夏井先生が怒り心頭「星をドブに捨てた!」フルポン村上を一刀両断

もう一度楽しむプレバト

2019/10/03 05:30

9月26日放送の「プレバト!!」俳句査定では、“永世名人への道”で帝王・梅沢富美男を猛追する絶好調のフルーツポンチ 村上健志がまさかの“1つ後退”の憂き目に。「俺の俳句だけで1時間SPがイケる!」と豪語する自信作だったが、夏井先生は「星をドブに捨てた!」と村上をバッサリ斬り捨てて怒りを爆発。さらにランキング戦でも先生が「ホント嫌なの!迷惑!」とブチ切れる駄作が登場し、大荒れの展開となった。

「意表を突かれた!」夏井先生がミッツを大絶賛
今回は「運動会」をお題に、特待生昇格試験に特待生3級のミッツ・マングローブ、名人10段・フルーツポンチ 村上健志が登場。

20191002131831-55be55e443e2b8c0dbca3600f9a6d194bdc7d886.jpg

実はミッツは俳人・夏井いつき先生が「影のタイトルホルダー」と呼ぶほどの実力者。タイトル戦ではいつも予選落ちしているが、先生から決勝戦用に書いた幻の作品を絶賛されており、決勝に進んでいればタイトル獲得も夢ではないほど。名人となれば予選が免除されるとあって、MCの浜田雅功も「もういい加減、名人の方へ」と発破をかけると、ミッツも「上がりたいですね」と意欲をにじませる。

<1ランク昇格 特待生3級 → 2級>
秋声に褪する石灰最終種目
         ミッツ・マングローブ

「運動会で一番印象的なのが石灰のラインなんです。最後のリレーくらいになると、いろんな人の足跡で色が褪(あ)せちゃったりする。その運動会の終盤を詠みました」

タイトル戦2連覇し、調子に乗りまくっているフルポン村上は「"最終種目"は実際の種目を言っちゃった方がいい」と上から目線で指摘。先生の評価のポイントも「"最終種目"の是非」だと判明すると村上はドヤ顔を見せたが、査定結果はなんと1ランク昇格でミッツは「やった~!」と大喜び。

20191002131917-17cf70a86a36c78d0b9703daf99c510644169c93.jpg

先生は「味わいが大人でしたね。ちょっと意表を突かれたというのが正直な気持ちです」と良い意味で裏切られたことを明かし、「まず、秋の物寂しい気持ちの季語"秋声"。それに褪せているものがある。"石灰"と出てきた時に、私は"石灰岩"とか秋の風景を詠んでいるのかなと一瞬思いましたが、"最終種目"であの石灰のラインなんだと一発でひっくり返るように分かりました! そうすると逆に意味が詠み手の中に意味が流れ込んでくるんですよね。この1単語だけで」と大絶賛。

さらに、先生は「具体的な種目を書いた方がいいという意見もありましたが、ここで"リレー"とかでは逆に賑やかになってしまうでしょ」と解説し、的外れな指摘をした村上にスタジオから失笑が漏れる場面も。そして、「最後の種目、運動会もいよいよ終わる。私は今年で定年退職する校長先生とか、しみじみとした感じを受け止めたんです。最後の一言ですごい展開。さすがミッツさん! しみじみと褒めたいと思います」と褒めちぎり、ミッツは「うれしい!」と満面の笑みで昇格の喜びに浸っていた。

フルポン村上"1つ後退"で赤っ恥
"永世名人への道"に挑む村上は「早くみんなに句を見てほしかった。今日は俺の俳句だけで1時間SPがイケるんじゃないか」と豪語し、浜田が「(1時間SPが)もつか?」とイラついた表情を見せる中、カマキリの古名"いぼむしり"を用いた自信作を披露する。

<1つ後退 ☆2つ → ☆1つ>
リレーバトン空のケースにいぼむしり
         フルーツポンチ 村上健志

「運動会のことを考えていたらリレーバトンのことは思いつくじゃないですか。あれってケースに入っていたよなって思いついて、それでうれしくなっちゃって」

村上はニヤけ顔を浮かべてそれ以上説明しようとはせず、浜田が「ちゃんと説明せえよ! 何やねん、お前!」とツッコむと、やっと「ケースが空ってことは、もうバトンが使われてるってこと。運動会の練習かもしれないし、本番かもしれないけど、その時点でリレーって言っていないのに熱気がありありと浮かんでくるでしょ。普通だったら"秋の日差し"とか言いたくなるんですけど、あえてのカマキリ」と得意げに解説。しかし、まさかの"1つ後退"査定が告げられ、村上は完全フリーズしてしまう。

20191002144501-067a11ad4138881bc27decf6d7dcc83fc4374af8.jpg

夏井先生は「発想はさすがだとは思いますよ」と切り出すと、納得のいかない村上は「そうですよね」とポツリ。さらに「厳しいな...」とブツクサつぶやくと、先生は「厳しいなんてもんじゃないですよ。普通です、これは!」と一喝。さらに「"空の"とかいう必要はないんですよ。絶対にいらないよ! むしろ大事なことを自分で言ったでしょ? リレーの何をやってるかって、練習と書けばいいんですよ」と解説。ポカンとする村上だったが、浜田が「練習をやってるってことは、もう(バトンケースが)空になってるってこと」と口を挟むと、先生は「その通りです!」。

<添削後>
リレー練習バトンケースにいぼむしり

「まずリレー練習の映像。手前の方に空っぽのバトンケースが放り出してある。そこにかすかな影が見えて、カマキリが顔を出す。"いぼむしり"に焦点がアップになって一句が終わる方が、季語が効果的に見えてくる」と劇的添削を施し、「せっかく面白い光景を見つけてるのに、"空の"とかいらんこと言うことで、星をドブに捨てた」と一刀両断。バッサリ切り捨てられた村上は「厳しいわ! これが10段?」と天を仰いで、ぼう然としていた。

キスマイ宮田が「バンソウコウ」句でまさかの"才能アリ1位"
ランキング戦には、元関脇・寺尾の錣山親方、元サッカー日本代表の中澤佑二が初登場。さらに特待生候補の髙田万由子、過去2回は1位と2位で好調な増田惠子、今回が15回目の挑戦となるKis-My-Ft2 宮田俊哉が参戦。しかし、夏井先生は厳しい顔つきで「最下位が酷すぎる。誰だろうと思って、顔をひとりひとりじっと見ています」と明かし、スタジオに緊迫した空気が張り詰める。

"凡人2位"に増田、"凡人4位"に中澤、"凡人3位"に高田がランクインし、先生が「ホント嫌なの!迷惑!」とブチ切れる地獄の最下位をキスマイ宮田と錣山親方が争う展開に。さらに、俳句査定に15回以上出演して特待生になれていないのは宮田とメンバーの二階堂高嗣の2人だけだと判明し、宮田は「最近、二階堂と2人で飲みに行って『全然、俳句分かんねえな』とグチり合っていた」と全く自信がない様子。一方、「(過去に最下位となった)豊ノ島を越えられれば、親方としてのメンツは保てる」と語っていた錣山親方も雲行きが怪しくなって、「すごくキツいっすね...」と焦りまくる。

20191002144951-fbe7ed71333bd88265157da64d04e59fa4a111cb.jpg

<才能アリ1位>
運動会父とお揃いバンソウコウ
        Kis-My-Ft2 宮田俊哉

"才能ナシ最下位"となってしまった錣山親方が「明日からどうやって指導していこう...」と頭を抱える中、まさかの"才能アリ1位"に輝いた宮田はガッツポーズで「うおぉぉー! やったー!」と喜びを大爆発。

「お題の写真のお父さんはケガしてるじゃないですか。この後どうするんだろうって。きっとお母さんが絆創膏を貼ってくれるんだろうな。息子と同じ膝に絆創膏が貼ってあったら可愛いなって思ったんです」

夏井先生は「1位があなただったなんてビックリですよ」と笑顔を見せ、「絆創膏という物に焦点を絞ったのが成功の大きな理由。この状況を詠むだけで"運動会"という季語が主張をし始めますね。転んだ時の様子だとか、『お揃いだね』って親子で照れている感じとか、運動会と終わった後の場面を一緒に想像させます。それが一番大きな効果ですね。あえて漢字ではなくカタカナで"バンソウコウ"と書くことで可愛らしさも出ましたよ」とべた褒め。「直しはいらない!」と先生がうれしそうに告げると、宮田も「よかったー!」と満面の笑みで久しぶりの1位を噛みしめていた。

     ◇

次回の「プレバト!!」は秋のタイトル戦3時間スペシャル!
お題は・・・
20191002152307-cb0bbe009b3b65dfb827e1e431cdcfc946aaedb9.png
【動画】夏井いつき先生によるみどころはこちら

芸術性や文才など芸能人のあらゆる才能をプロが査定! 才能アリなら絶賛!才能ナシなら容赦なく酷評!浜田雅功が最強講師陣を率いてお届けする新しいカルチャースクール番組『プレバト!!』はMBS/TBS系で毎週木曜よる7時放送。https://www.mbs.jp/p-battle/

SHARE
X(旧Twitter)
Facebook