東国原英夫「俳句ハラスメント」で法的措置!? 夏井先生ご立腹!

もう一度楽しむプレバト

2019/09/18 20:30

9月12日放送の「プレバト!!」俳句査定は、“永世名人への道”で一進一退に苦しむ東国原英夫が「もう“俳ハラ”ですよ! 法的措置を検討しています」と言い出す衝撃の展開に。しかし、たけし軍団時代の“謹慎”の句で“1つ前進”を勝ち取ると、大喜びの東国原はしれっと「訴えるのやめます」。手の平を返す東国原に夏井先生は「それはさておき、“俳ハラ”ですか?」と蒸し返しはじめ、スタジオに緊張が走った。

「特待生になれなかったら筆を置く」背水の陣・篠田麻里子が見事に特待生昇格

今回は「夕方の買い物帰り」をお題に、ランキング戦にジャニーズNo.1文豪のNEWS 加藤シゲアキが初登場。さらに過去"才能アリ"を4度も獲得している篠田麻里子、朝加真由美、筧利夫、古閑美保も参戦し、最下位でも"凡人"という超ハイレベルな戦いを繰り広げる。

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特待生候補との呼び声が高い篠田だが、番組アシスタントの玉巻映美アナウンサーから「星野真里さんや藤井隆さんと同じく"特待生になりきれない枠"常連となりつつあります」と淡々と紹介されると、「そんなのあるんですか?」と苦笑い。MCの浜田雅功からも「なりそうで、なれない」と痛いところをツッコまれると、覚悟を決めた篠田は「もし今回、特待生になれなかったら筆を置こうと思います」と背水の陣を宣言。スタジオにどよめきが巻き起こる。

そして、朝加が"才能アリ2位"、筧が"凡人3位"、加藤が"凡人4位"にランクインし、残るは篠田と古閑の2人に。浜田が「"才能アリ1位"は篠田麻里子!」と告げると、篠田は「うわあぁ!」と歓喜の声を上げ、元女子ゴルフ賞金女王の古閑は「つら~い。人生で最下位なんか取ったことない...」とガックリ。

<才能アリ1位 特待生昇格>
引き波を自転車で追う秋夕焼
        篠田麻里子

「私は福岡県の糸島出身なのですが、学校帰りに自転車に乗っていたら、ちょうど夕日が見える時間帯で。沖に漁船が走っていて、その後を引き波の白い線が出るんですね。その線が夕日の赤とコントラストになっていて、すごくロマンティックだったんです」

俳人・夏井いつき先生は「キレイにできたと思います。まず"引き波"という映像が出てきますね。私は波打ち際の砂浜のイメージでしたが、この句はそこを明確に書いていないが"秋夕焼"という季語の光景が断片的に立ち上がってくるので、逆にこれくらいで良い。"自転車で追う"の後に"秋夕焼"が奥行きを持って出てくる。それぞれの言葉が邪魔しないで、ムードや叙情のようなものもある」と大絶賛。

さらに浜田が「篠田は5回目の"才能アリ"なんですけど...」とお伺いを立てると、先生は「とても良いレベルで作ってきてくれている。特にご自身らしい世界を持っている。特待生になって大丈夫ですよ!」と太鼓判を押し、特待生昇格が決定。見事な有言実行で昇格を果たした篠田は「やったー!」とバンザイで満面の笑みを浮かべていた。

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「閉まる門って何? 刑務所?」夏井先生の指摘に中田喜子が「嘘でしょ...」

特待生昇格試験には、名人2段の中田喜子、永世名人を目指す名人10段・東国原英夫が登場。中田は「本当に焦っているんです! (特待生1級の)千原ジュニアさんも立川志らくさんもどんどん来てますでしょ」と下からの突き上げを脅威に感じていることを訴えたが、浜田が「中田さんは驚きの顔さえもらえれば」と言い出し、番組でいつもイジられる「あーっ...」と悲鳴を上げる表情が映し出されるハメに。悔しい中田はライバルたちに差をつけるべく工夫を凝らした一句を披露する。

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<現状維持 名人2段>
閉じる門「さよなら」は秋夕焼色
           中田喜子

「小学校の校門が閉まる瞬間を詠んだんです。あえて"閉じる門"にしてみました。閉じていく時間に、奥から小学生が走って来るかもしれない。そういう映像も夏井先生に分かっていただきたいな」

東国原は「なかなか良い句だと思います。『さよなら』を色で表現したのはオシャレだなあ。普通に考えたら昇格する句」と褒めちぎったが、「でもね。視聴者は中田さんの"あの顔"が見たいんですよ」と不吉な発言。不安に駆られた中田が顔を歪めると、浜田は「もう出たやん!」と大はしゃぎ。そして、無情にも"現状維持"が告げられると、中田が「あーっ、あぁ...」と悲嘆に暮れる浜田の期待通りの展開に。さらに追い打ちをかけるように、夏井先生から「何の門なの? えっ、刑務所?」と指摘され、中田は「嘘でしょ...」と絶句してしまう。

先生は「『さよなら』と展開するから学校の門だと分からないわけじゃないけど、思っていることがきちんと読む人に伝わるかどうか。工夫したばっかりに弱くなっている。素直に書けばいいんですよ」と添削に着手。

<添削後>
校門の「さよなら」は秋夕焼色

「こうすれば後半の声が限定される。その声は子供たち。『先生、さようなら』という声は秋夕焼の色ですねって言われたら、みんな素直に比喩がキレイだね、かわいいなって思うんですよ」と句を直し、先生は再び「そうじゃないと『もう2度とここには来るなよ』だと思うじゃない」。浜田も「そうですよ。確かに刑務所ですよ!」と大笑いしていたが、中田は「普通、校門でしょ?」と最後まで納得がいかない様子だった。

「やっぱ謹慎もしておくべき」東国原が21年前の不祥事の句で"一つ前進"

"永世名人への道"で1つ前進しては後退を繰り返す東国原は「精神的に負担がかかる...」と疲れ切った表情。ツイッターで「俳句ハラスメント」だと非難していることも明かされ、「もう"俳ハラ"ですよ! 法的措置を検討していますから」とイライラは爆発寸前。そのうっ憤を晴らすべく、かつて"たけし軍団"の一員として世間を騒がせた事件を題材にした驚きの一句を披露する。

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<1つ前進 ☆1つ>
謹慎の身に沁むタップダンス踏む
           東国原英夫

「21年前に不祥事を起こしまして、謹慎になったんです。その時、たけし軍団はタップダンスを練習していて、謹慎で仕事はゼロなんだけどもタップダンスだけはどうしても止めたくなかったんですよ。でも練習しても披露する場はあるのか、未来はどうなるのか。不安の中で、一人で練習するタップダンスの音が自分の身に沁みた」

やけくそ気味だった東国原は、予想外の"1つ前進"を勝ち取って「おお!おほほほ!」と大喜び。そして、しれっと「ごめんなさん。僕、俳ハラで訴えるのやめます」と前言撤回し、あまりの変わり身の早さにスタジオから失笑が漏れる場面も。

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夏井先生は「よくこれだけの情報を一句の中に入れて、破綻しなかったものです」と驚かされたようで、「工夫が2つあります。まず、秋の冷たさをいう"身に沁む"という季語の置き方に工夫がある。これを"謹慎の身"にくっつける。状況が分かるので、ますます身に沁みてくるじゃないですか」と大絶賛。

さらに、「でも、このままサラッとやったら何の謹慎なの? ですが、"タップダンス"という具体的な情報が入ってくるわけです。何か芸をやっている人で、謹慎の身なんだけど、いつ舞台に上がれるか分からないけど、タップダンスをひたすら練習しているに違いないと、読んだ人は想像ができる。"沁む""踏む"と韻を踏むことによって、繰り返されていく謹慎の日々のイメージもそこはかとなく伝わってきます。しかも、話を聞いたら実体験なんでしょ。大したものです。謹慎の身でよくぞここまで」と感心しきり。

しかし、先生は一転して厳しい表情で「それはさておき、"俳ハラ"ですか?」と問い詰め始めると、東国原は慌てて顔をそむけたが、意外にも「まあ、それくらい引きずるほど真剣にやっていただいているというのが、私としてはうれしい」とおとがめなし。先生が「これからも"俳ハラ"頑張っていこうと思います」と笑顔で宣言すると、スタジオは大爆笑。安堵した東国原は「やっぱ謹慎もしておくべきですね」としみじみ語っていた。

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     ◇

さて、次回の俳句査定のお題は・・・

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【動画】夏井いつき先生によるみどころはこちら

芸術性や文才など芸能人のあらゆる才能をプロが査定! 才能アリなら絶賛!才能ナシなら容赦なく酷評!浜田雅功が最強講師陣を率いてお届けする新しいカルチャースクール番組『プレバト!!』はMBS/TBS系で毎週木曜よる7時放送。https://www.mbs.jp/p-battle/

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