土下座謝罪の戸次重幸に、夏井先生「名前と顔を覚えておきます」

もう一度楽しむプレバト

2020/04/25 10:00

 4月16日放送の「プレバト!!」俳句査定は、初登場の俳優・戸次重幸が過去にとある深夜番組で「夏井先生の査定は“ん?”って思うことがある」と批判していたことが暴露され、大慌て。しかも“才能ナシ”査定に沈み、「すみませんでした!」と土下座で謝罪する一幕があった。戸次の句には誤字もあり、夏井先生は「そんな注意散漫な方に“ん?”とか言われたくない」と痛烈なしっぺ返し。さらに「名前とお顔を覚えておきます」と要注意人物としてロックオンされてしまい、戸次は怯えまくっていた。

夏井先生を批判の戸次が痛烈なしっぺ返し「注意散漫な方に"ん?"とか言われたくない」

今回は「ランチの看板」をお題に、ランキング戦には俳優の石黒賢、演劇ユニット「TEAM NACS」の戸次重幸、野性爆弾 くっきー!、フリーアナウンサーの竹内由恵の初挑戦4人と、なんと23回目の挑戦となるKis-My-Ft2 二階堂高嗣が参戦。

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冒頭、戸次がとある深夜番組で、夏井いつき先生の査定について「"ん?"って思うことがある」と批判していたことが暴露され、浜田が「言っちゃったよ!」と大笑い。戸次は「他局の深夜ですよ? 関東ローカルですよ? なんでそんな情報入ってくるんですか?」と焦りまくる。

まず、凡人2位に「唐揚げをからっと二人春の空」と詠んだ竹内がランクイン。すると、戸次は「唐揚げ? お題に入っていないじゃないですか?」とトンチンカンなことを言い出し、査定を見守っていた名人の梅沢富美男が「発想を飛ばすなんてことも知らないで、夏井先生に四の五抜かしたのか?」と大呆れ。かなりヤバい状況に気づいた戸次は「ああ、帰りたい...」と弱気になってしまう。

続いて、石黒が凡人3位。凡人枠が全て埋まってしまい慌てた戸次は、まさかの行動に。まず、先生の添削に対して、突然席を立ち上がってスタンディングオベーション。さらに、「素晴らしい!」「さすが!」と連呼してご機嫌を取ろうとし、見かねたくっきー!が「情けねえです」と苦言を呈する場面も。

<才能ナシ4位>
昼に徳カツに寄り添う桜漬け
            戸次重幸

ついに査定が発表された戸次は「よっしゃー! こんなにうれしいことはない。だって最下位ではないんですよ」と才能ナシにも関わらずガッツポーズ。

「ランチメニューはお得。同じものでも昼に食べた方が安い。季語はネットで調べたら"桜漬け"出てきたので、なんか定食につきそうだなと思って」

この句に梅沢は「ふざけろよ!」と一喝。「"桜漬け"っていうのは、結納などおめでたい席で桜漬けにしたお茶を出すんです。ランチに出てくるか? 飲んだことあるのか? 先生の添削によく文句が言えたな!」と説教をかまされてしまう。

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夏井先生からも「"徳"と言う字は何か意図があるの?」と切り出され、戸次は「"得"と間違えました。誤字です...」と恐る恐る告白。先生が「そんな注意散漫な方に"ん?"とか言われたくない」と痛烈なしっぺ返しを食らわせると、スタジオは大爆笑。さらに、先生は「脳の中がちゃんがらになりました。この人は"桜漬け"を何だと思っているのだろう? 結納の席にカツ丼と桜漬けが出て、徳を積んだおかげでお嫁さんがもらえたってこと? 桜って、なんやお前は?」とバッサリ。

<添削後>
昼に得カツに寄り添う花菜漬け

「春の季語に菜の花のつぼみを漬物にした"花菜漬け"があります。こうすれば、ひとまず定食屋の光景にはなるけど」

先生が添削を終えると、戸次は「すみませんでした!」と土下座で謝罪し、「直されると名句です! さすが先生!」とヨイショを連発。しかし、苦々しい顔つきの夏井先生から「また来てください。名前とお顔を覚えておきます」と要注意人物としてロックオン宣告され、怯えた戸次は目をそらしまくっていた。

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キスマイ二階堂が人生3度目の"才能アリ"に歓喜、「1つ上に行けた気がします」

残るは、キスマイ二階堂とくっきー!。過去"才能アリ"はわずか2回の二階堂だが「マジで今日は1位獲ったと思います」と自信を見せる。しかし、初挑戦のくっきー!が「23回も挑戦して2回しか"才能アリ"獲ってないなんて、笑ってまいますわ」「初陣で勝っちゃってスミマセン」とツッコミを入れると、二階堂本人も苦笑い。

<才能アリ1位>
小高の地心に刻む春日傘
      Kis-My-Ft2 二階堂高嗣

"才能アリ1位"をゲットしたのは二階堂。渾身のガッツポーズを決め、喜びを大爆発させる。

「毎年3月になると福島県小高に行くんです。ある番組でお世話になった定食屋のお母さんがいるんですが、福島に行くと(放射性廃棄物の)黒いビニール袋がいっぱいあるんです。でも、それが全部なくなり、人がいっぱい来て、日傘をさしてあるいているという句です」

夏井先生は「多くの人は小高がどこにあるのか分かりにくいかもしれませんが、作者にとって強い思い出と記憶があって書きたい場合は遠慮することはない。すっきり書いた方がいいと思います。小高の地という土地の印象として"春日傘"をポンと出してくる言葉の選び方もとても良い」と絶賛。一方で、「"刻む"という言葉を外せば、"小高"か"春日傘"よりどちらを心に刻みたいかが書ける」とも解説した。

<添削後>
小高の地心に春の日傘さす/春日傘心に小高去る日かな

「"小高の地心に春の日傘さす"とすれば、心に刻むのは"小高の地"になる。逆に"春日傘"の方を心に刻むなら、"春日傘心に小高去る日かな"としてもいい。これが出来るようになったら、特待生になれるんですよ」

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二階堂は「カッコいい!」と先生の劇的添削に大喜びで、「1つ上に行けた気がします。ありがとうございます」と俳句へのやる気をみなぎらせていた。

梅沢、永世名人にはあと一歩届かず...

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その後、特待生昇格試験に特待生3級の皆藤愛子、"永世名人への道"に挑む名人10段梅沢富美男が登場。皆藤は「春暑しマスクポッケにA定食」、"永世名人"に王手のかかる梅沢も「まかないの独活あえ清し春の暮」で現状維持。あえて季語が2つ入る"季重なり"で勝負をかけた梅沢だったが、わずかに及ばず。先生から「語順さえ変えれば、きょうは(永世名人になって)パンパカパーンでした」とあと一歩だったことを明かされると、「残念だな~」と悔しがっていた。

     ◇

さて、次回は4月30日(木)よる7時放送!
家でお過ごしの皆様必見! ステイホームの名人・特待生たちに抜き打ちチェック!
「俳句」と「絵手紙」をお届けします! お楽しみに!

【動画】みどころはこちら

芸術性や文才など芸能人のあらゆる才能をプロが査定! 才能アリなら絶賛!才能ナシなら容赦なく酷評!浜田雅功が最強講師陣を率いてお届けする新しいカルチャースクール番組『プレバト!!』はMBS/TBS系で毎週木曜よる7時放送。https://www.mbs.jp/p-battle/

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