夏井先生もビックリ! 和田アキ子が人生初の"才能アリ"に大号泣

もう一度楽しむプレバト

2019/08/15 05:30

8月8日放送の「プレバト!!」俳句査定は、まさかの“才能アリ2位”を獲得した和田アキ子が「うれしー!ウアアァ!!」と雄叫びを上げて大号泣。夏井先生も「作者が分かって、もうビックリ!ビックリ!」と大興奮した。さらに、先生が「この子だけは上手にならんと思ってた」と諦めていた丘みどりが人生初の“才能アリ1位”に輝き、歓喜のむせび泣き。“涙の嵐”が吹き荒れる異例の展開となった。

「今日は思い切り飲みたい!」和田アキ子が人生初の"才能アリ"
今回はたくさんの車が並ぶ駐車場の写真で「お盆のサービスエリア」をお題に、ランキング戦には4年ぶり登場の和田アキ子、厚切りジェイソン、丘みどり、星野真里、美保純が参戦。序盤から、前回"才能アリ"を獲得した厚切りジェイソンが"凡人3位"、特待生候補の星野が"凡人4位"に沈む波乱の展開に。

20190813155644-25ad563ce1dbb38e46c795779fafdeaaf5363271.jpg

<才能アリ2位>
裏道も果てなき尾灯夏の月
         和田アキ子

定位置の3位、4位が埋まってしまい「ヤバい...最下位だ」と諦めモードの和田は、MCの浜田雅功から「第2位は...和田アキ子!」と名前を呼ばれてもキョトンとした表情。状況が飲み込めず、「ウホッ、ウホッ」としか声が出ず、浜田から「ゴリラか?」とツッコまれる場面も。やっと人生初の"才能アリ"だと理解すると、「ちょっと...泣きそう。マジ?」と涙を浮かべ、「うれしー!ウアアァ!!」と歓喜の雄叫びを上げた。

「私は混雑が嫌いなんですよ。でも高速はいつまでも渋滞していて、裏道を回っても一緒。ブレーキランプがずっと灯っていて、そのうちに夜になって上を見上げている」

査定を見守っていた名人10段の東国原英夫は「僕は圧力がかかって2位だと思ったが、この句を見たら正当に評価されていると思いました。"も"という助詞は気を付けなければいけないが、表もということが想像できる」と称賛し、夏井先生も「この句の中で考えなければいけないポイントは"も"なんです。これは正解です。"裏道も"ということは、表の大きな道も当然渋滞だと言いたいわけです」と高く評価。

<添削後>
裏道も尾灯果てなし夏の月

一方で、先生は「しかし、読んでいくと特待生以上の人は"も"が気になるわけです。これをあまり気にならないようにする方法もあります」とも指摘。「"果てなし"として、"尾灯"と順番をひっくり返すことで、裏道も果てがないですねと文脈が流れていくので、説明臭さがなくなります。尾灯が果てなく続いている光景が広がってきます。そうすると、夏の月が尾灯のように赤く熱く浮かんでいる感じになります」と添削したが、和田の渾身の一句を「作者が分かって、もうビックリ!ビックリ!」と大絶賛。ご機嫌な和田も「きょうは思い切り飲みたい!」と満面の笑みを浮かべていた。

夏井先生「この子だけは上手にならんと思ってた」
最後は「ラストチャレンジのつもりでやってきました」と"才能ナシ"から抜け出せない崖っぷちの丘、「NHKの俳句番組で夏井先生から『センスあるね!』と言われた」と自信満々の美保が激突。誰もが予想しなかった丘が1位だと明かされると、丘は「キャアー!キャアー!」と涙を浮かべながら大絶叫。"才能ナシ最下位"の美保も「マジでー?」と悔し泣きで、スタジオに涙の嵐が吹き荒れた。

<才能アリ1位>
夏の雲サイドミラーにひしめきぬ
         丘みどり

「お盆のサービスエリアがすごく込んでいて。飲み物でも買いに行こうかなと出ようとした時に、ふとサイドミラーに映ったたくさんの雲を見て、夏だなと感じた」

名人・東国原は「普通は"映る"と詠むけど、小さいサイドミラーに夏の雲がひしめいている。これはなかなか出てこない」と絶賛。一方で、あまりの出来栄えに「これは相当勉強されたか、誰かに考えてもらったか」と疑惑の目を向けると、丘はあわてて「勉強したんです!」。

夏井先生は「あなたの目に映ったものを素直に的確な言葉で表現できている。それを褒めないといけない」と太鼓判を押し、「"に"はサイドミラーという小さなものに焦点を絞る効果を持っています。そして"ひしめく"という動詞を選び、夏の雲の勢いも分かります。シンプルだけど、よく作られている」と大絶賛。さらに、「作者を見てあんぐりです。よく勉強した! エラい! この子だけは上手にならんと思ってましたよ」と褒めながら本音をもらすと、スタジオは大爆笑に包まれた。

20190813185223-5d586ad49c5eb55f13ce84bef4e13524a19c161d.jpg

東国原"墓参り"の句に「ゾゾッとしません?」
特待生昇格試験には、初の昇格試験に挑む特待生5級のA.B.C-Z 河合郁人、帝王・梅沢富美男らと"永世名人への道"を争う名人10段の東国原英夫が登場。河合は「渋滞時ぬるいソーダと焼けた腕」で惜しくも"現状維持"に。そして、前回"1つ後退"してしまった東国原は「☆を取り上げられるのは、どれだけヘコむことか! タクシーに乗れば(運転手に)『取られましたな』と言われるし」と悔しさをむき出しに、お盆の墓参りに発想を飛ばした一句でリベンジを狙う。

20190813160107-b3d2513b740c62df7c25ec5208a2536b1922e958.jpg

<現状維持 ☆ゼロ>
墓参り後ろに誰かゐるやうな
         東国原英夫

「墓参りにいくと何か後ろに気配がある。ご先祖様なのか、何なのか。でも、もし先祖だったら振り返ったら帰ってしまうような気がする。大切にしながらお参りしているけど、なんかゾーッとしているんです」

しかし結果は"現状維持"。夏井先生は「伝えたいことはちゃんと分かります。特に何かいるんじゃないかという気配は多くの人が共感すると思います」とうなずきつつ、「でも、そうなるとリアリティーがちょっとだけ足りないんです。"やうな"でちょっとだけ削げてしまう。"誰か"から行きましょう。あと、本人の言葉に"気配"といういい言葉がありましたよ」と添削に着手する。

<添削後>
たれかゐるけはひ墓参りのうしろ

「文語表現で、ひらがなで行きましょう。最後に"うしろ"と言われた瞬間に、えっ? って思うわけです。ゾゾッとしませんでしたか? これができれば、一歩前進でした」

先生の劇的添削にスタジオの一同は「ゾクッとする!」とうなずいたが、東国原は「皆さん、どうですか? この難しさ! この厳しさ!」と悲鳴を上げ、過酷すぎる道のりを訴えかけていた。

     ◇

さて、次回の俳句査定は...夏井選抜・天才小中学生と名人・特待生が激突!
20190813103043-b78e3a0581c91d0166f0c06703b6d3cb4a7ca884.jpg

【動画】夏井いつき先生によるみどころはこちら

芸術性や文才など芸能人のあらゆる才能をプロが査定! 才能アリなら絶賛!才能ナシなら容赦なく酷評!浜田雅功が最強講師陣を率いてお届けする新しいカルチャースクール番組『プレバト!!』はMBS/TBS系で毎週木曜よる7時放送。https://www.mbs.jp/p-battle/

SHARE
X(旧Twitter)
Facebook