MBS 毎日放送

2020年10月10日 10時00分 公開

林修が俳句査定に初登場!一発名人逃し夏井先生の劇的添削に「すごい世界」

9月24日放送「プレバト!!秋の3時間SP」に“最強の挑戦者”として林修が初登場。夏井いつき先生から出された3つのお題を一発でクリアすれば、特待生を飛び越して一気に俳句名人になれるスペシャル企画に挑戦した。林先生は「半年分以上のプレバトを見て勉強してきた」と明かし、用意した3句とも見事“才能アリ”を獲得。永世名人の梅沢富美男らを驚かせた。しかし、いくつか“手直し”が入り、惜しくも一発名人には届かず。夏井先生の劇的添削を受け「すごい世界。いきなり名人にならなくてよかった」と納得の表情で語った。

「無駄一つなき我が板書」林先生が自慢あふれる句で"才能アリ"

9月24日放送の「プレバト!!秋の3時間SP」で、俳人・夏井いつき先生から出された3つのお題を一発でクリアすれば俳句名人になれる番組初の企画「俳句最強の挑戦者!名人認定査定!」が行われ、最強の挑戦者として日曜よる10時から放送中「林先生の初耳学」でおなじみの林修が参戦した。東大合格請負人として多くの東大生に現代文を教えてきた"トップオブ東大"の林先生は「予備校講師ですから過去問を見て、傾向と対策を考えるのが仕事ですので、半年分以上のプレバトを分析して、こういう句を詠むと直されるなという勉強はしてきました」と手ごたえをアピール。

まず、俳人・夏井いつき先生から出された1問目のお題は「黒板」。

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査定を見守る永世名人の梅沢富美男は「一発で名人を狙ってる? バカなことを言っちゃいけませんよ。10年早い!」と失敗を予想したが、特待生3級の鈴木光は「林先生のセンター試験の国語の講座をとっていたことがあって、すごくできるようになったんです。論理がすごく秀でている方なので、一発で行くのではないか」と期待。さらに、名人2段の千原ジュニアは「『いつ名人になるの?』今日のために作ったギャグですもんね!」と煽り、林先生が「そのフレーズは最近やってないんで...」と苦笑いする中、ついに運命の査定がスタート。

<才能アリ>
望月や無駄一つなき我が板書
            林修

「黒板は普段から商売道具の一つですから、我ながらこんなうまく書けるものかという思いを、欠けることのない満月を見ながら詠みました」

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自慢に満ちあふれた句で"才能アリ"を見事に獲得。夏井先生は「季語の"望月"に強調の"や"をプラスし、季語を含まない12音のフレーズを取り合わせる。セオリー通り、手堅くやっている。さすが勉強の成果だと思います」と解説し、「そして中七の"無駄一つなき"。私も初めて見ましたよ。ここまでストレートに自信を持って書くのはすごい! 私も元々中学校で教えていましたけど、こんなこと言えたことはない」と苦笑い。

<添削例>
望月は明し無駄なき我が板書

先生は「俳句的にいうと中七が少々自慢しすぎ。"一つ"を落とすだけで言葉の質量が変わって、季語の描写に移すことができる」と添削例を挙げたが、「でも、このレベルのものができていれば上等だと思います」と文句なしの"才能アリ"を認めた。

意外すぎる実体験句で2句目も"才能アリ" の快進撃

1問目をクリアした林先生は「自慢する気もなく素直に詠んだら、全面自慢って言われるんですね」と不敵な笑みを浮かべつつも、名人になるためには3つとも"才能アリ"が最低条件であることに気づき、「ちょっと厳しすぎないですか...」と焦り出す。そして、2問目のお題「白米」では意外な実体験を詠んだ句を披露した。

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<才能アリ>
おつかいの坂や新米二十キロ
             林修

「僕は人生で3回100キロを超えたことがあるんですけど、家中の米を勝手に食べちゃうので、母親が怒って『食べた分は買ってこい』と。でも新米になると食べ方が激しいんですよ。だから『もう20キロ買ってこい』って」

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再び"才能アリ"が告げられ、夏井先生は「"おつかい"という言葉で子供のイメージが出てきます。"坂や"と強調したことで、私は帰り道の坂で何かを持って歩いているに違ないと思いました。非常にシンプルですが伝わります。さらに後半は"新米"という季語と"二十キロ"という数詞だけで映像を表現している。直しはいりません」と絶賛。快進撃が止まらない林先生は「ありがとうございます!」。

夏井先生「3句とも違う型をぶつけてきた!」と驚がく

名人昇格がかかる3問目のお題は「鎌倉と月」。

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有名観光地と"雪月花"と言われる三大季語の"月"という似通った取り合わせの難しいお題だが、林先生のことをよく知るジュニアは「これは先生、得意ですわ。鎌倉ですから。小学生の時の遊びが源氏の家系図を1人で書くことですもんね?」。鎌倉といえば源氏が開いた鎌倉幕府が連想されるが、林先生は「友達と遊ぶよりも源氏のことを書いている方がうんと楽しかった」と大の源氏好きを告白。これにはMCの浜田雅功をはじめスタジオの一同は「意味が分からない」と大爆笑。

<才能アリ>
月煌々実朝のやぐらをぐらし
            林修

"やぐら"とは鎌倉周辺の山や崖に点在する横穴式のお墓のこと。そして、"をぐらし"とは薄暗いことを指し、林先生は「やっぱり鎌倉というと、(3代将軍の)源実朝だと思うんですよ。源氏は実朝で途絶えますが、そのお墓が寿福寺にあるのですが本当にひそやかで。源氏の栄華がこんな形でしか現代に残っていないのかという思いを何とか詠めないかと思って」。

6・8・4の破調という攻めた句に、梅沢は「憎たらしいね。初めて登場したのに5・7・5じゃないんですよ。だから東大は嫌いなんだ!」。予想通り結果は"才能アリ"。初挑戦にして3句とも"才能アリ"という偉業を達成した林先生に、スタジオからどよめきと拍手が巻き起こった。

梅沢も「名人8段くらいまで行くんじゃないの? 永世名人まではまだ7年早いですけどね」と実力を認めて前言を撤回。注目は名人に認められるかどうか。期待が高まる中で、夏井先生が告げた階級は...「特待生1級!」

名人にあと1歩届かない残念な結果になったが、夏井先生は「勉強はものすごくなさっているし、知識も深い。一番驚いたのは3句とも違う型をぶつけてきたこと」と大絶賛。さらに、「"鎌倉と月"なんてベタなお題ですし、俳句はベタほど難しいんです。それを"実朝"という人物を出してくるあたりが上手いですね。しかも、わざと5・7・5のリズムをずらして、自分の感慨を出そうとする意図だと思います。"煌々"と"をぐらし"という対比もできている」と褒めちぎった。

その一方で、夏井先生は「この語順は実朝への想いが強すぎ。明るい所から暗い所に行って、寂寥感がたまっている感じなのは、自分の心に比重がいているから。やはり俳句は季語を主役にしてもらいたい」とも指摘。


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<添削例>
実朝のやぐらをぐらし月煌々

「"をぐらし"で一回暗くして、そこから見上げると月が出ている。この月を実朝も見ていたに違いないとなります。"月煌々"に比重がかかってきますね」

劇的添削を受け、林先生は「短い言葉を並べただけなのに、ここまで全部読まれてしまうのは、すごい世界」「僕もいろんな世界でポンといきなり上に行って、いろんなところで敵を作ってきたので、いきなり名人にならなくて良かった!」と納得した様子だった。

     ◇

さて、次回は10月15日(木)の放送です!
俳句査定のお題は・・・

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