「梅沢さんを抜いていいんですか?」特待生昇格の武田鉄矢が不敵な笑みで"宣戦布告"

もう一度楽しむプレバト

2020/12/05 10:00

12月3日放送の「プレバト!!」俳句査定に武田鉄矢が4年ぶりに登場し、“お葬式のジーンズ”句で2度目の“才能アリ”を獲得、みごと特待生に昇格した。夏井先生は「俳句の骨法を押えている」「この後さらにやれる人だと思う」と大絶賛。永世名人・梅沢富美男も「納得ですよ」「こんな句を詠める人はそういない」と新たなライバルの登場にエールを送ると、武田は不敵な笑みを浮かべて「ドキドキしますね。梅沢さんを抜いていいんですかね?」と宣戦布告。梅沢と同年代の超大物特待生の誕生にスタジオは大盛り上がりした。

武田鉄矢が特待生昇格、「俳句の骨法を押えている」と夏井先生も太鼓判

今回は「ジーンズ」をお題に、ランキング戦にJO1の河野純喜、俳優の山田純大、マキシマム ザ ホルモンのナヲ、ラランドのサーヤが初登場。

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さらに4年ぶりに武田鉄矢も参戦し、"才能アリ"が3人も飛び出す大激戦を繰り広げた。まず、JO1・河野が「しるこ缶でジーンズ摩る冬銀河」で"才能アリ3位"。そして、"才能アリ2位"には前回も"才能アリ"を獲得した武田鉄矢がランクインした。

<才能アリ2位>
寒き喪の列にジーンズひとりあり
            武田鉄矢

「年齢も年齢なので、時折友の葬儀に出席しますと、意地を張ってジーンズを履いてくるヤツがいる。なぜかというと、かつて一緒に歌った仲間が逝ったということで。黒(喪服)が並ぶ中で忽然とジーンズが1人。フォークソングが青春でしたので、当時は制服みたいなものだったので」

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永世名人の梅沢富美男は「実にいい俳句ですよ」と絶賛しつつ、「もったいない。最後は"人ひとり"だったら1位かもしれない」とアドバイス。俳人・夏井いつき先生も「非常に印象的な場面を切り取っていますね。"寒き"が季語ですが心理的な描写としても使われており、上手いなと思います」と褒めたたえ、「さすが、おっちゃん(梅沢)です。もったいないのが、最後の"あり"のダメ押しが強すぎる。あと、"に"も少し障るかな」と解説。

<添削後>
寒き喪の列ジーンズの人ひとり

「"寒き喪の列"でカットを切り替えても、その列はしっかりと見えるわけです。そして、"ジーンズの人ひとり"。そうすると、"人ひとり"がポツンと見えてきます」。添削はされたが、先生は「(元の句は)俳句の骨法を押えている人の句だと思います。特待生になっても何の問題もない。この後さらにやれる人だと思います」と感心しきりで、武田の特待生昇格が決定。

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梅沢は「納得ですよ! こんな俳句を詠める人はそういませんから」と新たなライバルの登場にエールを送ると、武田は不敵な笑みを浮かべながら「ドキドキしますね。梅沢さんを抜いていいんですかね?」と宣戦布告。梅沢と同年代の超大物特待生の誕生にスタジオは大盛り上がりした。その後、ナヲが"凡人3位"、山田が"才能ナシ最下位"、サーヤが「小銭鳴る父の太もも酉の市」で"才能アリ1位"に輝いた。

梅沢富美男の苦しい言い訳に、思わず夏井先生が大爆笑

特待生昇格試験には特待生5級の篠田麻里子、永世名人梅沢富美男が登場。篠田が「ジーンズの聖地『KOJIMA』よ冬の虹」で4級へ昇格を果たし、句集出版を目指す梅沢はボツなら即シュレッダーの「富美男のお手本」に挑戦。梅沢はツイッターで「梅沢の句集より夏井先生が永世名人の俳句を添削した本を出してほしい #シュレッダー梅沢」という視聴者の投稿を見たことを明かし、「そう言われたら、私にも永世名人としてのプライドがありますから!」と意地の一句を披露。

<ボツ 残り26句>
馬の鼻やわらかきもの雪催い
           梅沢富美男

「競馬の馬を持っていた時に、北海道の牧場の方は必ずジーンズ姿なんです。俺も自分の馬を引いた時もジーンズだった。その時に馬の鼻から真っ白な息が出ているんです。触ってみたら、馬の鼻ってめっちゃ柔らかいんですよ。ちなみにアイルビーバックという馬を持っていたんです!」

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しかし、結果は"ボツ"。査定理由が「語順が違う」と明かされると、梅沢はふて腐れ気味に「またか!」。夏井先生が「そろそろ語順を考えてから出せばいいのに」とあきれ顔で切り返すと、梅沢は「名優ってのはそういうもんなんだよ!」と意味不明の反論をしたが、先生は「そうですか」とスルー。「"雪催い"は雪が降りそうな空模様のこと。季語はいいですね。そして場面もいいです。馬の鼻を触ってみると、思いのほか柔らかい。季語も素材もいいのに、なぜ間違えるのか? 季語からでしょ!」と解説し、添削に着手した。

<添削後>
雪催い馬の鼻とはやわらかき

「上五を"雪催い"にしたら、読んだ人は必ず空を見上げる視点を持つ。次に"馬の鼻"があったら、遠近感ができるでしょ。最後は"やわらかき"で止めることで、その後に余韻が膨らむ。そして読者はまた"雪催い"の空に視点を戻す。そうするとちゃんと季語が主役に立つわけです」

梅沢以外の全員が先生の劇的添削に納得したところで、MCの浜田雅功がシュレッダーのスイッチを押して句は粉々に。しかし、梅沢は再び「なっちゃん(夏井先生)、役者さんだからこういう語順になっちゃうのね。でも...」と謎の言い訳を繰り返すと、ついに笑いがこらえきれなくなった先生は「アハハハハッ」と大笑い。浜田が「めっちゃ笑われてますやん!」と梅沢にツッコんで、お開きとなった。

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     ◇

さて、次回は12月17日(火)の放送です!
俳句査定のお題は・・・
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芸術性や文才など芸能人のあらゆる才能をプロが査定! 才能アリなら絶賛!才能ナシなら容赦なく酷評!浜田雅功が最強講師陣を率いてお届けする新しいカルチャースクール番組『プレバト!!』はMBS/TBS系で毎週木曜よる7時放送。https://www.mbs.jp/p-battle/

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