キスマイ横尾渉が覚悟の一句で1年ぶりの昇格!夏井先生「言葉を信じている」

もう一度楽しむプレバト

2019/07/13 15:00

7月11日放送の「プレバト!!」俳句の特待生昇格試験に、名人3段ながら1年間“現状維持”が続くKis-My-Ft2の横尾渉が登場。「昇格しなかったら炎帝戦に予選から参加する」と名人の特権を放棄する覚悟の一句で、ついに1ランク昇格を勝ち取った。
夏井いつき先生は、季語と続くフレーズを見事に対比させた横尾の句を「言葉を信じている」と大絶賛。1年ぶりの昇格に横尾は「よっしゃー!」と歓喜の雄叫びを上げた。

キスマイ横尾に、浜田「坊主にする?」
今回は「夏の日光ハイキング」の写真がお題。特待生昇格試験には特待生2級の立川志らく、名人3段のKis-My-Ft2 横尾渉が挑戦。

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1年間"現状維持"が続くキスマイ横尾は「もし昇格しなかった場合は、炎帝戦に予選から参加します」と名人の特権・予選免除を捨てる決意を表明。悪ノリしたMCの浜田雅功から「あとは坊主にする?」とさらにハードルを上げられたが、「それくらいの覚悟で!」と宣言。背水の陣で運命の査定に臨む。

<1ランク昇格 3段 → 4段>
ひまわりや廃線沿いのラーメン屋
     Kis-My-Ft2 横尾渉

「廃線沿いにもラーメン屋さんや定食屋さんがある。昭和や平成も乗り越えて、頑張っている姿を思い浮かべた」

お題から田舎の廃線沿いに発想を飛ばした渾身の一句を披露し、手を合わせて祈るように査定を待つ横尾に告げられた査定結果は「1ランク昇格!」。1年ぶりの昇格を果たした横尾は「よっしゃー! やった! やっと...」とガッツポーズで歓喜の雄叫びを上げる。

夏井先生は「"ひまわり"という季語から映像が始まり、"や"で強調。季語とは関係のない12音でワンフレーズ。基本中の基本にちゃんと立ち戻っている。それをまず褒めましょう!」と絶賛。

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さらに、「ここからがいいですね。"廃線沿い"と言った瞬間に、長い、広い光景に切り替わる。そして、いきなり"ラーメン屋"。ここまで読むと、この線が廃線になっていない頃はさぞ繁盛していたに違いない。今の状況を一切説明していないが、全部伝わってる。"ひまわり"の明るさと、"廃線"の暗いイメージとの対比。ラーメン屋の様子も"廃"の字でイメージできる。言葉を信じないと難しい」と惜しみない賛辞を贈った。

「一度も登ったことがない」志らくが"登山"の句でまさかの昇格
一方、昇格すれば名人の座に王手となる志らくは「皆さんとは全然違う視点でドーンといきました」と自信作で勝負をかける。

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<1ランク昇格 2級 → 1級>
豪雨の登山これより先は神の庭
         立川志らく

志らくは開口一番「これは私の知り合いが実際に経験したことなんで。私は山なんか一度も登ったことがない」とまさかの告白。スタジオが苦笑いに包まれる中で、「日光にハイキングに行くと、比較的油断して登ってしまう場合があるそうで。豪雨の中なんとか登ってみて、ある程度行くとパーッと晴れて、まるで神様の庭に来たような気分だったと聞いたことがあって。それをそのまま詠みました」。

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名人のキスマイ横尾が「"これより先は"は説明なのでいらないのでは?」と指摘すると、志らくは「私はそこにこだわったんです」。意見が真っ二つに割れる中、夏井先生の評価のポイントも同じく"これより先は"の是非に。そして先生から「1ランク昇格」が告げられると、志らくは手を小さく叩きながら、うれしさをにじませた。

先生は「いきなり7音の字余りの"豪雨の登山"。そして、どう展開するかと思ったら"これより先は"。具体的な映像は何も言わない。普通ならダメです。ですから名人の指摘も間違っていない」と切り出しつつ、「しかしながら、この言葉はわざと伏線として置かれている。一体何だろうと思わせて"神の庭"。決して具体的な描写ではないが、豪雨の登山の後に初めて見ることができる光景こそが"神の庭"なんですと持ってくるわけです」と大絶賛。

一方で、「私は登山をかなりやってるとばかり思っていました。『行ったことがない』と言われ、ぼう然としています」と苦笑いを浮かべたが、査定は変わらず。悲願の名人まであと1つに迫った志らくは深々と頭を下げていた。

「確認します!」夏井先生"恐怖の尋問"がさく裂!
ランキング戦には、池上季実子、田中要次、藤井隆に加え、元宝塚宙組トップスターの朝夏まなと、新体操元日本代表の畠山愛理が初参戦。田中、池上、朝夏が"凡人"査定となり、勝負は過去に4回"才能アリ1位"を獲得している特待生候補の藤井と、初挑戦の畠山の一騎打ちに。

<凡人最下位 → 才能ナシ最下位>
夏探し頬触れる風肩をすくめる
           藤井隆

「写真を見ていたら、なんだか夏の日光というより、涼しそうな秋の気配を感じまして」

畠山に「最下位、大丈夫ですか?」と上から目線で声をかけ、勝利を確信していた藤井だったが、まさかの"凡人最下位"査定が告げられ、スタジオは騒然となる。

さらに夏井先生が藤井に「確認します!」と恐怖の尋問をスタート。「"夏探し"は何ですか?」。藤井が「秋の季語です...」と恐る恐る答えると、先生は「秋の涼しげな様子を表現したかったんですね? だとしたら"才能ナシ"です!」。

<添削後>
夏がゆく風か野をゆく頬さやか

先生は「秋を表現したいなら全然アウトです!」とバッサリ。「夏が過ぎていった風ですよね? だったら書くんですよ"夏がゆく"って。そして"風か"と自分に問いかけるんです。頬と肩二つ入れる必要はないし、肩をすくめている場合じゃないでしょ! ここで"野"と場所を書かないと。"頬さやか"くらいでどうですか。これが秋の気分になります」と添削。

元の句から"夏""風""頬"の3音しか残らない結果となり、藤井は「(俳句を)考えた時間、返してほしいです」と悔しそうにつぶやいた。

     ◇

さて、次回の俳句査定は、
名人・特待生が大集結! 夏のタイトル戦・炎帝戦
絶対王者・梅沢の夏連覇なるか!? 特待生が下克上を狙う。
お題は・・・

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【動画】夏井いつき先生によるみどころはこちら

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