夏の俳句タイトル王者が"才能ナシ"の大失態...夏井先生「うっかりホームランかね」

もう一度楽しむプレバト

2021/09/01 15:30

8月26日放送の「プレバト!!」俳句査定は、ランキング戦に夏のタイトル戦「炎帝戦」で名人・特待生を打ち破って優勝した犬山紙子が登場。まぐれを疑った夏井いつき先生から「あと1回だけ見せてください」と言われて特待生昇格はお預けになっており、今回は「行けます!」と気合十分。しかし、まさかの“才能ナシ”査定という大失態を犯し、犬山はガックリ。夏井先生から「うっかりホームランだったのかね」「この間の句が嘘だとは全く思っていませんが、アベレージを上げる練習はしてきてください」とお説教されてしまった。

犬山紙子の"才能ナシ"に驚きの声、フルポン村上は「優勝辞退」を求める

今回は「宿題」をお題に、ランキング戦に犬山紙子、尾上右近、安藤美姫、瀧川鯉斗が参戦。

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注目は特待生昇格がかかる犬山。夏のタイトル戦「炎帝戦」で名人・特待生を打ち破って優勝したが、まぐれを疑った夏井いつき先生から「あと1回だけ見せてください」と言われて特待生昇格はお預けになっており、今回は「行けます!」と気合十分。しかし、とんでもない失態を犯してしまう。

まず、尾上が"才能アリ2位"にランクイン。続いて"才能ナシ3位"が発表され、名前を呼ばれたのはまさかの犬山だった。

<才能ナシ3位>
血は細く指先紙で夏醒める
            犬山紙子

スタジオから「ええっ?」と驚きの声が上がる中、犬山は肩を落としてガックリ。タイトル王者の"才能ナシ"査定に、炎帝戦で敗れた名人のフルーツポンチ・村上健志からは「優勝を辞退しましょうよ!」と怒りの声も。

「宿題をしていて、紙で指を切ってしまって。その痛みで夏の夢中な気持ち、熱中していた気持ちが冷めてしまったのを詠んだのですが...」

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永世名人の梅沢富美男は「語順が悪い」とバッサリ。夏井先生は「(タイトル戦は)うっかりホームランだったのかね。素晴らしい句でしたが」と苦笑いしながら、「今回の句がやろうとしている感覚的な部分は決して悪くないが、おっちゃん(梅沢)が言ったように語順が悪いからごちゃごちゃ分かりにくくなっている」と解説。

<添削後>
紙で切る指やその血に醒める夏

先生は「"血は細く"から始まったら、みんな血が細く流れているのを思う。"指先"で、そうなのかと。でもその後に"紙で"。紙で切ったところに映像が巻き戻されてしまうでしょ。これは紙で切ったところからですよ」と添削。「この間の句が嘘だとは全く思っていませんが、同じアベレージのものを打ち続けられるのが永世名人や名人なんです。あなたもアベレージを上げる練習はしてきてください」と犬山にお説教していた。

その後、安藤が"才能ナシ最下位"、瀧川が「歩きつつ噺の稽古月涼し」で"才能アリ1位"を獲得した。

梅沢富美男が夏井先生も惜しむ"幻の代表句"、本人は「空気読めねえな!」ボツに怒り心頭

特待生昇格試験には名人初段の森口瑤子、「永世名人の道」に挑む名人10段のフルーツポンチ・村上健志、「永世名人のお手本」で句集出版を目指す永世名人の梅沢富美男が登場。森口は「嘘ばかり綴る絵日記カンナ咲く」、村上も「エンターキー中指で押し涼新た」で共に"現状維持"に終わったが、梅沢は「今回は自信ありますよ! 私の人生を詠んだ句です」と豪語する自信作を披露。

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<ボツ 残り13句>
白秋や漢字ドリルに書く名前

「俳句をやり出して、この歳になって読めない漢字がいっぱいあったんです。それから勉強をやり直したんです。いろんなドリルを買ったんです。大げさではなく小学生のドリルも買って勉強したんです。今まで勉強しなかった、学歴がないのが辛い。でも自分のための宿題です」

いつも梅沢に反抗してばかりのフルポン村上も「すごく良いですよ。文字を学ぶドリルに自分の名前を書くって感覚が良い」と絶賛。しかし、夏井先生は"ボツ"査定を告げ、梅沢は「空気読めねえな。本当に!」と怒り心頭。

先生は「おっちゃんの向学心、学ぶ姿勢に胸を打たれました。コツコツ勉強しているから小学生ファンが多いんだなって。特に"漢字ドリル"とごまかさずに書いたところは良いと思います。もう一つ褒めたいのは"白秋"という季語。自分の人生の中の秋というイメージを出そうとしている」と褒めつつ、「ただ、ダメ押しが足りていない。俳句を勉強している小学生がこの季語を選んだかもしれない。ジイさんが書いたと分かるようにダメ押しした方が良くなる」と指摘。

<添削後>
漢字ドリルに白秋の我が名記す

「最初は"漢字ドリル"のアップからです。"我が名記す"まで書けば、小学生の句だとは絶対に誰も読まない。そうすれば、おっちゃんの堂々たる代表句だよ」

先生の劇的添削に、不機嫌そうだった梅沢も「あら」「うわっ」と声を上げて感服しまくり。その姿を見逃さなかったMCの浜田雅功が「添削中に『あら』って納得してましたよ」とツッコミを入れると、梅沢は「はい...」と白状。スタジオから「もったいない」と惜しむ声も上がったが、査定は覆らず。梅沢はシュレッダー送りを呆然と見つめ続けていた。

     ◇


さて、次回のプレバトは、
俳句の才能査定ランキング」は元フィギュアスケーターの村上佳菜子が初登場!和田アキ子、貴島明日香、かまいたちの5人がランキング戦で激突!昇格試験には10段・村上健志(フルーツポンチ)と7段・横尾渉(Kis-My-Ft2)が挑む!永世名人・東国原英夫が俳句集出版に向けた挑戦も!
そして、いよいよ9月9日に開幕する秋の俳句タイトル戦「金秋戦」の予選抽選会の模様もお届け!

次回の俳句のお題は・・・
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2日(木)よる7時から お楽しみに~! 【動画はこちら】

芸術性や文才など芸能人のあらゆる才能をプロが査定! 才能アリなら絶賛!才能ナシなら容赦なく酷評!浜田雅功が最強講師陣を率いてお届けするバラエティ番組『プレバト!!』はMBS/TBS系で毎週木曜よる7時放送。https://www.mbs.jp/p-battle/

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