かっている」と解説。さらに、「これはもう俳人ですね! 動かないものと、微かに動くものの対比。嫌味のない上手さ! こういう句を見せられると、私の血がきれいになります」とお褒めの言葉が止まらず。

句集出版まで残り6句となった梅沢は「ありがとうございます!」と満面の笑みを浮かべていた。

     ◇

さて、次回のお題は・・・

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芸術性や文才など芸能人のあらゆる才能をプロが査定! 才能アリなら絶賛!才能ナシなら容赦なく酷評!浜田雅功が最強講師陣を率いてお届けする新しいカルチャースクール番組『プレバト!!』はMBS/TBS系で毎週木曜よる7時放送。

5月12日18:59まで
TVerで見逃し配信中!!

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