３月２４日放送の「プレバト！！」俳句査定は、永世名人の梅沢富美男と東国原英夫が直接対決し、東国原がボツ、梅沢が「セルフレジだけのコンビニ花曇」で掲載決定を勝ち取った。東国原はシンプルな梅沢の句を「なんか簡単だな」「わざとボツ狙ってません？」と疑問視したが、夏井いつき先生は「力を抜く勇気！」「淡々と季語と取り合わせているが、下手に企んでない！」と絶賛。ライバル・東国原に実力を見せつけた梅沢は「はっはっは！ （勝ったのは）私ですよ！」と高笑いしていた。
梅沢富美男が東国原英夫に実力見せつけ高笑い、夏井先生も「力を抜く勇気」を絶賛
今回は「セルフレジ」をお題に、句集出版を目指す永世名人の梅沢富美男と東国原英夫が「永世名人のお手本」で直接対決。東国原が「自動精算機なかでやにわに春祭」でボツになり、Wシュレッダーの可能性も浮上する中、梅沢は「東さんがボツ、俺もボツ？ 番組になりますか？」「私は自信あります！」と渾身の一句を披露。
＜掲載決定 残り８句＞
セルフレジだけのコンビニ花曇（はなぐもり）
梅沢富美男
「セルフレジに行くと、ツラくなっちゃう。やることが難しすぎて、気持ちが落ち込んじゃう。それを春の季語"花曇"で。決して暗い天気ではないんですけど、晴天ではないんです」
シンプルに季語を組み合わせた梅沢の自信句だったが、東国原は「なんか簡単だな」と疑問視し、「わざとボツ狙ってませんよね？」と挑発。梅沢は「私はさっさと（句集を出版して）この番組をやめて行こうと思っているのに！」と猛反発したが、東国原も「そんな風には見えないですよ！」と言い返し、やり合う場面も。
しかし、夏井いつき先生は掲載決定を告げ、「力を抜く勇気！」を絶賛。「淡々と"花曇"という季語と取り合わせただけの簡単な作りですけど、下手に企んでいない。人工的な"セルフレジ""コンビニ"というカタカナ語、"花曇"という自然の遠近感を考えているし、大事なのが"だけの"。『セルフレジだけか...』というささやかな困惑と季語が響き合っている」と解説し、「おっちゃん（梅沢）は、下手なことをしない方がいいね！」と褒めたたえた。ライバル・東国原に実力を見せつけた梅沢は「はっはっは！ （勝ったのは）私ですよ！」と高笑いしていた。
マヂラブ村上の才能アリ句に相方・野田クリスタルがまさかの難癖
ランキング戦には酒井美紀、鈴木福、マヂカルラブリー・村上、八嶋智人、山之内すずが参戦。最後は才能アリとナシを交互に繰り返すマヂラブ村上、最年少20歳の特待生を狙う山之内が激突した。
＜才能アリ１位＞
ニラを手に持ってつれなしセルフレジ
マヂカルラブリー 村上
「家で鍋でもやろうかなと、スーパーに買い物に行ったんですけど、セルフレジだから人がいない。家に帰っても一人暮らしだから誰もいない。寂しいな」
独身男性の悲哀を詠んだ句だったが、相方の野田クリスタルは「でも、こいついい家に住んでいるんで寂しくないだろうな」「すごく古いアパートをイメージするかもしれないけど、家賃20万円以上の...」とぶち壊す発言。村上が「シャラップ！」と慌てて止めに入る場面も。
夏井先生は「普通だったら"手に"とあるので、"持って"はいらないですが、この句の場合は捨て石のような働きをしています。なくてもいいけど、あることによって得が生まれている」と高く評価。さらに「ニラを持っている人が素知らぬ風に立っているニュアンスですが、もしセルフレジがつれないイメージだったら」と添削に着手。
＜添削後＞
韮を手に持ってつれなきセルフレジ
「植物や生き物はカタカナで書きがちですが、季語として書くときは漢字で。そして、"つれなきセルフレジ"。でも、人物とセルフレジのどちらがつれなかったとしても、この位置に"つれなし"か"つれなき"を入れたのは、とても良い判断です！」
２度目の才能アリを獲得し、先生にも褒められて特待生に一歩近づいた村上はうれしそうにしていた。
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さて、次回3月31日は３時間スペシャル！春光戦の決勝をお届けします。
お題は・・・
芸術性や文才など芸能人のあらゆる才能をプロが査定! 才能アリなら絶賛！才能ナシなら容赦なく酷評！浜田雅功が最強講師陣を率いてお届けする新しいカルチャースクール番組『プレバト！！』はMBS/TBS系で毎週木曜よる7時放送。
3月31日（木）18：59まで
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